ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-06

[全般]今年最大の注目イベントFOMC

いよいよ今年最大のイベントともいえるFOMC政策会合の結果が明日未明に発表され、市場の緊張感は高まる。
昨日の東京時間に黒田総裁が国会答弁で「名目ベースでの円安を望んでいないと言ったわけではない」と発言。先日の実質実効為替レート絡みの円安けん制発言を否定したような内容となりドル円は50銭近く上昇した。しかし、その後はFOMCを控え短期ポジション調整の売りが強まり往って来い。
欧州市場では18日のユーロ圏財務相会合までにギリシャと債権者との合意が難しいとの見方が強まりユーロ売りが強まるなど、市場に不安感が高まった。ドイツ債利回りは低下するとともに米国長期債利回りも攣られて低下。
NY時間に発表された米5月住宅着工は予想を下回ったが許可件数は大幅に上回ったことで相殺され、ドル自体は大きな動きは見られなかった。
一方、株式市場は金利低下の影響を受け三指数とも上昇したものの、FOMCの結果待ちという事から円売りの動きも限定的となった。
<FOMC政策会合見通し>
今日のFOMCでは年末のFF金利見通しが前回3月と同様に0.65%であれば0.5%を2度に分けて引き上げることになり、9月の利上げが意識される。年内2度の利上げとなれば市場はタカ派的と見なされ、ドル買いが一時的に強まると考えられる。
同時に利上げを株式市場はネガティブ材料と捉えられることから円高が進行しやすくなる。しかし、もし9月の利上げが有力となっても、その3か月の間に市場が過剰に反応するようであれば利上げ時期が再び後退することになりかねない。
一時的な混乱があったとしても、最終的にドルの長期的な上昇トレンドに変化はないとみる。
また、米国が利上げに踏み切ればECBやBOE、そしてBOJ(日銀)のスタンスに市場の注目が集まり、各通貨はそれぞれ異なる動きが強まるだろう。
直近では18日のユーロ圏財務相会合に向けてギリシャのデフォルト懸念が一層高まるなど、神経質相場が暫く続くことになるだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]日銀黒田総裁が修正発言

(米ドル円日足)


黒田日銀総裁は昨日の国会答弁で実質実効為替レートについて「名目実効為替レートの円安を望んでいないと言ったわけではない」と発言。先日の円安けん制発言を否定するような内容となりドル円は一時123円35銭から50銭近く上昇した。
しかし、日経平均株価の下落やギリシャデフォルト懸念、そして明日のFOMC会合を控えていることもあり、じりじりとドル円は押し戻された。
NY市場でも株式市場で三指数ともに下落したことで日経平均先物も下落。リスク回避による円買いの動きが強まり、この日の安値となる123円31銭まで下落した。
今回も含め、先日の黒田総裁による円安けん制発言以降ドルロングのポジションは大分縮小されたとみられる。
市場は黒田総裁のけん制発言が否定されたとしても、125円以上の円安に対して神経質になっている。今日のFOMCの結果が予想通りタカ派的なものとなっても、けん制発言で下落する直前のレベル124円ミドルを超えるのは難しいとみる。
万が一、ハト派色の強いものになれば一時的にドル売りが強まるだろう。ただ、全体的にドルロングポジションは軽くなっているだけに、けん制発言後につけた安値122円50銭を下回ることもないとみる。
122円ミドル下にストップを入れて、下げ止まったところで買いを仕込んでおきたい。

ドル円予想レンジ:124円60銭~122円50銭(6月10日安値)

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[ユーロ米ドル]ギリシャデフォルト懸念高まる

(ユーロ米ドル8時間足)


東京から欧州市場にかけて纏まったユーロの買いが出てユーロは80ポイント近く上昇。しかし、すぐに押し戻されるなど投機筋と思われる動きが目立った。その後はギリシャのデフォルト懸念が高まったことで安全なドイツ国債に資金が集まり金利が低下。短期のユーロショートが炙り出された後ということもあり、NY市場では1.1208の安値を付けた。
本日のFOMCや明日のユーロ圏財務相会合を控え、投機筋中心に目先のポジション調整が進んだとみられ、三角保ち合いが収束。
18日のユーロ圏財務相会合を控えるユーロにとって、今日のFOMCの影響は限定的とみる。
FOMCというイベントリスクを前にユーロのショートカバーが入った後だけに、終了後は再びユーロ売りが強まるとみている。1.1390付近を上に抜けたとしても、5月15日に付けた高値1.1470を抜けるのは難しい。

ユーロドル予想レンジ:1.1390(6月10日高値付近)~1.1100(38.2%)

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[ポンド米ドル]MPC議事要旨とFOMC

(ポンド米ドル日足)


先週から始まったポンドの上昇チャネルは依然として止まる気配がみられない。
先週S&Pが英国格付け見通しを安定的からネガティブに引き下げたがポンドは寧ろ上昇。先週あたりからギリシャ問題で燻ぶるユーロを売ってポンドを買う動きが目立っている。また、先日BOEのカーニー総裁が英国のインフレは上昇する可能性があることを指摘。その日発表された6月住宅市場指数が予想を上回ったこともあり再び利上げへの期待が高まったためとみられる。
テクニカル的にみると1.52付近の90日移動平均線に対して5月と6月にダブルボトムを形成して上昇に転じている。また、ヘッド&ショルダーの右からの高値1.55ドルを上抜けたことで下降リスクは後退。ヘッドにあたる1.58ドルを目指してポンド買いは継続するとみる。
今日は英国5月失業率の発表と同時にMPC議事要旨が公開される。先日のカーニー総裁の発言と同様にインフレ懸念が指摘されているようであれば利上げ期待からもう一段のポンド上昇が見込まれる。

ポンドドル予想レンジ:1.5750~1.5540(前日安値)

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