ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-07

[全般]ギリシャや中国株懸念後退でリスク志向

昨日は東京市場が祝日で休場のなか米長期金利の上昇に併せドルが全般に強含みで推移。
NY市場ではブラード・セントルイス連銀総裁発言でドルは更に上昇。ギリシャ債務問題や中国株価下落懸念の後退により市場の注目は米利上げ時期に再び集まり始めている。
アジア市場ではニュージーランド首相が「NZドルは予想以上に下落した」と発言したことでNZドルが上昇に転じた。今週は23日木曜日にRBNZの政策会合が開かれ利下げが予想されており、既に下落した後だけにその買い戻しが入った模様。
また、ギリシャ政府が債権者への68億ユーロ返済を指示したことが伝わりユーロも対ドルや対円で上昇。東京市場が休場という事もあり市場の流動性が低く、ちょっとしたニュースでも変動しやすい相場展開が目立った。
NY時間にはブラード・セントルイス連銀総裁が「9月の利上げの可能性が50%上回る」「ギリシャや中国株の動向は米国に影響を与えない」と発言したことでドルは底堅い動きとなった。
<金価格も大きく下落>
先週発表された中国の金保有高が予想を大きく下回ったことが主な要因だ。米国の年内利上げ観測が高まったことで金利のつかない金を売却しているとみられ、ドル高の要因の一つとも考えられる。
<他通貨の動き活発>
今日は豪州中銀RBA政策会合議事要旨が公開される。追加緩和に関して議論されていないことが改めて確認されるようであればNZドルに続いて豪ドル買いが強まる可能性が高い。
ギリシャや中国リスクが後退したことで再び資金の流れがリスク通貨を物色する動きがみられる。ドル円が底堅い動きが続けば、今後オセアニア通貨などにも円売りの動きが強まる可能性が高まる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]時間調整後再び上値トライ

(米ドル円日足)


ドル円の上昇速度がここにきて減速し始めている。
先週はイエレン議長の年内利上げ発言などタカ派的な内容となりドルが全面高。120円ミドルまで下落したドル円も上昇トレンドが継続している。
ギリシャや中国株下落懸念が後退し、リスクオンによる円売りも加わり124円台に乗せてきたが、ここにきて上昇速度は低下している。
6月10日に黒田総裁が円安けん制発言をした日の高値124円60銭が意識されているためとみられる。市場はこの高値を再度試そうとする動きが強まっている。
しかし、既にドル円は調整の売りをこなして再び上昇してきただけに買いの力は強いとみる。一度で抜けるとは思えないが中期的には再度125円を試す展開を予想する。

ドル円予想レンジ:124円60銭(6月10日高値)~123円95銭

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[ユーロ米ドル]ネックラインで下げ止まる

(ユーロ米ドル日足)


週明けのアジア市場でユーロは先週からのユーロ売りが継続し上値の重い展開で始まった。
ユーロは対ドルで1.0818まで下落。このレベルは5月27日に付けた安値と同レベルとなる。このレベルはダブルトップ後のネックラインでもあり意識された。
ギリシャはこの日IMFやECBに対する62.5億ユーロの債務を返済したとし、アジアから欧州市場にかけてユーロは1.0870付近まで反発する場面もみられた。しかし、NY市場で再び下落。
ブラード・セントルイス連銀総裁の9月の利上げの可能性は50%以上との発言が伝わり、早期利上げ観測の高まりから米長期金利が上昇。ドルが全面高となり再び1.08ドル前半まで下落して引けた。
その後シドニー市場では損切りを巻き込んで1.0808まで下落。ただ、この時間帯は薄商いという事もあり、まだ完全にネックラインを下回ったとは見られない。
今日のNY終値ベースで1.08ドルを下回るようであれば1.05ドルを目指す展開の始まりとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.0940~1.0770(BB下限)

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[豪ドル米ドル]RBA議事要旨で豪ドル下げ止まるか注目


(豪ドル米ドル日足)

AUD_USD_20150721_hiashi.jpg

(豪ドル米ドル2時間足)

EUR_USD_20150721_hiashi2.jpg

東京市場が休場となりアジア市場は薄商いの中で豪ドルは下落。上海総合指数の軟調な地合いに攣られて豪ドルも売りが先行。0.73ミドルを下回ると損切りを巻き込み今年最安値となる0.7328まで下落した。しかし、後場に入ると中国株価が一転して上昇。豪ドルも買い戻しの動きが強まり0.7394まで押し戻された。
NY市場までは底堅い動きが続いたものの、米国早期利上げ観測が高まりドルの長期金利が上昇したことで豪ドルは再び下落。しかし、前回の安値となる0.7348で跳ね返されるなど底固い印象が残った。
本日は7月7日に行われたRBA議事要旨が公開され、この内容次第では上昇のきっかけになるとみている。
声明文では新たな追加緩和の可能性が示されなかったが、今回それを再確認できるかが注目ポイントになる。
もし、反対に利下げの可能性が示され0.73を割り込むようであれば、ボリンジャーバンドの下限となる0.7250までサポートはみられない。

豪ドルドル予想レンジ:0.7400(38.2%)~0.7300

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