ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-07

[全般]FOMCを控えリスク回避の動きも

昨日は上海総合指数の大幅下落懸念が後退したことでリスクオンによる円売りの動きが強まった。一方、NY市場では米経済指標の悪化からドルは全般に上値の重い展開となった。
再び下落に転じた中国株価動向に市場の注目が集まったが一先ず安心感が漂う。
昨日の上海総合指数は前日の大幅安の動きが続き一時5%余り下落したが、その後中国政府が株式の買い入れを継続するとの発表で下げ止まりをみせた。最終的に-1.68%と小幅な下落にとどまった。急落して始まった日経均株価も中国株価の反発に併せて小幅な下落にとどまったことでドル円は123円前半から上昇に転じた。しかし、上海総合指数は前日と併せて10%余り下落するなど、不安感は残されたままだ。

欧州市場が始まり英国GDPが発表されるとポンドが上昇に転じた。この動きを機にユーロは対ポンドや他の資源国通貨に対して下落に転じた。それまでユーロ買いが先行していただけに、各通貨に対する巻き戻しの動きが入った。

NY市場ではドルが軟調に推移。この日発表の米5月ケースシラーや7月消費者信頼感指数が予想を下回ったことでドルは全般に売り先行で始まった。しかし、6日ぶりに株式市場三指数ともに上昇に転じたことや、米長期金利が上昇したことを受けドルの下値も限定的となった。
一日を通してみると、一先ず中国株価が下げ止まりを見せたことや、原油が小幅に反発し資源国通貨の買いも強まったことでポジション全体に巻き戻しの動きが目立った。

明日未明にFOMC会合の結果が発表される。
今回は会合後のイエレン議長記者会見はなく、声明文の内容に注目が集まる。
既に市場は9月の利上げ観測が広がり始めているだけに、これまでの内容と変わらない場合にはドル売りに反応しやすい状況とみる。反対に、タカ派的な内容となっても、ある程度織り込んでいることからドル買いの動きは限定されるだろう。寧ろ、市場は利上げ後の引き締めペースに注目が集まる。年末の政策金利が0.5%なのか0.75%かで一時的にボラティリティーが高まりかねない。
いずれにしても、今日の中国株価の動向やFOMCというイベントリスクを控え安全通貨としての円買いの動きが強まる可能性が高いとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]上海株価動向とFOMC会合

(米ドル円4時間足)


上海総合指数が前日に引き続き大きく下落して始まったことでドル円は上値の重い展開で始まった。しかし、前日に付けた安値123円01銭までは届かず123円08銭で下げ止まった。この近辺では個人による逆バリの買い注文が並んでいたことから前場の引けにかけて反発。後場に入ると上海総合指数も政府の下支えから反発に転じたことも円売りを促した。
欧州市場でも上昇は続き、NY時間にこの日の高値となる123円78銭を付けた。その後は利食い売りが入り123円ミドル付近に押し戻された。
上海株価動向は予断を許さない状況ではあるが、一先ず今日も下落は抑えられるとみる。
ただ、明日未明に発表されるFOMC声明文次第では再び123円割れを試す可能性が高いだけに、イベントリスクによる円買い戻しの動きが会合前に見られそうだ。
ただ、これまでの黒田レンジの下限とみられた122円ミドルを超えるような動きはないとみる。
一旦124円手前では利食いも含め売りから入るのも面白い。ただし、最終的に下げ止まりを確認したところでは買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:124円10銭~122円90銭(38.2%)

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[ユーロポンド]FOMC前にポジションの巻き戻し

(ユーロポンド日足)


前日まで続いたユーロポンドの買いも昨日で終了し、再び売りに転じた。
ロンドン市場でポンドは英4-6月期GDP発表を控え売りが強まっていた。しかし、結果は0.7%と予想と一致したことでそれまで売っていたポンドの買い戻しが強まった。
GDPは前期の0.4%から上方修正されるなど依然として利上げ観測が根強い。
一方で、ECBは緩和政策を継続する姿勢を変えていないこともあり、金融政策の違いから中長期におけるユーロポンドの下降トレンドは継続。調整も巻き戻しが終わったことで再び下降チャネルの下限を試しに行くとみる。
ユーロポンドはFOMCによる影響は少ないことから、会合前後では注目が集まりやすい。
FOMC会合後には短期的なユーロポンドの買い戻しが入りやすくなるものの、戻したところでは売りから入りたい。

ユーロポンド予想レンジ:0.7120~0.7045(50%)

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[豪ドル円]ダブルボトム形成か

(豪ドル円日足)

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(豪ドル円2時間足)


上海株が下落して始まったことを受け豪ドルは下落する場面も見られたが、その後株価が反発すると対ドル対円で買いが入り上昇。その後も断続的に買いが入るなど、売り戻しもあり荒っぽい動きではあったものの、反発に転じた。
89円付近がサポートされたことで短期的にダブルボトムを形成。今日の上海総合指数が前日の流れを引き継ぎ上昇するようであれば豪ドル円のダブルボトムは確認されたことになる。反対に、下落に転じるようであれば再び89円前半を試す展開を予想する。
ただ、ドル円の123円付近の底堅い動きが確認されているだけに豪ドル円の下値を突き抜けたとしても、下げ幅は限定的とみる。

豪ドル円予想レンジ:91円25銭~90円20銭

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