ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-06

[全般]好調なISM製造業景況指数でドル全面高

昨日発表された米5月ISM製造業景況指数は1.3ポイント上昇の52.8と予想の52.0を上回った。また、前月の数値を上回ったのは2014年10月以来となる。これで悪天候の影響は一時的なものとの見方から、基本的な米経済の力強さが確認された格好だ。
特に製造業のなかで注目された雇用指数は前月の48.3から3.4ポイント上昇の51.7へと改善したことから、今週末発表の雇用統計に期待が高まった。
このISMの前に発表された個人消費支出PCEとデフレーターともに予想を下回ったことでドルが売られた後だけに、ISMの結果ドルは全面高。ドル円は124円93銭と2002年12月以来の高値を更新した。
ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁はこの日の講演で「ドル高が米成長を弱らせることを懸念していない」と発言するなど、ドル高に対する懸念が薄まったこともドル買いを促した。
<米株式・債券市場は利上げを意識>
NY株式市場ではISMの結果を受け強含みで始まったものの、その後は失速。小幅な上昇にとどまった。債券市場でも長短金利が上昇するなど各市場で利上げを意識した動きが目立ち始めている。今週末発表の米雇用統計が予想を大きく上回るようであれば、今月17日のFOMCで利上げに踏み切るとの見方が広がる可能性が高い。そうなれば、ドル買いに更に拍車がかかることになり、それを見越したドルロングのポジションを仕込み始めようとする動きが目立つ。しかし、6月の利上げの可能性は今の段階ではかなり難しく、期待先行で買われたドルの反発には注意が必要だ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]今日にも125円乗せとけん制発言

(米ドル円月足)

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(米ドル円時間足)

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124円93銭と2002年12月以来の高値を更新した。
NY市場が始まったところで発表の米5月PCEとPCEデフレーターが予想を下回ったことでドル円は124円を割り込み123円87銭まで下落。しかし、その後発表されたISM製造業が予想を上回りドルが全面高となった。50を29か月連続で上回り、2014年10月以来初めて前月を上回る好結果となった。更に、雇用指数も前月の48.3から51.7に上昇したことで早期利上げ期待が高まった。ドル円は124円ミドルにあった損切りを巻き込み124円93銭まで上昇。しかし、125円にはオプション絡みの売りが並んでいるとの見方から一先ず上値を抑えられた。
125円という大台は意識されるものの、今のドル円には勢いがありここで逆張りするのはリスクが高い。
しかし、米国下院でTPA交渉の真っただ中ということもあり、125円の高値を抜けるようであれば、国内からのドル高けん制発言が出やすいことから注意しておきたい。

ドル円予想レンジ:125円20銭~124円30銭(50.0%)

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[ポンド米ドル]PMIがポンド安を加速

(ポンド米ドル日足)


ロンドン時間に発表された英国5月製造業PM景気指数は52.0と予想の52.5を下回ったことでポンドは1.5285から1.52まで急落した。この程度の指標でここまで下落するというのは珍しく、投機筋がポンドを仕掛けたとみられる。
結局NY時間に発表された米PCEデフレーターが予想を下回ったことでドル売りが強まりポンドの買い戻しが入り往って来いとなった。
しかし、その後発表された米5月ISM製造業景況指数が予想を上回ったことから早期利上げ期待が高まりドルが全面高。ポンドは欧州市場で付けた安値1.52を下回り1.5175まで下落。明日のBOEの政策会合を控え本日発表の5月PMIに市場の注目が集まる。
<英国PMIがポンド安の流れを変えるか?>
5月の際には4月の製造業PMIが予想を上回ったことからポンドは利上げ期待から下げ止まり上昇に転じた経緯がある。その後はドル高が進んだことでポンドは再び下落に転じている。本日発表の建設業購買担当者PMIも昨日と同様に予想を下回るようであれば5月5日の安値1.5094が意識される。

ポンドドル予想レンジ:1.5280~1.5094(5月5日安値)

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[豪ドル米ドル]RBA会合と一目の雲のねじれ

(豪ドル米ドル日足)


週明けNY市場では5月のISM製造業が予想を上回り米早期利上げ期待から米ドルが上昇したことで豪ドルは一気に下落した。
豪ドルは5月14日の0.8165を高値に昨日の安値0.7601まで殆ど戻しがなく下落が続いている。米ドル買いが主な要因ではあるが、同時にRBAの追加利下げへの思惑が絡んでいる。
また、中国景気減速への懸念から上海総合指数が軟調な地合いで推移していることから、豪州景気への懸念が高まったことも豪ドルの上値を重くしている。
今日はRBA政策会合が13時半に発表されるが、今回は前回利下げを実施した後だけに政策金利2.0%は据え置かれると予想される。
ただ、声明文のなかで追加緩和の可能性が示されるとみられ、それに市場がどの程度反応するかが注目される。もし、反応薄であればそろそろ豪ドル売りが一巡し、上昇に転じるとみる。
今日はトレンドの転換のサインとされる一目の雲のねじれが生じる。ここで反転するか、或は今年最安値となる0.7537を割り込み新たな下落の幕開けとなるか注目される。

豪ドルドル予想レンジ:0.7780~0.7537(今年最安値)

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