[全般]ギリシャ問題と米金利上昇
その直後にドイツ財務相のギリシャ懸念発言でユーロが急落するとクロス円全般に売りが強まった。その後は欧州市場に向けてユーロのショートカバーが入るとクロス円全般に底堅い動きとなった。ユーロ圏財務相会合を控えてポジションを縮小する動きとみられた。
欧州市場が始まったところでギリシャがIMFに対し7億5000万ユーロの支払いを済ませたのが明らかとなったこともユーロを押し上げた。
しかし、財務相会合では議長が「進展を確認するが最終合意がないと融資再開に応じない」との姿勢を示したことでユーロは再び下落。ギリシャとの溝は埋まらずに難航状態が続いている。
この日は英国BOE政策会合が開かれ政策金利を据え置くことを決定したものの、ポンドの買いの勢いは続いている。2月から英国消費者物価指数の伸びがみられず、当面は緩和政策を継続するとの見方があるものの先週の選挙結果を受け買いの勢いは続いた。
一方、米国市場では先週末の雇用統計の結果により早期利上げ期待から株価三指数ともに下落して始まった。長期金利も2.28%台に上昇したことでドルは全般に底堅い動きとなった。
今日もユーロ圏財務相会合が開かれる中でギリシャ問題が再び市場の注目を集め始めている。
ただ、この問題も一過性で長く続くものではなく、米ドル主役の相場に戻るのにそれ程時間はかからないだろう。
それまでは、アジア市場ではNZドルや豪ドルなどのオセアニア通貨、欧州市場ではユーロやポンドを中心とした動きがもう暫く続きそうだ。
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[米ドル円]120円50銭付近が戻しの限界

先週末に発表された米雇用統計が予想通り20万人を超えたことでNY株価が上昇。週明け日経平均株価の堅調な地合いを受けドル円も底堅い動きで始まり、120円台に再び乗せてきた。NY市場では株式市場が三指数ともにマイナスとなったことで円買いの動きも見られたが、米長期金利が2.3%に迫るなど日米金利差を見込んだドル円の買いも入り結局120円台でNY市場を引けてきた。
先週末の雇用統計発表前のレベルである120円25銭を意識した買いが続いている。
ただ、目先円売りの材料は見当たらず当面レンジ相場をどちらにもブレークするほどのコンセンサスはない。
120円25銭付近で売りを出して、119円80銭付近で買い戻すなど細かい取引が有効。
ドル円予想レンジ:120円50銭(先週高値)~119円65銭(50%)
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[ユーロポンド]BOE緩和政策継続でもポンド上昇


東京市場で独財務相がギリシャがデフォルトに陥る可能性を指摘したことでユーロは急落。
その後ユーロ圏財務相会合を控えた欧州市場にかけて買い戻しの動きが入りほぼ往って来い。ギリシャがIMFに対し7億5000万ユーロの支払いを済ませたという報道も買いを誘った。
しかし、ユーロ圏財務相会合でオランダのデイセルブルム議長は「ギリシャ支援への最終合意はない」と明言。ギリシャとの溝は埋められずに協議は終了するものと思われることからユーロ売りが再び進んだ。
一方、この日はBOE金融政策会合が開かれ政策金利と資産購入プログラム規模を据え置くことを決定。2月からの消費者物価指数上昇率が0%と低迷が続いていることから今後も緩和政策継続は必至とみられる。
ただ、先週行われた英国総選挙で与党が過半数を獲得し単独政権を樹立することからポンドの買い意欲は旺盛だ。
5月7日の選挙を控えユーロポンドは0.71前半から買い戻しが入り0.7483まで上昇。結局選挙後は売りが再開し上昇前のレベルに戻るなどほぼ往って来い。
もし、0.7116を下回るようであれば2007年11月以来の安値を付けた3月11日の安値0.7014を目指す展開が予想される。ただ、今のポンドの上昇は一時的なお祭り騒ぎのような熱を帯びており、それ程長くは続かない。金融政策の変更がない限りポンドの上昇は限定的とみる。
ユーロポンド予想レンジ: 0.7250(61.8%)~0.7116(4月23日安値)
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[NZドル円]追加利下げ期待の売り


週明けオセアニア市場でANZが「RBNZが6月7月の会合で利下げに踏み切る可能性がある」「年内に50bpの利下げを実施する可能性がある」といった内容のレポートを発表。これを受けNZドルは薄商いの中で急落。その後も欧米市場にかけて売りが止まらずに88円04銭まで下落した。
既に4月30日のRBNZ会合で追加緩和の可能性が示されており、それを再度刷りなおした格好だ。
88円付近は一目の雲の下限でもありフィボナッチの50%戻しにもあたることから買い戻しなどが入りやすいレベルでもある。もし、このレベルをクリアに下回るようであれば3月11日に付けた安値87円25銭まで目立ったサポートがない。
次の会合までは短期の買い戻し以外の買いは入りにくく、短期で戻したところでは売りを出しておきたい。
NZドル円予想レンジ:88円90銭(時間足50%)~ 87円25銭(3月11日安値)
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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