[全般]豊富なドル高の要因でも売り優勢
昨日開かれたECB理事会では現行の金融政策を維持することを決定。現在のユーロ圏経済は緩やかな景気回復が続いているなど楽観的な見通しを示した。
今年のインフレ見通しも0.0%から0.3%へと上方修正。ドラギ総裁は現在のところQEの拡大の必要はないと発言したことで、追加緩和期待の後退からユーロが上昇。ドイツなどの長期債利回りが上昇したこともユーロ買いを促した。また、この日発表されたユーロ圏失業率は11.1%と3年ぶりの低水準に低下したこともユーロ買いに安心感を与えた。ギリシャの6月5日までのIMFへの返済期限が迫る中、依然交渉が難航するなど不安材料も残るもののユーロショートの巻き戻しが強まった。
また、NY時間には重要な米経済指標が発表され、全般に好調な結果が示された。
この日発表された米4月の貿易収支は-409億ドルと予想-440億ドルを上回るなど、6年2か月ぶりに大きな赤字縮小幅となった。ドル高が懸念された輸出額も若干であるが拡大。また、明日の雇用統計を占ううえで参考指標となるADP雇用統計も20.1万人と予想の20.0万人を上回った。この結果を受け、明日の雇用統計は大幅に予想を下回ることはないとの安心感が広がった。
未明に発表されたベージュブックも景気は全般に拡大しており、物価は安定もしくは上昇、賃金もやや拡大していることが明らかとなった。
一方、5月のISM非製造業景況指数は55.7と予想の57.0を下回り13か月ぶりの低水準となったものの、緩やかな改善ペースが続いていることが示された。
NY株式市場は3指数ともに上昇し米長期金利も前日から0.1%上昇するなど、ドル買い材料が多く見られた。
ただ、明日の米雇用統計を控えていることもあり、市場はポジションを一方向に傾けにくく、ユーロの上昇などもあり短期的にはドル売りの動きが優勢となっている。
雇用統計を控え、市場の注目はドルからユーロやポンドなど他通貨へ集まりやすく、今日もBOE会合やギリシャ情勢の動向で一喜一憂するなど荒っぽい動きが予想される。
目先は短期取引を中心に細かく稼ぐといったリスクを抑えた取引に徹したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]125円再トライを前に時間調整

前日の東京時間に125円台を付けたドル円はその後もポジション調整の売りが入った。昨日NY時間では米ISM非製造業指数が予想を下回ったことでドルが全面安となり前日の安値123円75銭に迫る123円79銭まで下落。しかし、売りは続かず跳ね返された。123円70銭付近はフィボナッチ38.2%戻しとなり買いが入りやすいレベルではあり、下値の堅さが改めて確認された。
ユーロの上昇がドルの上値を抑える中で米長期金利の上昇がドル全体を押し上げている。株価の上昇も円売りを促すもので、今日の東京市場でもドル円は底堅い動きが予想される。
ただ、明日の米雇用統計を控えここからドルロングを仕込むにはリスクが高い。値幅調整は限定的なだけに暫く時間調整が続くとみている。
短期的には124円ミドルから後半にかけて売りが出やすいことから、高値掴みには注意したい。
ドル円予想レンジ:124円70銭~123円70銭(38.2%)
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[ユーロ円]8日の変化日までは上昇継続

この2日間でユーロ円は4円余り上昇。ドル円は124円台での横ばいが続いていることから、ユーロの上昇がユーロ円を押し上げたことになる。
昨日のECB会合後のドラギ総裁は以前クーレECB理事が夏前にQEのペースを加速させるとのコメントが間違いであったと否定。現在のところQE拡大は必要ないと発言したことでユーロは大きく上昇した。会見では出口戦略への質問もみられたが、流石にドラギ総裁は否定。しかし、市場は大きな変動になれるべきであると発言したことでドイツ債が一気に売られ、利回りは0.9%近くまで上昇した。ユーロ圏経済は緩やかに回復していることが示されるなど、楽観的な見方が示され今年のインフレ見通しを0%から0.3%上昇に上方修正。ユーロ円は損切りを巻き込みながら今年1月以来の高値140円台に乗せてきた。
日足チャートの一目を見ると来週8日に雲のねじれが生じる。
そうであれば変化日まではユーロの上昇が続くという見方もできる。
ユーロ円予想レンジ:140円80銭(61.8%)~138円90銭
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[ポンド米ドル/ユーロポンド]BOEとECBの温度差


ポンドは経済指標の結果を受け連日過剰に反応しやすい状況が目立ち始めている。
昨日もロンドン時間に発表された英5月サービス業PMIが56.5と予想の59.2を下回るとポンドは1.5370付近から100ポイント下の1.5270まで下落。しかし、NY時間に発表の米ISM非製造業が予想を下回りドルが全面安となったことで再び1.53ミドルまで押し戻されるなど、日中は投機的な動きが目立つ。それだけ、ポンドの見通しが不透明ということだ。
昨日のECB理事会では当面追加緩和の可能性が後退しユーロが上昇。一方、最近の冴えない英国経済指標から今日のBOE会合ではこれまでの金融政策を維持するとみられている。ユーロポンドも先週からショートの巻き戻しが入るなど、ECBとBOEの金融政策の温度差がポンド売りを強めている。ただ、長期で見ると寧ろBOEのほうが来年9月までQE継続を宣言したECBよりも利上げ時期は早まるとの見方が根強い。
ユーロポンドの買い戻しが終了した時が再びポンド買いの始まるサインとみる。
今日はBOE会合前後で下値サポートの目安となる1.52ドル付近を固めるか注目。
サポートを割り込むようであれば5月5日に付けた安値1.51付近まで目立ったサポートはみられない。
ポンドドル予想レンジ:1.5380~1.5200(50%)
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