ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-06

[全般]ギリシャデフォルトショックを先取り

週明けの東京市場はギリシャのデフォルト懸念の高まりからユーロ売りが一気に加速。為替市場だけではなく世界的な株安の引き金を引いた格好だ。
ユーロは1.09ミドルまで230ポイント近く下落。ドル円も122円前半まで同時に下落したことで最も下落した通貨ペアがユーロ円であり、4円余りの大幅下落となった。
ギリシャに対しユーロが支援延長を拒否したことで俄かにデフォルトに陥る可能性が高まったためだ。本日6月30日はIMFへの15億ユーロ返済期日となり、7月5日の国民投票を前に返済不能に陥る可能性がピークに達する。株式市場もアジアから欧米市場まで全面安となりリスク回避の動きが強まった。
しかし、結果的にユーロは対ドルで下落前のレベルを上抜け、ユーロ円は往って来いとなるなど、ギリシャデフォルト懸念も織り込んだような動きを見せた。
市場はこれまでギリシャの「デフォルトは止むなし」という雰囲気があっただけに、寧ろあく抜けした観もある。実際に今回の株式やドルの動きをみると、これまでバブル的な上昇を見せたものが全て巻き戻されている。
上海総合指数や日経平均、そしてNY株式市場などがそうだ。為替ではドル円やユーロドルなど、ドル高の是正とみた方が納得はいく。
ギリシャがデフォルトに陥るという最悪のシナリオは既に先取りした格好となり、実際にデフォルトになっても昨日のユーロの安値を超えることはないとみる。
寧ろ、万が一回避できた場合には一時的にユーロやユーロ円が更に買われる可能性もある。ギリシャデフォルトによる下値リスクはかなり後退したとみてよいだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]ドル高修正の動きで上値重く

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20150630_jikanashi2.jpg


シドニー市場でドル円は薄商いの中で一気に売りが進み122円10銭まで下落。その後窓埋めの動きが強まり123円台に乗せたものの再び122円ミドル付近まで押し戻されるなど、上値の重さが目立った。結果的にユーロなど主要通貨に対しドルが全面安の展開となっている。
また、世界的な株安がリスク回避の動きを高め、安全な円に買いが入りやすくなった。
今回の動きはギリシャ自体がリスクという事ではなく、これまで買われ過ぎた調整の動きとみることができる。そうであれば、株式市場の混乱はもう暫く続く可能性が高く、ドル円上昇には少し時間がかかるだろう。
ドル安からドル高に戻るには今週木曜日発表の米雇用統計の結果を見極めてからになりそうだ。
今日発表の米ケースシラーや明日のISM製造業景況指数などは前月から改善されていると予想される。米景気回復サインが改めて確認されるようであればドル円は再びレンジの上限を目指す展開とみる。ボリンジャーバンドの下限でもある122円前半は絶好の買いレベルとなりそうだ。

ドル円予想レンジ:123円00銭~122円20銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ円]ドル円とユーロドル同時に下落

(ユーロ円日足)


ギリシャデフォルト懸念から週明けシドニー市場でユーロドルが急落。同時にドル円も下落したことで結果的にユーロ円の下落幅が最も大きくなった。
先週末のユーロ円終値138円35銭から一気に133円75銭まで4円60銭と大幅下落。このレベルは一目の雲の上限でもあり下げ止まった。
その後はユーロやドル円の買い戻しが入り138円台を回復するなどほぼ往って来い。上値はフィボナッチの38.2%戻しの138円10銭付近で上げ止まった。
しかし、下落前のレベルまで戻すとは予想外であり、ギリシャのデフォルト懸念はどこに消えたといったような動きだ。
結局、ギリシャ問題をきっかけにユーロのショート巻き戻しが入ったと考える方が納得がいく。
ギリシャ問題で売られたというよりも昨年夏場からの下落の巻き戻しの延長とみると、今回のユーロの下落により大方ポジションは一掃されたとみることもできる。
市場は時としてやり過ぎる傾向があるだけに、今回の下げから上昇に転じた反動による下落には注意したい。
今日はIMFへの15億ユーロ返済が滞るようであれば現実的なデフォルトに陥り、再度下値を試しに行くだろう。ただし、昨日の安値となる133円75銭を下回ることはないだろう。

ユーロ円予想レンジ: 139円00銭~136円40銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル米ドル]ギリシャショックで寧ろ底値を確認

(豪ドル米ドル4時間足)


週明け早々シドニー市場ではギリシャデフォルト懸念の高まりから豪ドルは0.7583まで下落して始まった。
先週末NYの終値が0.7655付近から70ポイント程度と他の主要通貨に比べると下げ幅は比較的少ないものとなった。
ギリシャデフォルト問題は豪ドルにとって影響は少ないということもあったが、上海株価の下落などの影響が懸念された。結果的にアジア市場で買い戻しの動きが強まり下落前のレベルを上抜いた。一旦は利食い売りに押し戻されたものの、NY市場で再び買いが強まり0.77ドル台に乗せてきた。
当面の底値となる0.75台を固めるかどうか注目されていた豪ドルだが、今回の下落により寧ろ底値の堅さを確認したとみてよい。
ギリシャ問題による株価の下落が収まりリスクが後退する時が次の豪ドル上昇のタイミングとみる。

豪ドルドル予想レンジ:0.7750(38.2%)~0.7640(昨日NY安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する