ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-07

[全般]ギリシャへの支援合意はしたものの

昨日の東京時間にギリシャへの支援に対しユーロ圏首脳会議は全会一致で合意されたことが伝わるとユーロが一気に上昇。しかし、その後は急落するなど荒っぽい動きが続いた。
最後のギリギリまで難航したギリシャ支援協議は17時間後に最終的に合意に至った。しかし、支援にはギリシャが15日までに主要な財政法案を議会で可決する必要があり依然として予断を許さない状況だ。既に市場は何度も期待を裏切られていただけに、ギリシャへの不信感が強く残ったようだ。結果的に、ユーロは上昇後売りに押され反落した。しかし、この合意決定を受けた株式や債券市場は好感。株価は上昇しドイツ債利回りも上昇。これに攣られて米長期金利が上昇したことでドルは全面高となった。また、リスク後退により安全通貨の円が売られるなど、ドル高円安の動きが強まった。
この日は中国株価も上昇。三日続騰したことで市場には安心感が広がった。
ギリシャ問題と中国株価暴落懸念が一先ず後退したことでFRBの早期利上げ観測が高まる可能性がある。先日イエレン議長は予想外の出来事が利上げを遅らせる、或は早めると発言。これが予想外の出来事であれば利上げ時期を早める要因になる。
それには先ず15日までにギリシャが財政法案を議会で可決しなければならず、可決されたとしてもその実効性が問われる。また、つなぎ融資を受けなければデフォルトリスクも残るなど、まだまだ困難な道が残された。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円]ドル高と円安同時に進行

(米ドル円4時間足)


東京市場が終わったところでギリシャ支援合意のニュースが飛び込みドル円は一気に上昇に転じた。その直前には中国株価が三日連続で上昇したことで市場には安心感が広がっており、円売りの準備は既に出来上がっていたと言える。ギリシャ問題が一先ず後退したことでリスク回避の動きが後退し安全通貨としての円が全面安となった。また、ギリシャ合意を受け時間外の米長期金利が上昇したことからドルが全面高となった。
ギリシャ問題がひとまず後退したことで、次の市場の焦点は米国金融政策に移り始めたことを示唆するものだ。
今日のNY時間に発表される米6月小売売上高が予想を上回るようであれば早期利上げ観測の高まりからドルはもう一段の上昇が見込める。ただ、15日のギリシャ議会での改革法案審議、16日のイエレン議長議会証言などもあり上値は限定的とみる。

ドル円予想レンジ:123円80銭(61.8%)~123円00銭

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[ユーロ米ドル]ユーロ噂で買って事実で売られる

(ユーロ米ドル8時間足)


欧州市場が始まった直後にギリシャへの支援合意の報道が流れたことでユーロは80ポイント近く上昇。ユーロ圏首脳会議が17時間という長時間の協議の末に何とかギリシャ支援にこぎつけた。その代わりギリシャは15日までに議会で法制化を可決する必要があり、つなぎ融資の合意も必要となる。これまで何度もギリシャに失望したこともあり、市場はその直後売りに回った。既に、先週末からユーロ買いが進んでいたこともあり、噂で買って事実で売るという格言通りとなった。
また、ドルの長期金利が上昇したこともユーロ売りを促し、結果的に先週末のユーロ上昇が始まった1.1ドルレベルまで下落し往って来い。
ギリシャをテーマにしたユーロから米国金融政策による米ドルに市場の注目が移った。
しかし、目先はまだギリシャ問題が波乱要因となり、もし議会で法案可決となれば、ユーロ買い材料になる。
1.1ドル付近で底固めが確認されれば買いを入れてみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1080~1.0970(61.8%)

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[ポンド円]カーニーBOE総裁発言に注目集まる

(ポンド円時間足)

GBP_JPY_20150714jikanashi2.jpg

ギリシャへの支援合意が伝わったことでポンドはユーロとともに上昇に転じた。その後ユーロが下落に転じたがポンドは対ドルだけではなく対ユーロや円に対して買いが散見。前々週の高値191円60銭付近を抜けたところでは損切りを巻き込みながら192円40銭付近まで上昇。その後は利食い売りなど目先のポジション調整に抑えられた。
本日ロンドン時間に英国6月消費者物価指数や小売物価指数、そして卸売物価コア指数が発表される。特に注目はコア指数で物価上昇気配がみられるようなら利上げ期待が高まる。また、その後はカーニーBOE総裁の議会証言が行われる。元々タカ派的な総裁だけに、利上げが示される可能性が高い。191円付近の底堅さが確認されればポンド円の買いを入れてみたい。

ポンド円予想レンジ:193円00銭~190円60銭(先週末NY終値)

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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