ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-05

[全般]小売売上高悪化による米国景気不安拡大

今週最も注目された米4月の小売売上が予想を下回ったことでドルは全面安の展開となった。
東京市場では朝方発表された日本の貿易黒字額が予想を上回ったことで円高の動きが強まった。前日に米長期金利が低下したことでドルは全般に上値の重い展開で始まった。
欧州市場ではドイツやユーロ圏の冴えない経済指標の結果を受けドルの買い戻しが強まる場面も見られた。しかし、NY時間に発表された米4月小売売上が0.0%と予想の0.2%増を下回ったことでドルは全面安の展開となった。内訳をみると百貨店の売り上げが大きく落ち込んだことが影響。天候だけではなくドル高も悪影響を及ぼした。市場は4月以降の米景気回復を期待していただけに、今後の米利上げへのタイミングが後退するとの見方が広がった。NY株式市場では利上げ時期後退により上昇して始まったものの、米長期金利の上昇などから下げに転じた。
昨日の小売売上の結果を受け、米長期金利は一時2.1%台に低下したものの、その後ドイツ金利の上昇に伴い米金利も上昇に転じた。しかし、為替市場では米金利の上昇がドル買いに繋がりにくく、むしろドル売りの動きが目立った。
昨日の欧州時間に発表されたドイツの1-3月期GDPやユーロ圏鉱工業生産などは予想を下回るものだった。また、英国4半期インフレリポートでは今後の成長見通しを下方修正したものの、ユーロやポンドはドルに対して上昇している。
豪ドルも中国経済指標が予想を下回ったものの、最終的に上昇。
小売売上の結果だけではなく、更に4月の米経済指標を見極めるまでは、これまでのドル高修正局面は暫く続きそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]金利差拡大でもドル売り優勢

(米ドル円4時間足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20150514_jikanashi.jpg


東京時間に発表された日本の経常収支と貿易収支が予想を上回る黒字額となった。発表後もドル円のレベルはそれ程変わらなかったが、日本の収益構造の変化は今後も黒字額を押し上げるとの見方もありドル円の上値は限定的となった。
NY時間に発表された4月の米小売売上は予想を下回り米利上げ時期後退の見方からドルは全面安となり、ドル円も119円前半まで下落。このレベルは5月7日の安値から上昇したレベルでもあり意識され下げ止まった。しかし、全般にこれまでのドル高に対する修正の動きが強まる中で、ドル円はもう一段の下値を探る展開を予想する。
この3か月余りの間にドル円は118円ミドル付近で何度も跳ね返されているだけに、今回も相当のまとまった買いが並ぶとみてよいだろう。
一先ずレンジを信じて118円ミドル手前ではショートの買い戻しと同時に買いポジションを仕込んでいきたい。

ドル円予想レンジ:119円50銭(38.2%)~118円50銭(4月30日安値)

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[ユーロ米ドル]ドイツ金利上昇の勢い止まらず

(ユーロ米ドル日足)



昨日の東京市場でユーロは底堅い動きに終始。米長期金利の低下が上値を抑えた格好となった。東京市場が終了したところで発表されたドイツの1-3月期GDPは0.3%増と予想の0.5%増を下回ったもののユーロの底堅い動きに変化は見られなかった。その後発表されたユーロ圏鉱工業生産も-0.3%と予想の0.0%を下回ったが、それでも下げ幅は限定的となった。
NY時間に発表された米4月の小売売上が予想を下回ったことでドルが全面安となり米長期金利も一時2.1%台に低下。ユーロは対ドルで1.1220から1.1320まで100ポイント近く上昇して上げ止まった。その後ドイツの長期債利回りが更に上昇し、ユーロは1.3828まで上昇。このレベルは2月26日の高値から下落に転じたレベルでもあり意識された。
その後は米長期金利もドイツ利回り上昇に伴い押し上げられたことで一旦は利食い売りが出ているものの、その下げは限定的となっている。
ドル売りの動きと同時にドイツの金利上昇の勢いは続いていることからユーロはもう一段の上値を試す展開が予想される。上値目途としてはボリンジャーバンドの上限でもありフィボナッチ50%戻しの1.15ドル付近。

ユーロドル予想レンジ: 1.1500(50%、BB上限)~1.1300

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[豪ドル米ドル]三角保ち合いから上に放れる

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル2時間足)

AUD_USD_20150514_2jikanashi.jpg


アジア時間に発表された中国4月小売売上と鉱工業生産は双方ともに予想を下回ったものの、豪ドルの売りは限定的となった。
欧州市場にかけて三角保ち合いが収束する過程で徐々に買い戻しが入ると、保ち合いから上放れ状態となった。NY時間に発表された米小売売上が予想を下回ったことで米ドルが下落。豪ドルは対ドルで0.81台の高値を付けてそのまま引けている。
原油価格も再び1バレル60ドル台に回復するなど資源国通貨に対する買い意欲は依然として強い。
三角保ち合いの始まった高値0.8080を上に抜けたことで買いの勢いは今日も続くとみている。
ボリンジャーバンドの上限が一旦は上値を抑えて反落するのか、あるいはバンドウォークの始まりになるかを見極めたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.8220(50%、1月22日高値)~0.8080

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