[全般]好調な米経済指標とイエレン議長発言でドル全面高
昨日のNY時間に発表された米経済指標は全て予想を上回った。
6月米PPI 0.4%(予想0.2%)
コアPPI 0.3%(0.1%)
鉱工業生産0.3%(0.2%)
設備稼働率78.4%(78.1%)
7月NY連銀製造業景気指数3.86(3.25)
と全ての指標が好調な米国経済を示すものとなった。また、同時に始まったイエレン議長の下院議会証言でも「雇用と経済の改善に向けて見通しは良好」と発言。また、「年内いずれかの時点で利上げが適切」と前回と同様の発言がみられた。議長は利上げを待ちすぎた場合にはより速いペースで利上げをしなくてはならないと9月の利上げの可能性は残った。
これを受けNY株式市場は三指数が上昇して始まった後下落に転じた。その後発表されたベージュブックでも大半の地区が緩やかな成長が継続していることが示された。
一方、米長期金利は若干低下したことでドルの急激な上昇を抑えたものの、結果的にドルは全面高となって引けてきた。特に、財政再建関連法案の審議を控えたユーロに対してドル高が進んだ。
この日はドル以外の通貨も大きな動きを見せた。
東京時間に発表された中国4-6月期GDPは予想された6.8%を上回る7.0%となり豪ドルが上昇。しかし、NY時間にはドル高の動きを受け急落。今年最安値を更新した。
NY時間に行われたカナダ中銀(BOC)は政策金利を0.75%から0.5%に引き下げたことでカナダドルが急落。米ドルの上昇も重なり200ポイント余り上昇した。
ドル円も124円近くまで上昇するなど、ギリシャ問題が一先ず後退したことから市場はFRBの金融政策と米経済へ焦点を移し始めている。
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[米ドル円]黒田総裁よりもイエレン議長

日銀会合では今年の物価目標と成長率を下方修正したことで来年の2%物価目標も難しい状況となった。この結果は寧ろ日銀の追加緩和の可能性が高まるもので円安要因と考える。黒田総裁は2016年前半に物価が2%に達する可能性が高いと、依然強気の見通しを示したが市場への影響は全く見られなかった。
この日発表の中国4-6月期GDPが予想を上回ったものの上海総合指数の下落は止められなかった。結局この日上海総合指数は3.03%下落。日経平均株価も攣られて下落する場面も見られたが、最終的にプラスで終わったことでドル円も底堅い動きとなった。
NY時間に発表された米経済指標は全て予想を上回ったことや、イエレン議長が年内利上げの可能性を再度示唆したことからドルは全面高となった。
市場には円安材料は見られないが、今後も米利上げ期待や景気回復の力強さがドルの下支えとなる。
6月に続いてドル円のレンジの上限となる124円ミドルが意識される。このレベルはボリンジャーバンドの上限にもあたる。
ドル円予想レンジ:124円50銭(BB上限)~123円40銭
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[ユーロ米ドル]混迷続くチプラス政権

アジアから欧州市場にかけてユーロドルは1.10を挟んだもみ合いから1.1035付近に上昇。底固めが終わったかと思われたがNY時間に急落。この日発表の米経済指標が軒並み予想を上回ったことや、イエレンFRB議長が年内利上げの可能性を改めて示唆。これらを受けドルが全面高となりユーロは1.0930まで下落した。
この日は財政改革法案を採決するとのことからギリシャ市内で反緊縮デモが暴徒化。ギリシャ不安は依然として燻ぶる中でユーロ売りが進んだ。EU支援の再開にはまだ時間がかかるものの、つなぎ融資や議会が可決する見通しだ。
時間の経過とともに混乱は収まる方向にあり、徐々にユーロの買い戻しの動きが強まるとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.1040(38.2%)~1.0915(7月7日安値)
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[米ドルカナダドル]追加利下げでカナダドル急落


カナダ中銀はこの日の会合で政策金利を現行の0.75%から0.5%に引き下げた。予想されてはいたが一部では据え置きとみていたところもあり、発表直後米ドルカナダドルは急伸。200ポイント余りの上昇となった。米国は年内利上げの可能性を示す一方でカナダが利下げを実施するなど、真逆の金融政策が今後も継続するとの見方がカナダドル売りを誘った。
声明では「カナダ経済のさらなる弱い見通しがインフレの下方リスクを高める」とし、追加の金融刺激策が経済を完全に回復させ、インフレを持続的に目標に向かわせるために必要であることを強調。これを受け米ドルカナダドルは今年の高値を更新した。
日足チャートではボリンジャーバンドの上限でバンドウォークが続いており、上昇トレンドは継続。2009年3月に付けた最高値1.3060が意識される。
米ドルカナダドル予想レンジ:1.3060(2009年3月高値)~1.2870(38.2%)
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