[全般]イエレン議長発言に注目
昨日発表された米6月小売売上高は-0.3%と予想の+0.3%を落ち込んだことで発表後ドルは全面安となった。マイナスは4か月ぶりで5月分も下方修正されるなど、米国の消費の伸びに懸念が広がった。これを受けFRBの利上げ時期が後退するのではといった思惑が広がりNY株価は三指数ともに上昇。結果的にリスクオンによる円安の動きが強まった。
また、この日は英国のカーニーBOE総裁が議会証言で利上げに前向きな姿勢を示したことでポンドが大きく上昇。この動きに攣られドルも全般に軟調な動きが続いた。
<イエレン議長証言>
本日NY時間にイエレンFRB議長の議会証言が行われる。
先週イエレン議長は予想外の出来事が利上げを遅らせるか、早める可能性があると発言。予想外とは中国やギリシャ問題を指すものだ。その中国の株価下落懸念がひとまず後退。特に懸念を示していたギリシャ協議が支援合意したことに対しどのような発言をするか市場の焦点が集まる。6月の雇用統計や昨日の小売売上高が予想を下回ったことから利上げ時期は後退したとの見方も広がっている。
しかし、イエレン議長は「利上げ時期を過度に意識しているが、それ以上に引き締め政策の軌道が必要」としている。年内の利上げを示唆する発言などをみると、議長は出来るだけ早い時期に利上げに踏み切りたいようだ。
今日の発言次第では議長の本音が見えてくるかもしれない。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[米ドル円]リスクオンによる円安継続

東京市場では日経平均株価が大幅上昇で始まったことからドル円も底堅い動きで推移。しかし、引けにかけ上海総合指数が下げ幅を広げたことを嫌気しドル円の上値は抑えられた。
NY市場では米6月小売売上高が予想を下回ったことを受けドルが一時全面安となりドル円は122円92銭まで下落。しかし、その後はNY株高などを受け円売りの動きが強まり下落前の123円ミドル付近まで値を戻すなど底堅さが目立った。
今日は日銀会合後の黒田総裁記者会見が開かれるが市場の関心は低く、その後のNY時間に行われるイエレン議長議会証言に市場の注目が集まる。
海外のリスク要因が低下していることから、利上げ時期が早まるかどうか。一方、小売りや雇用といった伸びの鈍化に対してどのような判断を示すかが焦点となる。
テクニカル的にみると一目の雲の上限が辛うじてサポートされているが、今日の中国株価の動向には注意が必要だ。昨日に引き続き今日も下落するようであればリスクオフによる円買いが強まる可能性もある。しかし、イエレン議長発言を控え大きな動きはないとみる。
ドル円予想レンジ:123円80銭(61.8%)~122円90銭(前日安値)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[ユーロ米ドル]欧米金融政策の違いに注目

ギリシャ支援の合意を受けユーロは一旦上昇したものの、その後下落に転じた。その下落要因として考えられるのはマイナス金利によるユーロキャリー取引だ。また、欧米の金融政策の違いに今後市場が注目するとの見方もある。しかし、どれも今一つピンとこないというのが現状だ。少なくとも、1.14ドル台からユーロが下落したのはギリシャ問題であり、その問題の後退はユーロ買いになる。
ギリシャのユーロ離脱が回避され、つなぎ融資なども段取り通り進んでいることから時間の経過とともにユーロ買いが強まるとみている。
1.0970付近はフィボナッチの61.8%戻しでもあり底堅い動きがみられる。もし、このレベルを下抜けするようであれば1.0915が次のサポートレベルとなる。
一先ず1.0970付近の底堅さを信じて買いを入れてみたい。
ユーロドル予想レンジ:1.1080~1.0970(61.8%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[ポンド円]カーニー総裁発言でポンド急騰

昨日のロンドン時間に発表された英国6月CPIやRPI,そしてコアのPPIはほぼ予想通りの結果となったが、やや上値の重い展開で推移していた。しかし、その後カーニーBOE総裁が議会証言で「英国利上げ時期は近づいている」と発言したことでポンドは急上昇。
また、NY時間にはマイルズMPC委員も引き締めを待ちすぎるのは大きな間違いとし、利上げ時期が近いことに言及。BOEの出口戦略が始まったとも言える発言だ。
対ユーロでも中長期的なポンドの買いが続いていることもあり、目先のポジションとしてはそれ程ロングに偏っているようには見えない。
米国FRBよりもBOEの方が早い段階で利上げに踏み切る可能性も出てきた。
円もリスクオンによる売りが今後も継続するとみられることから、ポンド円はもう一段の上昇が期待できそうだ。
ポンド円予想レンジ:193円50銭(6月29日高値)~191円80銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
注意喚起
当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。
店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。
当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。
当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |