[全般]ゴールデンウィーク中に注目材料目白押し
米1-3月期GDPは予想を大きく下回ったことでドル売りが先行。FOMCや日銀会合では特に目新しいものは見られない中で、ユーロ買いを中心にポジション調整の動きが強まった。
ユーロ圏の金利上昇が米国や日本の金利も押し上げている。結果的にユーロショートの巻き戻しが進んだことで、原油価格や株価も上昇するなどこれまでの流れに変化が見られ始めている。
今週は日本が本格的な大型連休の中で、4月の米雇用統計やISM非製造業などが発表される。
4月の数字は米国1-3月経済指標が悪天候や港湾ストなどの影響で悪化した反動がみられるのか注目される。ここにきて米企業の賃上げが活発化していることや、先週の新規失業保険申請件数の改善結果を見ると期待感が高まる。予想通り景気回復の兆しがみられるようであれば早期利上げ観測からのドル買いが強まることになる。ただ、時間的なずれから予想を下回るようであればドルの失望売りが進むと同時にユーロ買い戻しの動きが強まる。そうなれば、ドル円やクロス円を押し下げるきっかけにもつながりかねない。
先週からユーロの動きが他の通貨に影響を及ぼし始めている。
ドイツの長期債利回り急上昇により米長期金利も上昇したことがドル円の底を押し上げる要因となった。ユーロは対ドルだけではなく対円、ポンド、そしてオセアニア通貨などでも買われるなど、ここにきて相場の中心となっている。
今週も米ドル以上にユーロが他の主要通貨に大きく影響を及ぼすと考えられ、ユーロが反落するようであればドル円の下落にもつながりかねない。
今週は英国の選挙や豪州政策会合なども控え、他の主要通貨の動向がユーロの動きを複雑にしそうだ。
日本勢が不在の間に円がらみのオプションの行使を迎えるといった話もある。
そのため円が一方向に動きやすく、レンジブレークを狙った投機筋などの動きにも注意したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]日本勢不在で円乱高下も


先週の日銀会合では当面追加緩和の可能性が低いとの見方から一時的に円買いの動きが強まった。しかし、FOMCや米GDPなどのイベントリスクがなくなったことで円売りの安心感が強まった。また、ドイツ債利回りが上昇したことから米長期金利もつられて上昇。ドル高がドル円の押し上げ要因となっている。ただ、ユーロ以外のクロス円に対しては寧ろ円は上昇。
結果的にユーロがドル円を押し上げた格好だけに、ユーロが反落した時にはドル円も下落に転じる可能性が高い。
一方、今週は日本勢がゴールデンウィークで不在となることから、投機筋が円で仕掛けやすくなっている。8時間足を見ると三角保ち合いが収束してきており、ドル金利上昇に合わせて上値ブレイクの可能性が高まる。
ただ、週の後半には日本勢も休みから戻ることや、米雇用統計の発表も控えることからポジションの巻き戻しによるドル売りの動きには注意したい。
今週のドル円予想レンジ:122円00銭~118円50銭
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[ユーロ米ドル]ドイツ金利次第でユーロ反落リスクも


ギリシャが債務交渉チームを再編したことで合意に向けた進展期待が高まりユーロが上昇。また、ドイツ消費者物価指数が改善したことでユーロ圏がデフレから脱出しつつあるとの見方からドイツ債利回りが上昇。一年前から始まったユーロ下落によるショートポジションの巻き戻しがドルやポンド、そして円に対して入ったと考えられる。
ただ、米国の早期利上げ観測は依然として燻ぶる中で、今週末には米雇用統計の発表が控える。
前月は予想を大きく下回ったことから、今回はその反動で上振れる可能性が高いだけに、ユーロの上昇に一旦は歯止めがかかりそうだ。
ただし、先週末は日足フィボナッチの38.2%戻しとなる1.1290付近で上値を抑えられたものの、まだ買いの勢いは残る。
次の上値目標は日足フィボナッチの50%戻しとなる1.15ドル付近が意識される。
ドイツの長期金利上昇が一服したところがユーロ反落のサインとなるだろう。
今週のユーロドル予想レンジ:1.1500(日足50%)~1.1000(2時間足38.2%)
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[豪ドル米ドル]RBA会合での利下げ織り込む

先週はRBNZ政策会合で利下げは見送られたものの、追加緩和の可能性が示されたことでNZドルは下落に転じた。この後、豪ドルも同時に1-3月期PPIが予想を大きく下回ったことで下落に転じた。
今週は5日にRBA会合が開かれ、政策金利を2.25%から2.0%に0.25%引き下げられると予想される。市場は既に利下げを織り込み始めていることから、NZドルとは違い発表後はそれ程大きな下落につながらないとみる。
ここにきて原油価格が1バレル60ドル近くまで上昇するなど、資源国通貨にとっては追い風が吹いている。中国も金利を引き下げるなど景気刺激策を続けていることから、豪州にとっては最悪期を脱した可能性がある。
今回の利下げでそろそろ金利底打ち感が出るようであれば、利下げが実施された場合には寧ろ、その後豪ドルの反転につながる可能性もある。
本邦機関投資家などが外債購入枠を拡大していることから、下げたところでは豪ドル買いのチャンスとなりそうだ。
今週の豪ドルドル予想レンジ:0.8000~0.7680(76.4%)
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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