ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-05

[全般]方向感乏しく損切り狙う動き

昨日のNY市場では米貿易収支の悪化を理由にそれまで底堅い動きを示していたドルや株価が損切りを巻き込み下落に転じた。
日本がゴールデンウィークの真っただ中という事もあり流動性の低下したアジア市場で豪ドルが上下に激しく振れた。
RBAが政策会合を開き政策金利を0.25%引き下げたものの、材料出尽くしとの見方から下落後上昇に転じるなど荒っぽい動きとなった。
欧州市場では前日のドル高の流れを引き継ぎ、ユーロを中心にドル買いからスタート。目先のドルショートを炙り出した。しかし、NY時間に発表された米3月貿易収支が予想以上の赤字拡大となったことでドルが一転して全面安。今度はドルロングの損切りを巻き込むなど損切りを狙う動きが目立った。この日は米4月ISM非製造業景況指数も発表され、予想を上回る結果となったがドル高に反応せず売りが優勢だった。
債券市場ではISMの結果をみて安全資産の債券売りが進み利回りは上昇する一方で、株式市場は貿易収支悪化から前日の上昇から一転して大幅下落に転じた。
結果だけでみると米国の早期利上げ観測が高まった時の動きだが、昨日の動きはポジションの巻き戻しが入ったとみるべきだろう。それは為替市場だけではなく株式や債券、そして原油市場でも同様の動きがみられる。
今日のアジア時間には中国PMIや豪州小売売上の発表を控えており、豪ドルの動きに注目が集まる。昨日の利下げ以降豪ドルは寧ろ堅調な動きが続いているだけに、その反動が出るか、底値を付けたかを見極めたい。
NY市場ではADP雇用統計が発表され、週末の雇用統計を控え思惑が先行しそうだ。その直後にはイエレン議長の講演があり、ドル高や利上げのタイミングについて市場の注目が集まる。
ただ、週末の雇用統計を控えて一方向への動きにはなりにくいことから深追いは禁物。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジを抜け出せずに短期中心

(米ドル円4時間足)

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アジアから欧州市場に移るところで欧州勢がユーロを中心にドル買いからスタート。
NY市場にかけてドル高の動きは続き、目先のレジスタンスとなる120円30銭を上抜けたことで損切りを誘発。この日の高値となる120円51銭を付けた。
しかし、NY時間に発表された米3月貿易収支が予想以上に赤字額を拡大したことでドルは全面安に転じた。ドル円は120円前半まで下落し再び反発。
23時に発表の4月ISM非製造業景況指数が57.8と予想の56.2を上回ったことで120円40銭まで上昇したものの買いは続かなかった。
ドル円のNYオプションカットタイムとも重なり、今度は120円付近にあったドルロングのロスカットを巻き込んで119円74銭まで売り込まれた。
結果的に120円を挟んでのレンジ相場を抜け出せずにいる。
ドルの長期金利は結局上昇して終わるなど、本来ドル買いが先行しやすい地合いにもかかわらず、ドルの上値は重い。寧ろ株価の下落に合わせた格好だが、この動きも一時的とみる。
週末の米雇用統計の結果を見るまでは120円ミドルから118円ミドルのレンジの枠を超えるのは難しい。

ドル円予想レンジ:120円30銭~119円30銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]ギリシャ債務返済への期待も一時的

(ユーロ米ドル4時間足)

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アジア市場で1.11ミドルの上値の重さが目立つ中で欧州勢はユーロ売りからスタート。1.1067まで下落したところで底値の堅さを確認。買い戻しを中心に今度は高値を試す展開となった。NY時間には発表された米貿易収支が予想を下回ったことからドル売りが強まるとユーロは更に上昇。ギリシャがIMFへの債務返済を予定通り実行するとの一部報道から1.1223の高値を付けた後は利食い売りに押されて引けてきた。
この日は米長期金利が上昇する一方でドイツ長期債は低下するなど、金利差から見るとユーロ売りが進んでもおかしくなかった。目先のポジションの動きに左右された格好だが、最終的に金利相場に戻ることになるだろう。先週末に付けた高値1.1286を超えられないようであれば再びユーロ売りに転じるとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1230~1.1040(38.2%)

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[豪ドル米ドル]金利底打ち観

(豪ドル米ドル4時間足)

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RBA政策会合では予想通り政策金利を現行の2.25%から2.0%に0.25%引き下げることを決定。発表後は0.7782まで下落したもののすぐに買いが入り反発。安値から140ポイント近く上昇。先週から既に利下げを織り込む形で売り込まれていたことから、材料出尽くし感からの買い戻しが入った。声明文では対ドル以外で豪ドルは一段安の必要性があると指摘。しかし、今後追加緩和の必要性に対しては言及しなかったことから、今回の利下げで当面底打ち感が広がった。
今日のアジア時間には豪州3月小売売上や中国4月PMIが発表される。予想を上回るかどうかは別にして、豪ドルの底堅さが確認されるようであれば当面の底を打った可能性が高い。

豪ドルドル予想レンジ:0.8000~0.7870(38.2%)

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