[全般]中国株反発でも不安感払しょくできず
日経平均株価や欧米市場もこの動きに触発されて上昇したものの、依然として不安感は払しょくされていない状況だ。
中国政府はこの日株価下支えの策として悪質な空売りを捜索すると発表。また、国内の銀行は株を担保とした融資期限を延ばすと示唆したことで株価は5.8%近く上昇して終えた。しかし、依然として売買停止銘柄が1600以上あるなど、政府主導の株価下支えがどこまで効果があるか疑問が残る。相場の習性として、一旦安心した後に再び下落に転じた時が更に恐怖感を増幅するだけに今後も目を離せない状況が続く。
一方、ギリシャ政府は債権団に対して支援に関する財政改革案を提出した。大まかな内容としては増税や年金の給付抑制により2年間で120億ユーロの収支を見込むものだ。この提案は12日の首脳会議で可否を問う事になる。もし、提案を受け入れるようであればリスクオンにより円売りとユーロ買いが一気に高まるだろう。反対に、この提案を受け入れられないようであればギリシャのデフォルトと同時にユーロ離脱が現実的となりリスクオフによる動きが強まる。
来週明けシドニー市場では3週続けて大荒れの相場展開が予想されるだけに、ポジションの管理はしっかりとしておきたい。
また、上海総合指数の動向がギリシャ問題以上に市場に影響を与えているだけに、今日も含め来週の中国株価に注目が集まる。
昨日の東京市場では中国株価の下落⇒日経平均株価下落⇒円高、その後は一転して中国株価上昇⇒日経平均株価上昇⇒円安となった。
一方、昨日システム障害で混乱したNY市場では最初大きく上昇して始まったものの、IMFが中国やギリシャ懸念から成長見通しを引き下げたことが重石となった。
今の市場はギリシャ不安以上に中国景気動向の影響が如何されているかを示すものだ。
今日は上海総合指数の動向よりも、ギリシャ提案が示されたことを市場は好感して始まりそうだが、最終的に12日の結果を見極めることになる。
ユーロ買いが強まったとしても、NY市場でポジション調整が入りやすいことからポイントでは利食いも入れておきたい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]中国株価反転とギリシャの改革案でリスク回避後退

中国株価が反発したことで一先ずリスク回避の動きが後退しクロス円も含め円が全面安となった。
朝方のドル円は120円ミドル付近まで下落して始まり日経株価の下げもドル円の上値を抑えた。しかし、その後上海総合指数が反発したことでドル円も121円ミドルまで1円近く上昇。中国株は政府の力ずくの下支え策により危機は一先ず回避されたように見えるがまだ予断は許さない。
今朝方ギリシャ政府が支援に関する提案を債権者側に提出したことが伝わるとリスクオンによる円安の動きが強まった。纏まったドル円の買いも散見され121円前半から一気に後半まで上昇。週末という事もありポジションの巻き戻しが入ったと思われる。
ただ、来週明けのシドニー市場では再び波乱含みの展開で始まると思われ、安全通貨の円には買いが入りやすく上値も限定的とみる。
ドル円予想レンジ:122円40銭(61.8%)~121円30銭
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[ユーロ円]ギリシャが改革案を提出

早朝にギリシャはEUから求められた改革案を債権者側に提出した。ギリシャは増税や年金給付金抑制により2年間で100億から120億ユーロの収支改善を目指すものとされる。この内容が受け入れられるかは12日の協議を見ないと不明だが、一先ず市場には安心感が広がっている。これを受けてか、朝方から既にユーロ円は133円後半から一気に1円近く上昇に転じている。ただ、ユーロ円は今週に入り133円前半から135円前半のレンジで何度か上下に振らされている。ユーロショートもロングも利食いを入れないと結果的に損切りを付けられることになる。
4時間足チャートでは下降トレンドが続いており、135円付近でトレンドラインにぶつかる。このレベルを超えるようであれば下降トレンドが終了し上昇に転じるサインとなる。
フィボナッチ38.2%戻しの136円付近が上値のターゲットになるが、トレンドラインを上抜け出来ないとなれば再び反落するリスクが高まる。
全般にユーロ離脱リスクが後退したとの見方が増えていることから、軽いユーロロングポジションで週明けシドニー市場を迎えてみるのはどうだろう。
ユーロ円予想レンジ:136円00銭(38.2%)~134円00銭
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[豪ドル円]上海株反発で豪ドル下げ止まる

朝方発表された豪州6月雇用統計は失業率が6.0%と予想の6.1%から低下。雇用者数も7300人と予想された横這いを上回るなど好調な結果となった。更に、同時に発表された中国CPIも予想を上回ったことで豪ドルは上昇。その後上海総合指数が下落して始まったことで豪ドル円は89円前半まで押し戻された。
しかし、中国政府の力ずくの下支えで上海指数が上昇に転じたことで豪ドル円も反発。後場に入ると91円まで上昇した。
欧米市場では利食い売りにより押し戻されるなど、豪ドルは上値の重い展開が続いた。
しかし、早朝にドル円の纏まった買いが入ったことで豪ドル円でも直接買いも入り上昇に転じるなど不安定な動きが続いている。
今の豪ドルは金融政策以上に中国株式市場の動向が影響を及ぼしていることは間違いない。
今日の中国株式市場次第では更に上値を試す展開が予想されるが、不安定な動きに変わりはない。
一旦は押し戻されたものの、依然として悲観的な見方が残り上値は限定的とみる。
豪ドル円予想レンジ:91円40銭(38.2%)~90円00銭
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