ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-07

[全般]米雇用統計とギリシャ国民投票

ギリシャのIMF返済が滞ったことで実質デフォルト状態に陥ったものの、5日に実施される国民投票に市場の期待は残された。
ギリシャのチプラス首相はこの日「条件変更されれば、債権団の要請する大半の条件を受け入れる用意がある」としたことで市場は再び期待感が高まりユーロは上昇。しかし、その後の演説で国民投票では反緊縮票でEU側に圧力をかけるように訴えるなど、依然として強気の姿勢を示すなど混乱は投票日まで継続することになる。
一方、NY時間に発表された6月のADP雇用統計は23.7万人と予想の21.8万人を上回ったことで本日発表の雇用統計への期待が高まりドル高が進んだ。また、同日発表の6月ISM製造業景況指数も53.5と予想の53.2を上回るなど好調な米国経済を示す結果となり、早期利上げへの条件が整い始めている。
今日発表の米雇用統計はADP雇用統計の結果をみると予想以上に増加が見込まれるだけに、ドルは底堅い動きが予想される。ただ、明日から米国が独立記念日絡みの連休入りとなる事もあり、ドルロングの利食い売りには注意したい。ギリシャ問題が米経済に影響する可能性は低いものの、5日のギリシャ投票を前に一時的なリスク回避の動きが強まる可能性が高い。
投票結果は来週明けには明らかになっていることから、今週と同様に大きく窓が空いて始まる可能性がある。
国民が緊縮財政に対しYESと答えれば政権交代となり新たに交渉が始まることから再建策の受け入れからリスクオンによるドル買い円売り、ユーロ買いに反応するだろう。反対にNOであればユーロ離脱の可能性が高まりリスクオフの動きが強まることになる。
可能性としてはYESのシナリオが高いが何が起こるか分からないのが選挙だ。
ギリシャ不透明感を背景に来週に向けたポジション調整の動きが雇用統計発表後は強まりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ポジション調整のドル買い

(米ドル円2時間足)


欧州時間にギリシャのチプラス首相が条件変更されれば債権団の要請を受け入れる姿勢を示したことでリスク回避の動きが後退。日経平均先物の上昇もあり円売りの動きが強まった。NY時間に発表されたADP雇用統計やISM製造業が予想を上回ったことで米長期金利が上昇し全般にドル買いが進んだ。ドル円は一時123円23銭まで上昇。このレベルは週明け東京市場でドル下落後の戻り高値レベルでもあり、半値戻しのレベルという事から売りが並んだ。
今日発表の米雇用統計は23万人余り増加すると予想されるが、ADPの結果を踏まえると予想を上回る可能性は高い。直近の米経済指標をみても好調な米経済を示すものが多く、金利上昇への思惑からドル買いに傾きやすい。
しかし、5日のギリシャ投票を控え、明日から米国が連休に入ることからポジション調整の動きが今日は入りやすい。
もう一段のドル買いが進むとみるが、来週に向けたリスク回避からの円買いにも注意したい。

ドル円予想レンジ:123円50銭(61.8%)~122円80銭

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[ユーロ円]国民投票に期待

(ユーロ円4時間足)


ギリシャのチプラス首相は欧州時間に「条件変更されれば債権団の要請する大半の条件を受け入れる用意がある」と発言。ユーロ円は137円40銭まで上昇した。
しかし、その後の首相演説では国民投票で「反緊縮票でEU側に圧力」をかけるよう呼びかけたことで再び下落に転じた。この時の動きをみるとポジションは再びユーロショートに戻したと考えられる。
今週に入りユーロ円の動きは活発なだけに今日の米雇用統計では上下どちらかに大きく振れやすい。ただし、明日からNY勢は連休に入ることや5日の投票結果が週明けには明らかになることから、米雇用統計の発表後にはポジション調整のユーロ買い戻しが入り、最終的に底堅い動きが予想される。

ユーロ円予想レンジ:137円40銭(50%)~ 135円70銭

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[ポンド米ドル]建設業PMI発表に注目

(ポンド米ドル日足)

GBP_USD_20150702_hiashi2.jpg

昨日発表の英6月製造業PMIが51.4と予想の52.5を下回ったことでポンドは急落。その後カーニーBOE総裁が「低金利の環境が長期間続く可能性はある」と発言したこともポンドの上値を重くした。ユーロポンドの買いなども入りポンドは終始上値の重い展開となった。
ただ、BOEの今後の利上げスタンスに変化はなく、ギリシャ問題によるポジション調整の動きがポンドを一時的に押し下げているとみる。
ボリンジャーバンドの角度は依然上昇傾向を示しており、1.55ミドル付近に中心線がサポートになっている。このレベルの底堅さが確認されたところで買いを入れていきたい。
今日の17時半に発表の英建設業PMIは前月から改善が予想され、昨日の製造業PMIとは反対に反転のきっかけになるかもしれない。

ポンドドル予想レンジ:1.5710(38.2%)~1.5550

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