ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-05

[全般]欧米金融政策のギャップ再び

ユーロの追加緩和期待と同時に米国景気回復の勢いから米利上げ期待とが重なりドル高ユーロ安が進んだ。
東京から欧州市場に移行するところでクーレECB理事が「ECBは夏前に量的緩和を加速させる可能性がある」と発言。これを受け欧州の金利が一斉に低下しユーロ売りが進んだ。
その後発表されたドイツやユーロ圏5月ZEWが予想を下回ったこともユーロの重石となった。
NY市場が始まり4月の米住宅着工件数が113.5万件と予想の101.7万件を大きく上回るなど、24年2か月ぶりの高い伸び率となった。また、建設許可件数も114.3万件と予想の106.5万件を上回るなど、先週発表の4月の経済指標とは打って変わって好調な景気回復を示すものとなった。これを受け、米長期金利は急速に上昇しドルも全面高。
ECBの追加緩和期待に対し早期の米利上げ期待が同時に重なったことでこれまでのドル安ユーロ高が一気に反転した格好だ。
しかし、これでドル安ユーロ高の動きが終了したと考えるのは時期尚早だろう。
ユーロや欧州金利が急速に上昇した反動の動きで、ユーロショートの巻き戻しの勢いはまだ残っている。また、4月以上の米国景気回復が本物かどうかはもう少し米国指標結果を見極める必要がありそうだ。
今日のNY時間に公開されるFOMC議事録の内容次第では再びユーロ高ドル安の流れに戻る可能性が十分ある。
もし、公開前にドル売りユーロ買いが入るようであれば、寧ろ公開後は再びドル買いユーロ売りの流れに戻るとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジの上限は売り

(米ドル円8時間足)



ドル円は日経平均株価が再び2万円台を回復したことでリスク選好による円売りの動きが強まった。ドル円は欧州市場においても120円台前半で底堅い動きが続いた。
NY時間に発表された米住宅着工件数、許可件数ともに予想を大きく上回ったことからドル全面高。ドル円も三角保ち合いの上限となる120円15銭付近を上抜いたところで損切りを誘発。更に5月5日に付けた直近高値である120円50銭付近の損切りも巻き込み120円73銭まで上昇。その後高止まりでNYを引けてきた。この流れを継いだ東京市場では4月13日に付けたレンジの上限となる120円85銭を試す展開が予想される。
今日のNY時間にはFOMC議事録要旨が公開されることから、121円手前からはポジション調整のドル売りが出やすい。FOMC議事録ではハト派的な内容が予想されるだけに、今の時点でレンジを超えていくのは難しい。
天井を確認したところでは売りから入りたい。

ドル円予想レンジ:120円85銭~120円10銭

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[ユーロ米ドル]量的緩和期待で反落

(ユーロ米ドル日足)



欧州市場が始まったところでクーレECB理事が「ECBは流動性が低下する夏前に現在の量的緩和ペースを加速させる」と発言。これを受けユーロは一気に下落に転じた。ちょうど、テクニカル的にみると昨年末から下落した高値から今年3月の安値に対する50%戻しのレベルとなる1.15ドルに近づいていた。また、このレベルは下降トレンドラインの上限でもあり、今回の発言がユーロ売りを誘うきっかけになったことは否めない。
また、NY時間に発表された米住宅着工件数が予想以上の伸びを示したことでドル全面高となったこともユーロ売りを加速。ECBの追加の量的緩和に対し、早期米国利上げ期待と重なりユーロの売りを一気に引きずり出した格好だ。
しかし、欧州景気回復と物価上昇によるユーロの買い戻しがこれで終わったわけではない。今回のユーロ売りはユーロショートの巻き戻しに対する一時的な調整の動きとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1200(前日NY市場高値)~1.1090(BB中心線)

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[豪ドル米ドル]追加緩和示唆とドル上昇

(豪ドル米ドル日足)

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アジア時間に公表されたRBA議事録要旨で理事会の「5月に利下げするか6月まで待つか議論された」、「更なる豪ドル下落の可能性があり、必要である」との内容を受け豪ドルが公開後40ポイント余り下落した。しかし、追加の利下げ観測は既にマーケットも予測していたことでありすぐに買い戻しが入るなど、底堅さが目立った。
しかし、NY時間に発表された米住宅着工件数が予想を大きく上回る上昇となったことでドルが全面高の展開。米長期金利が上昇したことから金融政策の違いが意識され豪ドル売りが進んだ。
しかし、テクニカル的にみるとボリンジャーバンドの中心線となる0.79ドル付近で下げ止まったことで上昇トレンドは継続。
フィボナッチ比率の50.0%戻しとなる0.7860付近を下抜けするようであれば、一旦は豪ドルロングポジションを切っておきたい。下落後再びこのレベルに戻るようであれば再度ロングを作り直す。

豪ドルドル予想レンジ:0.7940~0.7860(50%、5月8日安値)

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