[全般]ギリシャ問題は米利上げに影響せず
IMFは国債など公的な返済ではないことから格付け会社はデフォルトとはみなさない判断もあり、市場への影響はほとんど見られなかったが、実質的にはデフォルトと変わらないものだ。
ギリシャは1日にも新たな提案をユーログループに送付するとしたが、メルケル首相は5日の国民投票までは交渉しないことを言及。依然としてギリシャによる不安定な動きは継続されるものの、市場の動揺は薄れつつあるようだ。
前日月曜はギリシャ不安により世界的な大幅株安を招いたものの、昨日は寧ろ上昇に転じるなど、影響が低下していることの現れだ。また、ドルの長期金利も上昇するなど、市場はギリシャ問題が米国金融政策に影響しないとの見方が示された。
米国自治領となるプエルトリコもデフォルト懸念が拡大したものの影響は見られないなど、市場は次第に落ち着きを取り戻している。
明日は米国6月雇用統計発表を控え市場は再び米金融政策に関心が集まる。
今日のNY時間には米重要指標の一つでもある6月ISM製造業やADP雇用統計が発表される。連休前という事から参加者が徐々に減少する中で、ギリシャ問題と重なり市場のボラティリティーが高まり、ちょっとした材料に敏感に反応しやすい。
昨日発表のケースシラー住宅価格は緩やかな上昇を示すものとなった。本日発表の指標も前月から改善が予想されることから、利上げ期待による米金利上昇など、次第にドル買い安心感が戻り始めるだろう。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[米ドル円]122円の底堅さを確認

この日はギリシャのIMFへの返済期限がくる日で、返済は難しいとの見方から東京市場から欧州市場にかけてドル円は122円を瞬間割り込み121円95銭まで下落。しかし、122円下には押し目買いやオプション絡みの買いが並んだことですぐに反発。その後122円60銭まで押し戻されたがNY市場で再び売りが強まり122円を片足割り込んだ。しかし、この時も再度反発するなど、122円の底堅さを確認した格好だ。
ギリシャデフォルト懸念は既に市場が大分織り込み始めていることから、リスク回避の円買いもそろそろ弱まりつつある。明日の雇用統計を占ううえで重要なADP雇用統計が今日のNY時間に発表され、結果次第では米長期金利のもう一段の上昇に繋がる。
今日も122円の底固さが確認されるようであればレンジの上限となる124円台をいずれ試す展開とみる。
ドル円予想レンジ:122円90銭(50%)~122円00銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[ユーロ円]短期の三角保ち合い収束

ギリシャ財務相は6月末返済期限のIMFに対する15億ユーロ債務を返済しないと発表。しかし、市場への影響はなく、既に織り込んでいた模様。
欧州時間に「ギリシャはユンケル欧州委員長の提案を再検討」「チプロス首相は協議のためブリュッセルかベルリンを訪問」といった報道で協議再開期待からユーロは上昇。しかし、その後ユーロ国財務相電話会合で期限通り支援の打ち切りが確認されたことで下落に転じた。ユーロ円はこの日も上下2円近い動きを繰り返すなどボラティリティーの高さを物語る。
ギリシャは欧州安定メカニズムESMによる2年間の支援を新たに要請した。しかし、ドイツのメルケル首相は5日の国民投票まではギリシャとの交渉は行わないとした。
ギリシャは今月14日と20日には国債やサムライ債の償還を迎え、このまま支援がなければ実質デフォルトに陥ることになる。それまで市場は常にリスクが燻ぶる状態が続くことになり、ユーロ円の本格的な巻き戻しも当面難しい。
ただ、ボリンジャーバンドの下限が下支えとなり、底堅い動きが続くとみる。
ユーロ円予想レンジ: 137円40銭(50%)銭~135円80銭(BB下限)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[豪ドル米ドル]リスクの燻ぶりで目先レンジ相場継続

ギリシャデフォルト懸念から週明け早々豪ドルは0.76を割り込んだ。しかし、このレベルはこのひと月間のレンジの下限でもあり跳ね返されている。
その後は世界的な株安に対しても豪ドルは堅調な動きを示している。
ここ数か月で豪ドルの売り材料はほぼ出尽くし観があり、買いのタイミングを探る展開が続くとみる。
今日10時には中国製造業PMIが発表され、前月同様50の景気分岐点を上回ると予想され、株価の下支えになりそうだ。また、この後10時半には豪州建設許可件数も発表される。最近の住宅価格上昇などから、追加利下げ観測が後退し豪ドル買いに反応するとみる。
ただ、明日の雇用統計もあり、レンジの上限となる0.7850は来週以降に持ち越されるだろう。
豪ドルドル予想レンジ:0.7745(38.2%)~0.7660
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
注意喚起
当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。
店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。
当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。
当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |