ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-05

[全般]米景気回復の遅れで株価上昇金利低下

前日の米小売売上に引き続き卸売物価も予想を下回ったことで米国の早期利上げ期待が後退している。
昨日発表された米4月の卸売物価PPIは-0.4%と予想の+0.1%を下回った。また、食品やエネルギーを除いたコアPPIも同様に予想を下回った。この数字は消費者物価にも影響するもので物価上昇圧力を抑制することになる。前日の小売売上同様4月以降の米景気回復が遅れFRBの利上げ時期は少なくとも9月以降にずれ込むことになる。これを受け、NY株式市場は三指数ともに上昇に転じ、米長期金利も低下。
また、この日はドラギECB総裁の講演があり、改めて長期にわたっての量的緩和の必要性について言及した。この発言を受けユーロ売りが強まると同時にドイツの金利が低下し、米長期金利の押し下げ要因となった。しかし、ユーロの下落は一時的となり、最終的に買い戻しが強まるなどユーロショートの巻き戻しの動きは根強い。
また、米景気回復速度が遅れたとしても改善傾向に変わりはなく、各通貨の調整の動きが終われば再びドル買いの流れに戻ることになりそうだ。
そのためには、もう暫く米国経済指標の結果を見極める必要があり、本日のNY連銀製造業景気指数とミシガン大消費者信頼感指数に注目が集まる。今の市場のセンチメントは悪材料に反応しやすいことから、ドル売りリスクに注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]再度レンジ下限試す展開

(米ドル円4時間足)



東京市場は相変わらず下げたところで買いが入るといったパターンが続いている。
前日の米小売売上が予想を下回ったことで119円10銭レベルまで低下したところで反発。119円33銭まで上昇したものの買いが続かず再び下落。欧州市場に入ると欧州勢はユーロ買いでスタート。ドル円もドル売り圧力が強まったところで119円を割り込み118円89銭まで下落。ここでも日本勢のまとまった買いが入り再び上昇。
しかし、NY時間に発表された米4月の卸売物価が予想を下回って米長期金利が低下し119円95銭まで下落。同時に米株式市場三指数ともに上昇したことを受け、今度は円売りの動きが強まり119円32銭まで上昇。その後NY引けにかけて再びドル売りが先行するなど方向感の掴み難い動きが続いている。
ドル円は120円ミドルから118円ミドルのコアレンジ内で短期ポジションを中心に上下に振れやすい状況に変わりはない。二日連続して米経済指標が予想を下回ったことで弱い指標に市場は反応しやすい。今日のNY時間に発表される米経済指標次第ではレンジの下限となる118円50銭付近を試す可能性が高い。しかし、レンジ内の動きという事から下げたところでは逆張りが有効とみる。

ドル円予想レンジ:119円30銭~118円50銭(4月30日安値)

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[ユーロ米ドル]量的緩和継続発言でも下値限定

(ユーロ米ドル日足)



前日の米小売売上の結果を受けて欧州市場でドル売りの動きが強まりユーロは1.14ミドル付近まで上昇。しかし、ドラギECB総裁が講演で「量的緩和の出口はとても慎重に行わなければならない」としたうえで「長期にわたり量的緩和が必要」と言及。改めて議長が緩和政策の継続を示唆したことでユーロはアジア市場で付けた安値付近まで下落。しかし、最近の欧州経済指標の改善や物価上昇の動きなどから市場では追加緩和期待は低い。
昨日の下値の堅さから、依然としてユーロの長期的なショートの巻き戻しの動きは続いていることが確認された。
ただ、1.15ドル付近はフィボナッチ50%戻しのレベルであり、1.15ミドルにはボリンジャーの上限バンドが位置する。週末という事もあり1.15付近では一先ず売りを出しておきたい。

ユーロドル予想レンジ: 1.1520(50%)~1.1340(前日安値)

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[豪ドル円]長い上髭の陰線は天井を示すサイン

(豪ドル円日足)



アセンディングトライアングルの上限となる96円を上抜けたことで買いの勢いが強まり97円28銭まで上昇。しかし、NY市場で豪ドルは対ドルで0.8135付近からまとまった売りが入り急落。欧州市場で付けた安値とほぼ同レベルの96円15銭まで下落したところで下げ止まった。
日足チャートを見ると天井圏で長い上髭を伸ばした陰線が現れており、96円付近をクリアに下回るようであれば当面の天井を付けたことになる。反対に、このレベルで踏ん張ることが出来れば豪ドルの買いの強さが証明される。
もし、下落の勢いがついたとしても94円から93円ミドルにかけてサポートされるようであれば中期的な買いの流れは継続する。

豪ドル円予想レンジ:96円55銭~95円65銭

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