ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-07

[全般]FOMCでは利上げ時期示されず

注目のFOMCは具体的な利上げ時期は示されず、今後も雇用と物価動向を中心とした探り合いが続く。
東京市場では前日の米経済指標の悪化を受けたドル安の流れを引き継いで始まった。日経平均株価もさえない動きとなり円買いの動きが先行。しかし、懸念されていた上海総合指数は下落から一転して上昇に転じたことで安心感が広がり円売りの動きが強まった。
欧州市場ではユーロポンドの売りが強まるなど、FOMCを控え短期的なポジション調整の動きが目立った。
注目のFOMCではこれまでよりも雇用市場の改善に対して楽観的な見方を示したものの、これまでとほとんど変わらない内容となった。
市場は先週リークされたFRBスタッフの潜在成長率見通しにより9月利上げ観測が高まっていただけに、やや肩透かしを食らった格好となった。発表後一旦はドル売りが強まる場面も見られたが、年内利上げ観測は依然として根強く、ドルはその後強含みで推移。
利上げのタイミングにFRBは相当神経質になっており、株や債券市場にできるだけ動揺を与えまいとした配慮が伺える。
これで、今週注目のFOMCとGDPのうち、最も重要なイベントであるFOMCがこれで終了。
今日はその注目イベントの一つである米4-6月期GDP速報値が発表される。
FOMCでは今後の雇用や物価動向を見極める必要が示されており、今回のGDPだけで利上げ時期を探るのは難しい。市場へのインパクトは一時的なものとなりそうだ。
ただ、海外勢はこれらのイベントが過ぎれば夏休みに入るところが多く、短期取引では積極的に攻めてくる可能性が高い。
ちょっとした内容でも仕掛けてくる可能性が高いものの、レンジ内での動きになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]中国株価下落懸念後退と米利上げ期待

(米ドル円時間足)



東京市場では前日のドル売りの流れを引き継ぎドル円も上値の重い展開で始まり、日経平均株価の下落もドル円の上値を抑えた。しかし、後場に入り上海総合指数が前日の下落から一転して上昇に転じたことでリスク回避の動きが後退。円売りの動きが強まるとドル円も上昇。その後はNY時間に公開されるFOMC結果を控え早期利上げ期待によるドル買いの動きから、ドル円は123円後半まで上昇。
注目のFOMCでは具体的な利上げ時期が示されなかったことで声明文の発表直後は下落。123円50銭近辺まで売り込まれたもののすぐに買いが入るなど、依然として年内利上げ期待が強い。米長期金利が上昇し、株価も三指数ともに上昇に転じたことで市場には比較的安心感が広がって引けている。
FOMCというイベントリスクも終わり、今日の中国株が大きく崩れない限りドル円は底堅い動きが期待できそうだ。
ただ、123円から124円ミドルのレンジを超えるような動きは今の時点では難しい。
123円ミドルを下回ったレベルで買いを入れ、124円ミドル手前で売りを出すボックス相場に徹したい。

ドル円予想レンジ:124円20銭~123円40銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]ユーロクロスの売りで上値抑えられる

(ユーロ米ドル8時間足)


ユーロは対ドルだけではなく対円対ポンドでも上値の重い展開が続いている。
欧州市場に入りポンドが上昇したことを機にユーロポンドの売りが強まった。前日も欧州市場が始まると欧州勢を中心にユーロが対ポンドで売りを出すなど、ポジションの巻き戻しのような動きが目立つ。
昨日のFOMC発表前に一旦はユーロ買いが強まったものの、結果的に利上げ時期を示唆する具体的なものが出なかったことで再度売りが強まった。
6月18日にダブルトップを付けて下降が始まったものの、ネックラインとなる1.08ドル手前で跳ね返された。しかし、下降トレンドラインを上回ることなく再び下落に転じている。
次に1.08ドルを下回るようであれば1.05ドルを目指す展開が予想される。
ただ、欧米市場ではそろそろ夏休み時期に入ることから、徐々に取引が減少し値幅も小さくなる傾向がある。
今日明日で1.08ドルを超えないようであれば三角保ち合いに入る。

ユーロドル予想レンジ:1.1030~1.0925(61.8%)

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[豪ドル米ドル]中国株価下落懸念燻ぶる

(豪ドル米ドル4時間足)

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再び下落懸念が高まった中国株価は昨日何とか上昇に転じた。しかし、中国景気減速懸念によるコモディティー価格の下落は根深く、資源国通貨としての豪ドルの上値は依然として重い。その中国株価も政府主導で何とか食い止めようとするものの、市場の懸念は払しょくできずにいる。
また、米政策金利引き上げによるドル高の動きも豪ドルの上値を抑える。
昨日のFOMCでは利上げ時期が示されず、一時ドル売りが強まり豪ドルも上昇したがすぐに売りが強まった。0.72ドルミドルで一先ず下げ止まってはいるものの、このレベルを下回るようなら0.72ドルを試す展開が予想される。
ただ、豪ドルの売り材料はほぼ出尽くしていることから、0.72ドルミドルの底固めが出来れば中長期での上昇の始まりになる可能性も残る。
いずれにしても、節目のレベルではポジションは出来るだけ小さくしておきたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.7350(50.0%)~0.7260

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