[全般]ギリシャ疲れでポジション調整
一時合意に至るかと思われたギリシャ支援協議も暗礁に乗り上げた格好で、明日のユーロ圏首脳会議までずれ込むことになりそうだ。
明日の協議で支援合意に至ったとしても、今後もギリシャデフォルト懸念は付きまとう事を、市場もある程度織り込んでいる。それでも、万が一今回返済が滞るような場合は、リスクオフの動きから、米国債やドイツ国債、そして円といった安全資産に買いが入りやすくなる。6月末の返済が来るまでは何が起こるか分からないことから、一方向にポジションは傾けにくい。上昇が続いているNY株式市場でも昨日は三指数ともに下落するなど、ポジション調整の売りが目立った。
昨日のNY時間に発表された1-3月期米GDP確定値は予想通り-0.2%となり、改定値からは上方修正されたものの、結果的にマイナス成長となった。昨日上昇した米長期金利も下落に転じるとドルは全般に上値の重い展開となった。
今日はNY時間に米5月のPCEコア・デフレーターが発表され、0.1%と前月から横ばいになると予想される。
昨日発表された1-3月期米GDP確定値では横這いとなったが、個人消費が+2.1%と前回の1.8%から改善。デフレーターはFRBの2%物価目標にはほど遠いものの、予想通りであれば利上げ期待は継続するだろう。
ここにきて、米長期金利の動向にドルは連動する傾向がある一方で、円も日米株式市場の動向に敏感に反応している。
この動きは市場が正常な状態に戻り始めているもので、米利上げに向けた動きが近く始まる前兆と捉えてよいかもしれない。
ギリシャ問題で疲れ気味の市場だが、そろそろ次の展開に備え始めておきたい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]レンジの上限を意識

東京市場は前日のパウエルFRB理事の早期利上げ発言でドル円も124円を挟んで底堅い動きが続いた。しかし、欧州市場に入りギリシャ協議が難航していることが伝わるとユーロ円を中心に円買いの動きが強まりドル円も123円73銭まで下落した。しかし、NY市場にかけて米長期金利が上昇したことでドル円は再び上昇に転じ一時124円36銭まで買われた。このレベルは先週開かれたFOMC会合直前の高値124円43銭が意識されたことから一転して反落。米長期金利が低下したことや、NY株式の下落による円買いの動きが強まり123円76銭まで下落した。124円ミドルはかなりレンジの上限として意識されているものの、東京の安値123円73銭手前で下げ止まったという事は、既にそのレベルには買いが並んでいるとみることができる。123円ミドルに損切りを置き、このレベル付近では買いをいれてみたい。
今日の米PCEコア・デフレーターが予想を上回るようであれば再度124円ミドルを試しに行くとみるが、125円ははるか遠いレベルになった。
ドル円予想レンジ:124円60銭(61.8%)~123円60銭
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[ユーロ米ドル]ギリシャ協議再び暗礁

合意に向かって動き出したかと思われたギリシャ協議も再び暗礁に乗り上げてしまった。
ギリシャ再建案を提示した修正案をギリシャが受け入れなかったので本日25日も財務相会合が行われることになった。明日の首脳会議までギリギリの交渉が続きそうだ。しかし、ギリシャ問題が深刻化してもユーロの下値は限定的となっている。市場はギリシャが最終的にデフォルトには陥らないという見方が強いとみられる。それよりも欧州景気回復の動きやECBの金融政策に焦点が集まっているようだ。
三角保ち合いを下抜けしたものの、50%戻しとなる1.1130手前で下げ止まった。
協議で決着がつくまではユーロの底堅さは継続するとみている。今日も1.11ミドルがサポートされるようであればテンポラリーにユーロを買ってみたい。
ユーロドル予想レンジ:1.1240~ 1.1130(50%)
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[米ドル南アフリカランド]長期上昇トレンドに乗る

ドルランドの上昇トレンドは継続しており、下げたとこでは長期投資としての買いを入れておきたい。
昨年の1月にSARBは政策金利を史上最低の5.0%から5.5%に7月には5.75%に引き上げてからは政策金利を据え置いている。
先日発表された1-3月期経常収支は予想以上に赤字額が減少するなど、最悪期は脱していると考えられる。今日発表の南ア5月PPIは前月から低下すると予想されるものの、それでも前年比でみると3.0%から3.3%に上昇している。
南アランドは2011年5月を底値にこれまで上昇が続いている。また、2008年10月に付けた高値11.846を今年3月に上抜いたことから次の上値ターゲットは2001年11月の高値13.81になる。
ランドロングポジションはキャピタルゲインと同時にインカムゲインを望めるランドは投資妙味がある。
もし、発表後にランド売りが強まるようであれば下値では少しずつ難平買いを入れて行きたい。
ドルランド予想レンジ:12.20~12.05(61.8%)
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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