[ユーロ米ドル]ギリシャデフォルト懸念も影響は限定

昨日開かれたユーロ圏財務相会合で話し合われたギリシャとの交渉は合意なしで終了。この結果はほぼ予想通りという事から市場への影響は限定的となった。
朝方はFOMCの結果を受けドル安が先行する中でユーロは底堅い動きが継続。欧州時間にドイツのメルケル首相がギリシャとの合意はまだ可能と発言したことで更にユーロ買いが進む場面も見られた。また、NY時間に一部報道社がギリシャ支援はIMF抜きで年末まで延長すると報道。しかし、直後にメルケル首相が否定したことで往って来い。
結局、会合では協議が難航し合意に至らなかったことから引けにかけてユーロ売りが強まった。
6月末のIMFへの返済が近づくことでギリシャデフォルト懸念は一層高まるものの、市場は意外に冷静を保っている。既にこのような場面を何度も経験したことから慣れてきたと思われる。実際にデフォルト宣言が行われるまでは本格的なユーロ売りには繋がりそうにない。
三角保ち合いの上限を上抜いたものの押し戻されて引けたが、まだ買いの勢いは残っている。5月15日に付けた高値1.1465付近からボリンジャーバンドの上限の1.1480を抜けるかが今後の分かれ目になる。
ユーロドル予想レンジ: 1.1465(5月15日高値)~1.1290(保ち合い下限)
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[NZドル円]84円の下限近づく

FOMC会合でNZドルは対ドルで上昇。これまでの下落の流れが終了したかと思われた。しかし、その後発表されたニュージーランドの1-3月期GDPが0.2%と予想の0.6%を下回ったことで、再び下落。日経平均株価の下落によりリスク回避からの円買いの動きも重なり、6月11日にRBNZが利下げし更なる追加緩和を示唆したことで下落が始まったNZドルもそろそろ下限に近付いてきた。今年最安値を付けた2月3日の84円06銭はフィボナッチ50%戻しと重なることから底値として意識される。このレベル付近で下げ止まるようであれば最初の打診買いを入れてみるのも面白そうだ。それにはドル円が下げ止まる必要があり、今日の日銀会合後の黒田総裁発言は注目される。
NZドル円予想レンジ:85円75銭~84円70銭(FOMC前の安値)
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[全般]FOMC利上げ時期示されず
アジアから欧州市場にかけドル円は、この日発表されるFOMC結果に対し、利上げ期待の高まりから強含みで推移した。
今回のFOMC声明では政策金利据え置きを決定。米経済は緩やかなペースで拡大しているとし、前回の表現を上方修正し、雇用者数の増加ペースも改善しているとした。一方、注目された政策金利見通しは2015年末の0.625%は変わらなかったものの、16年17年ともに0.25%引き下げた。イエレン議長は利上げ条件がまだ満たされていないとするなど、結果的にハト派的な色が目立つ内容となった。利上げ時期の何らかのサインが示されるとみていた市場は失望。発表前から買われていたドルは結果的に下落しドル円はほぼ「往って来い」の状態となった。イエレン議長はドルに関して「おおむね安定したように見える」とし「ドルの安定でインフレ目標に向かう事が可能」と発言するなど、暗にこれ以上のドル高をけん制するような内容も示した。
市場の多くは依然として9月の利上げを見込んでいるものの、当面は米国経済指標の結果を見極める間はドルの上昇もお預けとなった。今後は市場の米国経済指標に対する注目度は更に高まることになり、発表ごとに神経質な展開が予想される。
FOMCというビッグイベントが終わったものの、ギリシャ問題を抱えたユーロ圏財務相会合が本日から始まる。
昨日、ギリシャのチプラス首相は「問題解決できなければ、ギリシャ政府は極めて重大な決定を下す可能性があり、難しい判断を下すことは恐れていない」と発言。ギリシャとの交渉は難航すること必至であり、欧州株価変動率が高まるようであれば他の株式市場の足かせとなる。
FOMC終了後も市場の不安定な動きは継続する中で、今日の米5月CPIや新規失業保険申請件数に対して神経質な反応を示すことになりそうだ。
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[米ドル円]レンジ相場継続

123円ミドルを挟んで膠着状態が続いていたドル円もFOMCを直前に控え底堅い動きで始まった。東京市場では日経平均株価の下落によりリスク回避からの円買いが先行。しかし、欧州市場が始まるとドル買いの動きが徐々に強まりFOMC会合の結果が発表される直前には124円ミドル近辺へと東京の安値から1円余り上昇。FOMCでは何らかの利上げへのサインが示されるとの見方から金利差拡大のドル買いが先行した。
しかし、利上げ時期が明確に示されなかったことからドルの失望売りが出て122円22銭まで下落。ほぼ発表前のレベルに押し戻されるなど往って来い。結局、先日の黒田総裁によるけん制発言前後のレンジ124円60銭から122円50銭のレンジ内での動きとなった。
昨日はレンジの上限に近い124円43銭を試したことで、目先上値の重さを確認。
今日の東京は日経平均株価の上昇が見込まれドル円は底堅い動きで始まるだろう。
ただ、124円付近手前で折り返されるようであれば、次はレンジの下限を試そうとするのが市場の習性だ。
ドル円予想レンジ:124円00銭(61.8%)~123円00銭
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[ユーロ米ドル]ユーロ圏財務相会合でギリシャ合意は難しく

ギリシャと債権者との協議は難航を極めており、今日のユーロ圏財務相会合でもギリシャとの合意は難しいとの見方が強まる。
ギリシャのチプラス首相は「問題解決できなければ、ギリシャ政府は極めて重大な決定を下す可能性があり、難しい判断を下すことは恐れていない」と発言するなど、譲歩の構えは一切みられない。再び決着がつかなければ6月末まで交渉はずれ込むことになるだろう。市場は既にギリシャのユーロ離脱の可能性を織り込み始めているように見え、ユーロ売りに反応しにくくなっている。
昨日のFOMC会合後のドル安によりユーロは1.1355まで上昇。三角保ち合いの上限1.14ドルに迫り、ほぼ高値圏で折り返した。目先米ドルの上昇が限定的となっただけにユーロの買いが進めやすくなっている。
今日のユーロ圏財務相会合で合意に至らないとしても、ユーロ売りにはつながりにくく、今日の米経済指標の結果次第でユーロは上限の1.14付近を再度試す展開が予想される。
ユーロドル予想レンジ: 1.1465(5月15日高値)~1.1280
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[ポンド米ドル]バンドウォークか天井か

昨日のロンドン時間に発表された英国5月雇用統計では失業率が2.3%と予想の2.2%を上回ったものの、2-4月期週平均賃金が2.7%と予想の2.1%を大きく上回った。この6年ぶりの高い伸び率によりポンドは1.5640から100ポイント余り上昇。同時に公表されたMPC議事要旨は全員一致で金利据え置きが決定されたが、フォーブスMPC委員が「インフレはかなりの速さで回復しつつあり、政策金利の次の動きは利上げだろう」と発言。先日のカーニー総裁と同様、まるで出口戦略を模索するような発言が相次いでいる。
この日は更にFOMCの結果を受けドル安によるポンド買いが強まり、1.5844まで上昇した。目先天井とみられていた5月14日に付けた高値1.5810を上抜いたことでもう一段の上昇期待が高まる。ポンドはトレンドに基本的に順張りの通貨であり、上げ止まりサインが出るまでは上昇が継続することが多い。
しかし、テクニカル的にみると1.58ミドルはボリンジャーの上限が位置し、50%戻しのレベルでもあり、一旦は天井に近いとみることもできる。バンドウォークの始まりでトレンド形成となるか、跳ね返されるか見極めてから再び買いポジションを仕込むのはどうだろう。
ポンドドル予想レンジ: 1.5880~1.5750
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[全般]今年最大の注目イベントFOMC
昨日の東京時間に黒田総裁が国会答弁で「名目ベースでの円安を望んでいないと言ったわけではない」と発言。先日の実質実効為替レート絡みの円安けん制発言を否定したような内容となりドル円は50銭近く上昇した。しかし、その後はFOMCを控え短期ポジション調整の売りが強まり往って来い。
欧州市場では18日のユーロ圏財務相会合までにギリシャと債権者との合意が難しいとの見方が強まりユーロ売りが強まるなど、市場に不安感が高まった。ドイツ債利回りは低下するとともに米国長期債利回りも攣られて低下。
NY時間に発表された米5月住宅着工は予想を下回ったが許可件数は大幅に上回ったことで相殺され、ドル自体は大きな動きは見られなかった。
一方、株式市場は金利低下の影響を受け三指数とも上昇したものの、FOMCの結果待ちという事から円売りの動きも限定的となった。
<FOMC政策会合見通し>
今日のFOMCでは年末のFF金利見通しが前回3月と同様に0.65%であれば0.5%を2度に分けて引き上げることになり、9月の利上げが意識される。年内2度の利上げとなれば市場はタカ派的と見なされ、ドル買いが一時的に強まると考えられる。
同時に利上げを株式市場はネガティブ材料と捉えられることから円高が進行しやすくなる。しかし、もし9月の利上げが有力となっても、その3か月の間に市場が過剰に反応するようであれば利上げ時期が再び後退することになりかねない。
一時的な混乱があったとしても、最終的にドルの長期的な上昇トレンドに変化はないとみる。
また、米国が利上げに踏み切ればECBやBOE、そしてBOJ(日銀)のスタンスに市場の注目が集まり、各通貨はそれぞれ異なる動きが強まるだろう。
直近では18日のユーロ圏財務相会合に向けてギリシャのデフォルト懸念が一層高まるなど、神経質相場が暫く続くことになるだろう。
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[米ドル円]日銀黒田総裁が修正発言

黒田日銀総裁は昨日の国会答弁で実質実効為替レートについて「名目実効為替レートの円安を望んでいないと言ったわけではない」と発言。先日の円安けん制発言を否定するような内容となりドル円は一時123円35銭から50銭近く上昇した。
しかし、日経平均株価の下落やギリシャデフォルト懸念、そして明日のFOMC会合を控えていることもあり、じりじりとドル円は押し戻された。
NY市場でも株式市場で三指数ともに下落したことで日経平均先物も下落。リスク回避による円買いの動きが強まり、この日の安値となる123円31銭まで下落した。
今回も含め、先日の黒田総裁による円安けん制発言以降ドルロングのポジションは大分縮小されたとみられる。
市場は黒田総裁のけん制発言が否定されたとしても、125円以上の円安に対して神経質になっている。今日のFOMCの結果が予想通りタカ派的なものとなっても、けん制発言で下落する直前のレベル124円ミドルを超えるのは難しいとみる。
万が一、ハト派色の強いものになれば一時的にドル売りが強まるだろう。ただ、全体的にドルロングポジションは軽くなっているだけに、けん制発言後につけた安値122円50銭を下回ることもないとみる。
122円ミドル下にストップを入れて、下げ止まったところで買いを仕込んでおきたい。
ドル円予想レンジ:124円60銭~122円50銭(6月10日安値)
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[ユーロ米ドル]ギリシャデフォルト懸念高まる

東京から欧州市場にかけて纏まったユーロの買いが出てユーロは80ポイント近く上昇。しかし、すぐに押し戻されるなど投機筋と思われる動きが目立った。その後はギリシャのデフォルト懸念が高まったことで安全なドイツ国債に資金が集まり金利が低下。短期のユーロショートが炙り出された後ということもあり、NY市場では1.1208の安値を付けた。
本日のFOMCや明日のユーロ圏財務相会合を控え、投機筋中心に目先のポジション調整が進んだとみられ、三角保ち合いが収束。
18日のユーロ圏財務相会合を控えるユーロにとって、今日のFOMCの影響は限定的とみる。
FOMCというイベントリスクを前にユーロのショートカバーが入った後だけに、終了後は再びユーロ売りが強まるとみている。1.1390付近を上に抜けたとしても、5月15日に付けた高値1.1470を抜けるのは難しい。
ユーロドル予想レンジ:1.1390(6月10日高値付近)~1.1100(38.2%)
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[ポンド米ドル]MPC議事要旨とFOMC

先週から始まったポンドの上昇チャネルは依然として止まる気配がみられない。
先週S&Pが英国格付け見通しを安定的からネガティブに引き下げたがポンドは寧ろ上昇。先週あたりからギリシャ問題で燻ぶるユーロを売ってポンドを買う動きが目立っている。また、先日BOEのカーニー総裁が英国のインフレは上昇する可能性があることを指摘。その日発表された6月住宅市場指数が予想を上回ったこともあり再び利上げへの期待が高まったためとみられる。
テクニカル的にみると1.52付近の90日移動平均線に対して5月と6月にダブルボトムを形成して上昇に転じている。また、ヘッド&ショルダーの右からの高値1.55ドルを上抜けたことで下降リスクは後退。ヘッドにあたる1.58ドルを目指してポンド買いは継続するとみる。
今日は英国5月失業率の発表と同時にMPC議事要旨が公開される。先日のカーニー総裁の発言と同様にインフレ懸念が指摘されているようであれば利上げ期待からもう一段のポンド上昇が見込まれる。
ポンドドル予想レンジ:1.5750~1.5540(前日安値)
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[全般]ギリシャデフォルト懸念と米景気指標
週末のギリシャと債権者との大詰め交渉が合意成立に達しなかったことで、ユーロ離脱の可能性が濃厚になったためだ。一方、ドル円は日経株価の下落に伴い円買いの動きが強まり上値の重い展開で始まった。しかし、株価と共に上昇に転じたものの総じて値動きは緩慢なものとなった。
欧州時間に行われたドラギ総裁の公聴会において、総裁は「ギリシャの銀行が返済能力と担保がある限り支援を継続する」と発言したことを好感。上昇に転じたものの、ユーロ諸国が「ギリシャへの緊急時計画で合意」といった報道などで上値を抑えられるなど一喜一憂。
ただ、NY時間に発表された米経済指標が冴えないものとなりユーロは寧ろ上昇。
米5月鉱工業生産が-0.2%と予想の+0.2%を下回ったことや、同時に発表された設備稼働率も予想を下回るなど、ドル売り材料が先行。一方、その後発表された6月のNAHB住宅市場指数は予想を上回ったものの、やや弱気の見方が優勢となった。
本日から始まるFOMCを控え各市場では神経質な動きが目立つ中で、ドルは動きづらい状況となっている。
今日は黒田総裁が10時に発言する予定だが、先日の円安けん制発言に関しどのようなコメントを言うのかに注目が集まる。
その後はRBA議事録要旨が公開される。
昨日はRBA総裁補の豪ドルけん制発言もあったが寧ろ豪ドルは上昇。買いの勢いがあるだけに注目したい。
また、昨日はポンドが大幅上昇となった。カーニーBOE総裁が英国のインフレが上昇する可能性を示唆したこともあり、利上げ期待が再び高まる。そんな中で今日は英国CPIやPPIが発表され、その言葉を裏づけるものになるか注目される。
明日のFOMCを控え、ドルの不透明感が高まることから、それまでは多通貨に市場の注目が集まりやすい。
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[米ドル円]日銀黒田総裁記者会見に注目集まる

週明け東京市場はゴトウビによる実需の買いが先行しドル円は中値にかけて上昇。しかし、その後日経平均株価の下落もあり、ドル円の上値は抑えられた。欧州市場にかけてはユーロを中心としたドル買いが先行しドル円も123円63銭まで上昇。しかし、その後日経平均先物が続落したことから再びドル円は失速。
NY時間に発表された米5月鉱工業生産や設備稼働率が予想を下回ったこともドル円の上値を抑えた。
明日のFOMCを控えてドル自体に手が出しにくい状況が続くことになるだろう。
今日は黒田総裁発言に市場の注目が集まっている。
先日の円安けん制発言に対し同様な発言を繰り返すようであれば再度123円割れを試す展開となる。或は、その話は一般的な話といった否定的なものとなればドル円は124円を試す展開となりそうだ。
どちらにしても、FOMCを前に先日の発言前後のレンジ124円ミドルから122円ミドルを超えることはないとみる。
ドル円予想レンジ:124円00銭~123円00銭
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[ユーロ米ドル]ギリシャデフォルト懸念でもユーロは堅調

週末に行われたギリシャと債権者の大詰め協議交渉で合意が成立できなかったことを受け週明けシドニー市場でユーロは売り先行で始まった。ある程度予想がついた結果ではあったものの短期的なポジション調整が入ったとみられる。欧州市場が始まりチプラス首相が協議で合意できなければ選挙か国民投票を呼び掛けるといった発言もありユーロ買いが進んだ。
NY市場でユーロは更に上昇。米国経済指標が全般に予想を下回ったことからドル売りが進んだ。また、この日はドラギ総裁の公聴会が開かれ、総裁は「ギリシャの銀行に返済能力と担保がある限り支援を続ける」と発言したこともユーロ買いに安心感を与えた。
ただ、今週18日のユーロ圏財務相会合でも合意は困難との見方が強まる中で、ユーロ下落リスクが高まる。先週の高値1.1385付近を抜けきれないようであれば、FOMC前にユーロは再び1.1ドルを目指した動きが強まりそうだ。
ユーロドル予想レンジ:1.1385(6月10日高値)~1.1170(BB)
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[豪ドル米ドル]豪ドル高けん制発言にも反応薄

豪ドルは0.78ドルを天井に底値が徐々に切り上がるアセンディングトライアングルという三角保ち合いが収束に向かっている。通常であれば上値0.78ドルを上抜けて上昇に転じるものだが、見方によっては下降トレンドが続く中断の保ち合いパターンとなる下降ペナント型にも見える。いずれにしても、そろそろどちらかに離れようとする動きが強まるだろう。
昨日はRBAのケント総裁補が豪ドルは更に下落する可能性と必要性があると発言。しかし、市場はこのけん制発言には反応せず寧ろNY市場にかけて豪ドル買いが強まった。
今日はRBA議事録要旨が公開されるが、声明文では追加緩和が明確に示されなかった。もし、内部でもそのような意見が出なかった場合には豪ドル買いに反応。一方、追加緩和について議論されていたとしても、昨日のけん制発言の市場の反応を見ると下値リスクは低いとみる。
豪ドルドル予想レンジ: 0.7820(6月3日高値近辺)~0.7700(50%)
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[全般]FOMC会合利上げ示唆も織り込み済み
今週は米国の今後の金融政策に大きな影響を与える、注目のFOMCが開かれる。
既に発表された5月の米雇用統計や小売売上などは予想を上回る好結果を示しており、利上げに十分な条件が整いつつあるといってよい。
市場は年内の利上げを織り込み始めており、寧ろこれまでの内容を繰り返すようであれば為替市場ではドルの失望売りが強まる可能性が高い。そうなれば株式市場は上昇し、リスクオンによる円安が進行し、結果的にドル円の動きは限定的となる。
一方、予想通り利上げに動き始めるとのサインが示されるようであればドル高と同時に、株式市場は下落し円高が進行。
どちらにしても利上げ自体は大分織り込まれていることから、相場への影響は一時的なものと予想される。
今週はFOMCによるユーロやポンドの金利や通貨への影響にも注目したい。
米国景気回復は欧州の景気にも影響し、最近のユーロ圏経済指標は改善傾向にあり、物価も上昇。これを背景にドイツの長期金利は一時1%台に乗せるなど、金利上昇傾向がみられる。金利の上昇はユーロの買い材料ではあるが、同時に株価の下落を促すものであり不安材料でもある。
今週はドラギ総裁の欧州議会の公聴会での発言や、ドイツ・ユーロ圏ZEW、そしてユーロ圏財務相会合が開かれる。ギリシャデフォルト不安も燻ぶるなかで金利動向次第では荒っぽい動きに繋がる。
先週S&Pが英国の格付け見通しを引き下げたものの、ポンドは堅調な地合いが続いている。今週は英国の雇用統計やMPC議事録が公開され、利上げの可能性が示唆されるようであれば上値を試す展開も予想される。
日本では日銀金融政策決定会合が開かれ、その後の黒田総裁記者会見に注目が集まる。
先週黒田総裁の円安けん制発言でドル円が大きく下落したことから、総裁発言には神経質に反応しそうだ。
いずれにしても今週のFOMCで今後の米金融政策の行方がより鮮明になることは確かで、各市場での調整的な動きによる不安定な相場展開は継続するとみる。
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[米ドル円]日銀黒田総裁記者会見に注目集まる

先週はオバマ大統領が強いドルは問題と発言したとの報道でドル円が急落するなど、ひやりとした場面があったが、直後に否定され買い戻された。
しかし、要人発言に市場の警戒感が高まるなかで、黒田総裁の円安けん制とも取れる発言で再びドル円は急落。先週の安値122円46銭まで下落するなど、米雇用統計後の高値125円86銭から3円40銭下落した。
122円前半からは買い遅れた実需や資本筋などのドル買い注文が並んだとみられ、下げ止まった。その後、菅官房長官や甘利経済再生相による黒田総裁への否定的な発言も見られ買い戻されたが、高値警戒感は払しょくできなかった。
今回のドル円の乱高下は円が主役となったが、今週はFOMCというビッグイベントを控えドル主役の相場展開に戻る。
FRBの年内利上げはほぼ織り込んでいることから、早期利上げの可能性が示されるようであれば一時的なドル買いが進むとみる。一方で、株式市場では下落に繋がることから、リスクオフによる円買いも同時に進行し、上値も限定的となる。
黒田総裁発言により125円台が意識されただけに、かなりの売りが並んでくるとみる。特に、今週の日銀会合後の黒田総裁記者会見には市場の注目が集まりそうだ。先日の発言を修正するようであればドル買戻しの動きが強まることになる。
反対に、その話に触れられないようであれば、総裁の本音がけん制発言であると市場は受け止めるだろう。
TPA法案の行方も混とんとする中で、米当局者からもドル高に対するけん制発言も出やすく、今週のドル円はレンジを大きく逸脱することはないとみる。
今週のドル円予想レンジ:125円00銭~122円50銭(先週安値)
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[ユーロ米ドル]ギリシャ交渉大詰めでリスク高まる

先週のユーロはドイツ長期債利回りの上昇により堅調な地合いでスタート。しかし、ギリシャとIMFの支援協議が中断するなど緊迫状態が続く中ユーロの上値も抑えられた。
6月末には約72億ユーロの返済期限も迎え、手続き上18日に開かれるユーロ圏財務相会合がその最終協議となる。ギリシャのデフォルトが現実味を帯びるようであればユーロは必然的に売りが強まる。
しかし、これまで何度も困難な場面を乗り越えてきたユーロだけに、市場には楽観的な見方もあり、決裂したとしてもその影響は一時的なものにとどまるとみる。
また、今週はFOMC会合が開かれ、年内の米国利上げへの期待が高まれば一時的にドル買いが進むとみられる。ただし、こちらも市場は大分織り込んでいると考えられ、レンジを大きく超えてドル高ユーロ安トレンドが再開されるとは考えにくい。
日足ボリンジャーバンドは±2σの1.15から1.08の横這いに入っており、当面1.15ドルの上限を超えるのは難しいとみる。
今週の底値目途としてはマイナス1σの位置する1.1ドル付近とみるが、勢いがあれば1.08ドルが次のサポートになる。
今週のユーロドル予想レンジ:1.1470(5月15日高値)~1.1000(BB-1σ)
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[豪ドル米ドル]RBA議事録で底値からの反転も

先週はRBNZの予想外の利下げによりNZドルが急落したことで豪ドルへの影響が懸念された。しかし、寧ろNZドルを売って豪ドルを買う、いわゆるオージーキウイ買いの動きも見られ底堅い動きで推移。0.76ドル付近の底固めは依然続いている。今週16日にRBA議事録が公開されるが、今後追加緩和の必要性が示されないようであれば更にオージーキウイの買いが強まり豪ドルは底堅い動きが予想される。FOMCの結果ドル買いが進む可能性もあるが、寧ろそれでも0.76ドル付近がサポートされるようであれば強い上昇力のサインとみる。
日足チャートでは今週はこのままいけばボリンジャーバンドの中心線とクロスするだろう。
相場の変化を表すMACDはシグナルを下から上に抜ける直前に位置し、上抜けするようであればボリンジャーの中心線を超えて上昇に転じるサインとみることができる。
今週の豪ドルドル予想レンジ: 0.7880(50%)~0.7600
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[全般]米利上げを意識した荒っぽい動き継続
昨日の東京市場では前日のNY株式市場が大幅反発したことを受け日経平均株価が堅調なスタート。この動きを受け、リスク選好の円売りが強まりドル円も底堅い動きで始まった。
更に、昼過ぎには安倍首相に近い政府関係者が「前日の円安けん制と受け止められた黒田日銀総裁発言は政府見解ではなく、不注意だった」との報道でドル円は上昇に転じた。この報道がどこまで信頼性があるかは不明ではあるが、結果的に今回のドル円下落は絶好の買い場を提供したことになりそうだ。
NY時間に発表された米5月の小売売上高は自動車を除いたコアが+1.0%と予想の+0.8%を上回ったことでドルは全面高。ドル円も124円前半まで押し戻されたものの、その後米長期金利が急低下したことでドルは一転して下落。荒っぽい値動きとなった。
ただ、今回の小売売上の結果で1-3月期の低迷が悪天候などの要因という事が改めて確認されたことになる。先週の雇用統計の結果とともに、米国の景気回復が順調に進んでいることは確実で9月利上げの可能性が一気に高まった。
しかし、米長期金利は節目となる2.5%を超えられずに反落。株価も金利低下の影響を受け三指数ともに上昇するなど、結果としては利上げ後退の動きとなった。
この動きは単にポジション調整の動きとみるべきで、流れとしては確実に利上げに動き出すだろう。来週のFOMC会合では何らかのメッセージが市場に送られることになるだろう。
米国金融政策の大転換がいよいよ間近に迫り、各市場は更に不安定な動きが強まるとみる。
最終的にドルロングのポジションはキープするものの、利食いも確実に入れておきたい。
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[米ドル円]目先レンジに突入

日経平均株価が堅調なスタートとなったことで、前日急落したドル円も底堅い動きで始まった。黒田発言で下落したドル円はほぼ安値圏となる122円ミドルでもみ合いが続いた。できるだけ安い所で買いたかったのか、どこが底値かを見極めようとする動きから流動性が低下していたのだろう。午後に入り、安倍首相に近い政府関係者が「前日の円安けん制と受け止められた黒田日銀総裁発言は政府見解ではなく、不注意だった」との報道でドル円は一転して上昇。前日に報道された東京海上が米大手HCCインシュアランスを75億3千万ドルで買収するなど、他のM&A絡みなど下げたところでは買いが待ち構えていたのかもしれない。輸入など実需の買いも散見されるなど、結果的に黒田総裁発言は買い場を与えてくれたようなものだ。
NY市場でも小売売上が予想を上回ったことでドル円は一時124円19銭まで上昇。その後は米長期金利の低下により123円30銭まで押し戻されるなど荒っぽい動きが目立った。
黒田総裁発言に対する否定的な報道はあったものの、市場は当面125円を天井と見始めている。一方で、122円台は既に買い場となったことで目先は122円ミドルから124円ミドルのレンジに入ったとみる。
ドル円予想レンジ:124円20銭(前日高値、50%)~123円10銭
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[ユーロ米ドル]米独長期金利低下で保ち合い相場

欧州勢が東京市場の終わりにかけてまとまったユーロ買いを入れ1.1333まで上昇。このレベルは前日のNY終値であり、結果的に上抜け出来なかったことで売りに転じた。
混迷が続いているギリシャとIMFは支援協議を中断。IMFライス報道官は「大半の分野で意見の大きな隔たりがあり、合意からは程遠い」と発言。
ギリシャ懸念が燻ぶるなか、NY時間に小売売上が発表された。結果は予想を上回り米利上げ期待からドルが上昇。ユーロは一時1.1185ドルまで下落した。
しかし、その後米長期金利が一転して急低下したことを受けドルが急落。ユーロは1.1270まで100ポイント近く上昇するなど、荒っぽい値動きとなった。
ドイツの長期金利も低下したことから欧米金利差は結果的に変わらず、ユーロドルはレンジ内での動きとなった。
ボリンジャーバンドの中心線が1.1160付近から横ばいに入ったことで、目先ユーロドルはもみ合いに入った観がある。
ドイツの長期金利は節目とみられた1%を上抜け出来なかったことで、寧ろ株価は堅調に推移。米国も節目の2.5%から反落したことで、当面欧米金利差に変化はない。
債券や為替、そして株式市場は米国利上げを前に調整的な動きが入りやすく、流動性の低下から日中は依然荒っぽい動きが続くだろう。
ユーロドル予想レンジ:1.1330~1.1160(BB中心)
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[豪ドルNZドル]NZドル売りで豪ドルのヘッジ買い

朝方開かれたRBNZは政策金利を0.25%引き下げることを決定。声明でも今後追加緩和の可能性を示したことでNZドルは急落。また、為替レベルに対しても依然として過大評価されており、大幅下落が正当化されるとの見方を示した。一方、豪州の雇用統計がこの日発表され、雇用者数が4.2万人と予想の1.5万人を上回った。また、失業率も予想の6.2%から6.0%に低下したことを受け豪ドル買いが強まった。結果的に、豪州の追加緩和観測が後退したことで豪ドルを買ってNZドルを売る、いわゆるオージーキウイの動きが活発となっている。
オージーキウイはボリンジャーバンドの上限を一気に上抜き1.1079を付けるなど、昨年11月以来の高値を更新した。オージーキウイの特性として一つの流れができると長期に継続する傾向がある。昨年10月に付けた高値1.13が次の上値目標となる。
オージーキウイ予想レンジ:1.1300(2014年10月31日高値)~1.0970(BB中心)
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[全般]黒田総裁発言でドル円急落株価上昇
昨日の東京市場では黒田総裁が国会答弁で「実質実効為替レートでみるとここから更に円安に振れていくことは、普通に考えるとありえない」と発言。これを受けドル円は124円60銭付近から2円余り下落した。この急落を受け、甘利経済再生相の「黒田総裁発言は趣旨が曲解されて伝わったようだ」との発言もあり一時的に買い戻しがみられたものの、その後再び下落。
黒田発言が意図されたドル円けん制発言なのかは別にしても、当面125円台の高値を意識した動きになりそうだ。
このドル安円高を受け、NY株式市場は三指数ともに大幅高。NYダウは一気に236ドル上昇。同時に米長期金利は2.5%近くまで上昇するなど、これで利上げへの可能性が更に高まったともいえる。
一方、ユーロもギリシャ債務問題の進展期待もありドイツ長期金利が1%台に乗せるなど、底堅い動きとなった。
ユーロ圏のデフレ懸念が後退しリフレを意識したユーロの買い戻しの動きが続くなど、出口戦略をも意識した動きがみられる。これは、先日ECBのドラギ総裁が金利上昇に対し特別な策を講じないとの発言が影響していると考えられる。
イエレンFRB議長も利上げ後の株式や債券市場の混乱に対する警鐘を市場に送るなど、相場の行き過ぎを抑制させようとする発言もあった。これら一連の発言を見ると、今回の黒田総裁発言もそれに準じたものと考えられる。
いずれにしても、相場の大きな転換点に差し掛かっているということだろう。
最終的に、米国が利上げ実施に入る時期が迫っていることは間違いなく、過度な株安や金利上昇、そしてドル高を是正し始めているように見える。
今日のNY時間に発表される米小売売上が、先日の雇用統計に繋がる好結果となれば株価が再び下落するリスクが高まる。そうなれば、金利は上昇しドル高に反応すると同時に、リスクオフによる円買いの動きがもう一段出る可能性もあり予断を許さない。
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[米ドル円]黒田発言でドル円買い場を提供

黒田総裁が東京市場の昼過ぎに「実質実効為替レートがここから更に円安に振れていくことはありそうにない」「リーマンショック前の水準が正しいという根拠はない」と発言したことを受けドル円は一気に2円近く下落した。先日の米雇用統計発表後にドル円が125円86銭まで上昇。リーマンショック前の高値が124円前半という事から、それを上抜けたことを意識したものとも考えられる。もし、このレベルを更に超えていくと2002年1月に付けた135円を目指した動きになるという懸念があったのかもしれない。ただ、今回のドル円の上昇はドル高によるもので円安が進んだわけではない。今日のNY時間に発表される米5月の小売売上が予想通り前月から1.2%上昇するようであれば早期利上げ観測が更に高まる。そうなれば、株価が再び下落することで円買いの動きがもう一段強まりそうだ。
大きなドル高の流れに変化はなく、あくまでガス抜き調整が入ったものと考えれば今回の下落は絶好のドル円の買い場といえる。
日足、ボリンジャーバンドの下限となる122円20銭付近か、その下の61.8%戻しとなる121円60銭付近が次のサポートになる。このレベルは連休明けの海外勢がドル円を買い始めたレベルでもある。
ドル円予想レンジ:123円35銭~121円60銭
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[ユーロ米ドル]ドイツ金利上昇でユーロ下げ止まり

東京から欧州市場にかけてドイツの金利が上昇し一時当面の節目とみられていた1%を上抜けしたことでユーロ買いが先行。先週の高値1.1380を上抜き1.1387まで上昇した。その後ユーロは対ドルだけではなく対円対ポンドなどの売りも散見され押し戻された。
NY市場に入ると米長期金利の上昇などもあり金利動向を見ながら上下にユーロは方向感の乏しい動きが続いた。
ドイツの金利が1%を明確に上抜くようであればユーロ圏のデフレ懸念が完全に払しょくされたという見方が強まる。そうなれば、今後ECBの量的緩和の終了という動きが広がりユーロ上昇が一気に高まりかねない。
一方、ユーロが上昇してしまうと再びデフレ懸念が高まり、ユーロの上値が抑えられることになる。結果的にユーロはまだどちらにも大きく動きにくく、暫く1.14から1.08のレンジ内での動きが予想される。
今日の米小売売上や新規失業保険申請件数が好調な結果を示すようであればドル金利上昇によるドル高ユーロ安に繋がるとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.1380~1.1100(50%)
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[NZドル米ドル]予想外の利下げで薄商いのなか急落


今朝方行われたRBNZ政策決定会合では現行の政策金利3.5%から3.25%に引き下げを決定。市場は今回の会合で政策金利引き下げが見送られるとみていただけにNZドルは急落。朝の6時という最も薄商いの時間帯という事からNZドルは0.72から0.7030付近まで大幅下落となった。
市場は、今回の利下げを見送ったとしても次回に含みを持たせるとみていたことから、ある程度NZドルの下落を予想していた。
今回の利下げにより当面この低金利を維持することになれば、寧ろ材料出尽くしから最終的に買いが強まるとみている。
目先は窓を埋める動きが強まるとみており、フィボナッチの61.8%と戻しとなる0.7150付近で上値が一旦は抑えられそうだ。その後の下落でボリンジャーの下限バンドのある0.6990を下回らなければ買いを入れておきたい。
NZドルドル予想レンジ:0.7150(61.8%)~0.7000(BB下限手前)
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[全般]米利上げを意識した株や債券市場の不安定な動き
株価の下落は円高を促すもので、昨日の日経平均株価は360円のマイナス。欧州株価も軒並み下落したことを受けNY市場でも冴えない動きとなった。ドル円は一時124円を割り込み123円88銭まで下落。一方、米国長期債金利も2.44%まで上昇。ドルに対してはポジティブに反応しドル円も124円台に押しもどされて引けてきている。いずれも、市場は米国利上げ時期が近いという事を感じ取った動きであり、この混乱は来週のFOMCまで継続するだろう。
しかし、この混乱が収まらないようであれば寧ろFRBの利上げは難しくなることから、一方的な下落も考えにくい。結局、株式市場は業績相場に移行する時の生みの苦しみの一環であり、いずれ落ち着きを取り戻した時には底堅い動きに戻るだろう。
一方ギリシャ問題に揺れるユーロも株式債券ともに昨日は軟調な地合いとなった。
昨日提出されたギリシャの改革案に対して債権団が信用できないとしたことでユーロは下落。欧州株価も軒並み下落しNY株式市場の足を引っ張る要因となった。また、ドイツ国債利回りも0.9%後半まで上昇したことでユーロは乱高下したものの、対ドルの上昇と相殺される格好で往って来いとなった。
債券や株式市場は米利上げへの準備が始まっていることから当面不安定な動きが続くと思われ、為替もそれに合わせてドル高調整の動きが継続。
今日のNY時間に発表される米小売売上は先日の雇用統計の好結果を確認するものとなり、予想通りであれば改めて利上げを意識することになる重要な指標だ。
そうなれば株価の下落が一層強まると同時に長期金利が上昇するなど、荒っぽい動きが今日もみられそうだ。
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[米ドル円]日経平均に連動

昨日の東京市場では日経平均株価がマイナス360円と大幅安となったことでドル円は終始上値の重い展開が続いた。
その後124円前半で下げ止まったことから欧州市場に向けて一旦は買い戻しが入ったものの、ドル円は再び下落。日経平均先物の下落や欧州株価の下落によるリスクオフの円買いが強まったことでドル円はこの日の安値となる123円88銭まで売り込まれた。
その後は米長期金利の上昇による日米金利差拡大からのドル買いが強まり、ドル円は124円40銭付近まで押し戻されて引けてきている。
一時相関性が薄まっていた米長期金利と株価に対し、ドル円は再び連動する動きが目立ってきた。
今日も前日の欧米株式市場の軟調な地合いを引き継ぎ、ドル円は上値の重い展開が予想される。
ただ、長期的なドル高円安の流れに変化はなく、下げたところでは買いを入れていくスタンスは変えずにいきたい。
ドル円予想レンジ:124円70銭~123円70銭(50%)
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[ユーロ米ドル]保ち合いの下限を試す展開

アジア市場ではドル売りが強まったことでユーロは底堅い動きで推移。
しかし、欧州市場ではユーロ売りから始まった。ギリシャが提出した改革案を国際債権団が信用できないとの見解を示したとの報道に反応した。また、ショイブレ独財務相とファロファキス・ギリシャ財務相会談でも「我々は依然として意見が異なっている」との報道でユーロへの不安が拡大。欧州各国株価が軒並み下落し、ユーロは対ドルで1.1216まで売り込まれた。
一方、ドイツ長期債利回りは0.9%後半まで上昇したことでユーロ買いの動きが強まり1.13近くまで押し上げられるなど乱高下。結局保ち合い相場を脱することはできなかった。
三角保ち合いが収束する中で上値が徐々に切り下がっており、今日は保ち合いの下限に向かってユーロ売りが優勢とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.1340~1.1100(38.2%)
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[NZドル米ドル]明日のRBNZを前に底堅い動き

明日の早朝にニュージーランド中銀RBNZの政策会合が開かれるが、現状の政策金利3.5%を据え置くと予想される。景気低迷の中で一部利下げ観測が燻ぶることから、今回の声明で追加緩和の可能性が示されるか注目される。
日足チャートを見ると今年1月と3月に0.72ドル割れのところで跳ね返されるなど、0.72ドルが強いサポートラインとなっていた。このレベルが先月底割れしてから、今後は0.72ドルが上値抵抗線となった。明日のRBNZ会合でもう一段の利下げが意識されるようであれば0.70の大台を試す展開が予想される。
反対に、金利底打ちのサインが打ち出されるようであればボリンジャーの下限でもある0.70が当面の底値として買いを入れてみたい。
NZドルドル予想レンジ:0.7200~0.7080
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