[全般]ギリシャ・中国・イランなど不透明感漂う
ギリシャとユーログループはギリシャ国民投票の結果を受け新たな協議に入った。しかし、ギリシャからの提案は投票前と変わらないもので失望感が広がった。ギリシャデフォルト懸念などからドイツ債に買いが集まり金利は低下。これを受け米長期金利も低下しドル安と同時にユーロ安が進んだ。また、中国上海総合指数も政府の下支え策の効果はなく昨日も1.3%近い下落となったことで原油などコモディティー価格が低下。
アジアから欧州市場にかけてリスク回避の動きが強まり、安全通貨としての円が全面高となった。
NY市場でも中国やギリシャ問題を背景にリスク回避の動きは止まらず、株価三指数ともに下落して始まった。10年債利回りも一時2.1%台まで低下するなど、ドル円も122円付近まで下落した。
しかし、NYの後場に入りギリシャがEUに対して新たな救済要請を送ったことが伝わると市場の悲観的なセンチメントが一転。株やドル、クロス円などの買い戻しが入り、結果的に主要通貨は往って来いとなった。
ギリシャのデフォルト懸念は既に織り込んでいるものの、ユーロ離脱となれば各市場に一時的なショックが広がることになる。今回の動きはそれを先取りした格好だ。
この動きはもう数日続くとみられ、当面は高いボラティリティーの中で荒っぽい動きが継続するだろう。
中国株価下落も依然として下げ止まる気配はない。景気減速による需要の低下がコモディティー価格の下落を招いたことで目先豪ドルなどの売り圧力となっている。
イラン核協議も再び10日に延期されるなど不安感が原油価格を抑える要因となり、逆相関となるドル下支え要因ともなった。
それぞれの市場は特にギリシャ問題による先行き不透明感が漂う事から、もう暫く不安定な動きが続くとみられる。
落ち着きを取り戻してくるまでは短期取引に徹したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]リスク回避の円高

東京市場では日経平均株価上昇によりドル円は底堅い動きで推移した。
しかし、上海総合指数はこの日も下落が止まらずリスクが拡大。欧州市場に入るとギリシャのユーロ離脱懸念からドイツ債に買いが集まり金利は低下。同時に時間外米長期金利も低下したことでドル安とユーロ安が同時に進行。ユーロ円を中心としたクロス円の下落もドル円の重石となった。
NY市場でも株価三指数ともに下落して始まるとリスクオフの円買いが更に強まりドル円は122円01銭まで下落した。しかし、122円にはオプション絡みと思われる買いが並んでいたことから下げ止まった。その後、ギリシャがEUに対し新たな救済要請を送ったことから、NY株価や米金利も上昇。クロス円も全般に買い戻しが入るとドル円は122円65銭まで上昇。結果的にドル円は狭いレンジ内での動きに終始。
当面はギリシャや中国株価下落といった不安材料が継続することから、リスク回避の円買いに動きやすい。
しかし、既にマーケットはそれを織り込んできており、底値の堅さが確認できれば再びレンジの上限となる124円台をいずれ試しに行くだろう。
ドル円予想レンジ:123円00銭(61.8%)~122円30銭
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[ユーロ円]ドイツ債利回り低下で売り加速

東京市場では日経平均株価の上昇により比較的底堅い動きが続いたが、欧州市場に入ると一転して売りが強まった。ギリシャがユーログループに提出した新提案は選挙前とほとんど同じ内容となり、ユーロ離脱の可能性が高まったためだ。リスク回避からギリシャ債権が売られドイツ債が上昇。金利が低下したことでユーロ売りが強まると同時に、上海や欧州株式市場が軒並み下落したことで円買いの動きも強まった。
ユーロ円は前日シドニー市場で付けた安値を下回るなど、断続的にロングの損切りを巻き込みながら133円50銭まで売り込まれた。
ギリシャは独仏に今月末までのつなぎ融資の申し出をしており、これが受け入れられるようであればユーロ買いに反応するだろう。ただ、ユーログループとの交渉が難航するのは避けられないことから不安定な動きは継続することになるだろう。
上下の振れが2円以上と予想以上に値幅が広いことから、無理してポジションキープすると、最悪のレベルで損切ることになりかねない。
テクニカルポイントを抜けたところでは損切りも含め、ポジションを入れ替えながら細かな取引で臨みたい。
ユーロ円予想レンジ:136円00銭(50%)~134円00銭
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[豪ドル円]中国株価とコモディティー価格の下落で売り加速

RBA会合では現行の政策金利2.0%を維持することを決定。声明では「緩和的な金融政策が必要だが、政策金利は変更しないことが適切」としたことで発表後豪ドルは上昇。一部では今後追加緩和の可能性を示唆するとの見方もあった。
しかし、下落が続く上海総合指数がこの日も下げ止まらずに1.3%近く下げたことで豪ドルの売り圧力が高まった。また、欧米株式市場も軒並み下落したことでリスク回避の円買いの動きも重なった。
NY市場で豪ドル円はこの日の安値となる90円53銭まで下落した。
その後は買い戻しの動きが入り91円60銭まで安値から1円余り上昇したが、再び上値を抑えられた。
原油価格が一時1バレル50ドル台まで下落するなど、コモディティー価格全般に売りが強まった。中国景気減速による鉄鉱石の需要低下などもあり豪ドルは目先買い材料に乏しいものの、売り材料もほぼ出尽くし観がある。
90円から89円ミドルにかけては今年の安値付近という事から買いが並んでくるとみている。底値を確認したところで一旦買いを入れてみるのはどうだろう。
豪ドル円予想レンジ:92円10銭(38.2%)~90円90銭
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