ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-07

[全般]ギリシャリスク後退で利上げ期待のドル高

早朝にギリシャ議会が改革法案可決の報道が伝わったが、ユーロの上昇は一時的ですぐに売りが強まった。ドル高の流れが再開し始めていることを示すものだ。

昨日はEUがギリシャに対し70億ユーロのつなぎ融資を原則合意。ECB理事会でもドラギ総裁がECBとして銀行向けELAの上限を9億ユーロ引き上げることも発表。更にECBはギリシャがユーロ圏に残留するとの前提で行動することを明らかにした。
ECB理事会でのドラギ総裁の発言は金融以外のギリシャに関するものがほとんどとなる異例な会見となった。それだけ、ギリシャ問題がユーロ圏にとって大きなテーマであったという事だ。
ユーログループも第三次支援としてESMによる820億ユーロ超の金融支援を、8月を目途に正式決定すると発表。これで一先ずギリシャのデフォルトやユーロ離脱というリスクは回避されたと言える。ところが、ユーロは対ドルだけではなく他の通貨に対して下落幅が拡大。市場の注目はドル利上げに移り始めている。
この日もイエレン議長の議会証言で年内利上げを強調するなど、市場では利上げ期待の高まりからドルが更に上昇。これまで最も上昇幅の高いポンドに対しても買われるなど、ドル全面高となった。
また、リスク懸念が依然として燻ぶる中国株もこの日は小幅ながら上昇に転じたことで市場には安心感が広がった。欧米市場の株価も軒並み上昇するなど、世界同時株高となった。しかし、安全通貨の円に資金はそれ程シフトする動きがみられないのはユーロ円などの売りで円が相殺されたためとみられる。
ECBや日銀、そしてカナダなど緩和政策を今後も継続する通貨に対してドル買いの動きが強まっている。その中で、当面日銀は現行の金融政策を継続するとの見方があることが円安の速度を抑えていると考えられる。
しかし、市場が更に安定する過程では円売りの動きが今後強まる可能性が高い。
今日はNY時間に米国消費者物価指数や住宅着工件数など重要な指標発表を控える。
利上げの可能性が高まり始めているだけに、予想を上回る結果となれば更なるドル買いの動きが強まるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]ドル高が円高を上回る

(米ドル円日足)


朝方にギリシャ議会が財政改革法案を可決したことが伝わり日経平均株価は上昇。また、上海総合指数が小幅ながら上昇に転じたことが市場に安心感を与えドル円は底堅い動きで推移。一方、ユーロが対ドルだけではなく対円でも売りが強まると円売りの動きにブレーキがかかった。前日から何度か124円手前で押し戻されていたドル円も欧州市場にかけてやっと上抜けに成功。NY時間に発表された新規失業保険申請件数が予想以上に好結果となったことでドル円はこの日の高値となる124円18銭まで上昇。一旦は利食い売りに押される場面も見られたものの、イエレン議長の議会証言を控え再び上昇に転じた。議会証言ではこれまでとほぼ同様に年内利上げを強調する内容となったことでドルは全般に底堅い動きで引けてきた。
日足のドル円チャートをみるとボリンジャーバンドの上限が124円ミドル付近に位置。売られ過ぎや買われ過ぎを示すストキャスティクスはほぼ上限に近付いている。
このレベルは6月のレンジ相場の上限でもあり、そろそろ利食い売りを出す準備をしておきたい。

ドル円予想レンジ:124円70銭(BB上限)~123円40銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]ギリシャ問題も一区切り

(ユーロ米ドル日足)


ギリシャ議会が財政改革法案を可決したとの報道で一旦は上昇したユーロだが、すぐに下落に転じた。欧州市場に入りユーロ圏が70億ユーロのつなぎ融資で原則合意するとの一部報道でユーロ売りが加速。
ECB理事会ではドラギ総裁がギリシャの銀行向けELAの上限を9億ユーロ拡大すると発表。規模的には物足りない気もするが、それでもECBとしては異例な措置だ。
更に、EUが8月を目途にギリシャに対し820億ユーロ超の金融支援を正式に決定することが示された。これらにより当面はギリシャのユーロ離脱やデフォルトが回避されることになる。
市場は一先ずギリシャ問題が後退した事で、今度は米国との金融政策の違いに焦点を合わせてきた。ユーロの動きというよりも今後はドルの動向に市場の注目が集まりやすく、ユーロドルの下落は目先継続。戻しも限定的とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.0940~1.0820(5月27日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル円]中国株下落リスク燻ぶるものの

(豪ドル円日足)


ギリシャ問題もひと段落し、中国株価の暴落懸念も後退してきた。
先日発表された中国4-6月期GDPも何とか7%を維持するなど、最悪な状況は回避された。一方、金融政策でも当面は現状維持という事から豪ドル円も今年最安値を更新直後から上昇に転じている。
二日前に付けた高値92円40銭を抑えられるようであれば91円方向に再び下落に転じる可能性が高いだけに、一旦は売りを出したいレベルだ。もし、上抜けするようであれば目先の下落が終了したとみて買いに転じる。
ボリンジャーバンドの方向は下を向いており、目先上昇幅は限定的とみられる。上値目途はフィボナッチの50%戻しとなる93円20銭で、この上の93円50銭にはボリンジャーの中心線が位置する。

豪ドル円予想レンジ:93円20銭(50%)~91円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する