ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-06

[全般]ギリシャ問題重石で神経質な展開

25日のユーロ圏財務相会合でもギリシャ問題は合意に至らず、為替だけではなく各市場も神経質な展開となっている。
財務相会合で債権団が示した修正案の断行を迫ったが、ギリシャは提案の受け入れを拒否。今回も合意に至らず27日の会合に持ち越された。
欧州時間には満場一致で合意との一部報道でユーロが買われる場面も見られたがすぐに否定されるなど、ユーロは乱高下。27日の会合でも合意に至らないようであれば6月末のIMFへの返済が滞りデフォルトに陥る可能性が高まる。市場はどこかで楽観的な見方は強いものの、万が一に備えてポジションを縮小する動きが目立った。
一方、米国景気回復の動きは堅調な地合いを示している。
この日のNY時間に発表された米5月PCEは+0.9%と予想の+0.7%を上回り、コアデフレーターも+0.1%と年率+1.2%の上昇となった。ギリシャ問題がなければ市場はドル買いに動いたと思われるが、結果的に慎重な姿勢となり株価は三指数ともに続落となった。
明日の財務相会合でも合意に至らないようであれば週明けの東京市場ではリスクオフの動きから円買いに動く可能性が高い。
ギリシャ問題はある程度織り込んではいるものの、万が一何が起こるか分からないといった不安感が積極的な取引を控えさせている。
しかし、本流である米国の9月利上げの動きは更に確実さを増しており、ドル高の流れに乗り遅れないように備えておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]万が一に備え

(米ドル円2時間足)


東京市場でドル円は比較的底堅い動きが続いたが欧州市場にかけてドル円は急落。
ギリシャ支援に対するユーロ圏財務相会合が開かれる中で協議が難航。ECBがギリシャの銀行に対してELAの上限を据え置くと言った報道もあり、欧州市場では纏まったユーロ円の売りが散見。ドル円もこの動きに攣られて123円80銭付近から50銭近く下落した。
しかし、その後は米長期金利の上昇もありドル買いが優勢となり押し戻された。
NY市場では米PCEデフレーターなど好調な結果となったが市場の反応は限定的。ギリシャ問題が燻ぶる中で123円ミドルを挟んだ神経質な展開が続いている。
27日に財務相会合でギリシャ協議を再開することから、週明けにはある程度結果が出ている可能性が高い。
万が一デフォルトという結果になれば一時的に円買いが強まりかねないことから、ドルロングポジションは出来るだけ縮小しておきたい。
ただし、米利上げによるドル上昇トレンドに変化はなく、下げたところでは再びロングメークの備えはしておきたい。

ドル円予想レンジ:124円10銭~123円30銭(61.8%)

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[ユーロ円]ギリシャデフォルトも現実味

(ユーロ円4時間足)

EUR_JPY_20150626_4jikanashi2.jpg

欧州市場が始まったところでユーロ円の纏まった売りが散見された。
ユーロ圏財務相会合が継続する中で、債権団の示す修正案をギリシャに断行するように迫ったがギリシャはこれを拒否。また、ECBがギリシャの銀行に対してELA(ギリシャ銀行に向け緊急流動性支援)の上限を据え置くことを発表するとの報道などからユーロが下落。対ドルだけではなく対円での売りが入りユーロ円は138円80銭付近から一気に137円66銭まで急落。その後急速に買い戻されるなど、荒っぽい動きがみられた。ギリシャが6月末のIMFへの返済が滞るようであればデフォルトが現実味を帯びる。ある程度市場は織り込んではいるものの、万が一の時に備えたポジション調整が入ったとみられる。
ただ、ユーロ円の上昇の流れは依然として続く中で、あくまで調整の動きとみてよいだろう。
寧ろ、昨日の振り落としで目先の底値の堅さを確認したとみる。
再度138円割れを試す展開となれば、買いを入れておきたい(137円60銭に損切りを置く)。

ユーロ円予想レンジ:139円10銭~138円00銭(38.2%)

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[ポンド米ドル]カーニーBOE総裁発言に注目

(ポンド米ドル4時間足)


ポンドは1.6ドルの大台に近づいたところで利食い売りの動きに押し戻されているが、どこかで反転のタイミングを探っている。
今日の23時45分にBOEのカーニー総裁の講演が開かれる。BOEはここにきて利上げの可能性が高まり始めているだけに、その内容に市場の注目が集まる。
米国FRBの利上げが間近に迫る中で、出口戦略がいかに難しいかをBOEも認識していると思われる。それもあり、この時点からある程度市場にメッセージを投げかけておく必要があるのだろう。
5月14日の高値1.5813を上抜いたことでもう一段の上昇が期待されたものの、ギリシャ問題などから一旦は利食い売りに押された。しかし、利上げが本格的に視野に入るようであれば1.6ドルを上抜くのは時間の問題とみる。
下値目途としては38.2%戻しとなる1.56ミドル付近、或は50%戻しとなる1.55ミドルが強いサポートとなっている。底値を確認できれば反転のタイミングとなりそうだ。

ポンドドル予想レンジ:1.5800~1.5640(38.2%)

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