ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-05

[全般]ドル独歩高から円安へ

全般的に急速に進んだドル高の流れに一服感が漂う中で昨日は円安の動きが強まり円は多通貨に対し下落している。
米国FRBが年内に利上げに動くとの見方が改めて意識されたことでドルが急速に上昇したものの、東京市場ではその調整売りも見られた。しかし、欧州市場にかけて日経平均株価が上昇するなどリスク選好の動きから安全通貨としての円が売られやすい地合いとなった。
欧州市場にかけてユーロはギリシャ債務問題への懸念から売りが先行したものの、ギリシャと国際債権団が合意に達する可能性が報じられると一転して買い戻しが強まった。
米利上げ期待からのドル高の流れに変化はないものの、急速に上昇した反動への懸念が燻ぶる。一方で、更なるドル高への期待から円を売って他通貨に乗り換える動きも見え始めている。
日本の機関投資家やGPIFなどの外債投資が今後も拡大するとの期待が円売りを促している要因と考えられる。
NY市場でも前日下落した株価三指数ともに上昇したことから円売りの動きは更に加速。クロス円の上昇がドル円を更に押し上げる格好で、一時2007年6月22日以来の高値124円台に押し上げた。その後は利食い売りに押し戻されたものの、ドルの買い遅れ感が漂う中で下値は限定的となった。
しかし、今の市場の主役はあくまで米ドルが中心であり、米経済指標の結果次第で再びドルに注目が集まる。
明日は米1-3月期GDP改定値が発表され市場の注目が集まることから、今日もドル以外の円やユーロといった通貨を中心とした取引が活発になりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]124円14銭を意識

(米ドル円月足)

USD_JPY_20150528_tsukiashi.jpg

(米ドル円30分足)

USD_JPY_20150528_30minashi.jpg

東京市場は急速に進んだドル高への警戒感もあり慎重な値動きが続いたものの、底堅い動きに変化は見られない。121円のレンジの上限を超えてからは日本勢の買いが一歩遅れたことから、下値では買いが並んでいるとみられる。
欧州市場にかけてギリシャ債務問題への懸念からユーロを中心にドル買いの動きが再び強まり、122円台に押し戻されていたドル円も123円後半まで上昇。
NY市場ではNY株価や日経平均先物が上昇したことからリスク選好の円売りの動きがクロス円全般を押し上げた。結果としてドル高から円安の動きに移ったドル円は2007年6月以来の高値となる124円08銭まで上昇。その後は利食い売りも入り123円64銭まで押し戻された。
今回のドル円の上昇速度は予想以上に早く、全般に買い遅れが目立つことから下落幅は限られる。
連休明けの海外勢が買い始めたドル円のレベルは121円ミドル付近となり、高値までの上昇幅のフィボナッチ38.2%戻しとなる123円10銭付近が下値目途とみる。
次の上値目途としては2007年6月に付けた高値124円14銭を超え、節目となる125円を市場は意識し始めている。

ドル円予想レンジ:124円10銭~123円10銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]ギリシャ債務返済懸念

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20150528_hiashi.jpg

東京市場では珍しくユーロ買いの動きが強まった。一部実需に伴うユーロ円の買いが観測された。しかし、欧州市場が始まると再びユーロ安ドル高の動きが強まり、ユーロは高値の1.0930から100ポイント近く下落した。ギリシャのIMFに対する返済が6月5日に迫り、その返済を巡り一喜一憂。
ギリシャのチプラス首相が金融支援合意は近いと発言すると、ドムブロフスキス欧州委員はまだ合意していないと発言。ギリシャと債権者側は事務レベルでの合意文書作成に着手したとの報道など、情報が入り乱れる中で最終的にユーロは買い戻しが入り往って来い。
ここにきてやや下げ止まり感が漂う。1.0780付近にはボリンジャーバンドの下限が底を支えることから、目先はもう一段のショートカバーが入りやすい。
ただ、ドル高の第二弾の流れは始まったばかりで、ギリシャ問題の懸念が燻ぶる中でユーロ売りの動きは継続。戻したところでユーロの売りを出しておきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.0980(23.6%)~1.0780(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド円]ダブルボトムかダブルトップ

(ポンド円日足)

GBP_JPY_20150528_hiashi.jpg

先週付けた高値190円04銭を昨日のロンドン市場では上抜き190円35銭まで上昇したものの、NY市場で再び押し戻された。
ポンド円は今年に入り175円台を1月と4月の二度跳ね返されたことでダブルボトムを形成し上昇に転じた。しかし、今回190円で上値を抑えられてしまうと昨年12月に付けた190円手前のレベルとのダブルトップを形成する可能性が高い。
ポンドは対ドルや対円で「往って来い」の動きになりやすい性質がある。
もし、このレベルを明確に上抜くようであれば、次の上値目途は2008年8月のリーマンショック前の高値となる215円が意識される。
ドル円の上昇が勢いを増して130円を目指すようであれば、そのレベルまで到達する可能性は高まる。

ポンド円予想レンジ:192円60銭(2008年3月安値)~188円70銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する