ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-08

[全般]波乱含みの米雇用統計

先週はFOMC会合で具体的な利上げ時期には触れられず、一時ドルが売られる場面も見られた。年内利上げ期待は根強く全般にドルは底堅い動きとなった。FOMC声明ではこれまで以上に労働市場の改善が示された。これを受け、9月のFOMCを前に雇用関連指標に注目が集まる。
先週末のNY市場では通常ほとんど注目されなかった米雇用コスト指数に大きく反応。予想の+0.6%を下回る+0.2%と発表されるとドルは全面安となった。その後は週末と月末が重なったことでポジション調整のドル売りが強まったものの、やや上値の重い展開で引けてきた。
今週は注目の米雇用統計が週末に発表される。
先々週発表された新規失業保険申請件数が40年ぶりの低水準となり、先週発表された数字を加えると4週移動平均は低下している。これらを合わせてみると7月の雇用者数は前月とほぼ同じ22.5万人増が予想されるが、それを上回る可能性が高い。そうなれば、9月利上げ期待が高まりドル買いに反応すると思われる。ただ、それに先立ち米個人消費支出やISM製造業景況指数といった重要指標が週の前半に発表される。結果次第では思惑が重なり雇用統計前にも波乱含みの展開が予想される。ポジションの偏り次第では指標発表後は調整の動きが強まりかねない。
また、今週はBOEやRBA、そして日銀政策会合も開かれることから、他通貨も活発な動きが期待できる。
特に、中国の株価動向次第ではRBAの追加利下げの可能性が示され、豪ドルの下落を更に促しかねない。
また、利上げ期待が高まるBOE政策会合では、豪州とは反対に改めて利上げの可能性が示されるようであればユーロや円に対して買いが強まる場面も予想される。
日銀会合では特に金融政策の変更はないとみられ従来通りの内容となれば米国利上げ期待との比較で円買いの動きが一時的に強まりかねない。
今週から8月の夏休み相場が始まることから、徐々に参加者が減少し市場のボラティリティーの高まりから、上下に振れやすい相場展開が予想される。
9月のFOMCまでは思惑が先行しやすいものの、基本的なドル買いの動きに変化はない。





※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円]レンジ相場継続

(米ドル円日足)


先週はFOMCで雇用改善に関しややタカ派寄りの声明となったことで早期利上げ観測が再び高まりドルが上昇。その後発表された米GDP速報値は予想を下回ったものの前期分が上方修正された。また、新規失業保険申請件数の改善が示されドル円は124円57銭まで上昇した。このレベルは6月10日の黒田総裁けん制発言直前の高値であり、黒田レンジの上限として意識されていた。結果的に、このレベルで押し返されたことで再びレンジ相場が継続するとみる。
今週は今後の利上げ時期に大きく影響を及ぼす米雇用統計の発表が控える。
先週末に発表された新規失業保険申請件数の結果を見ると7月の雇用者数は予想を上回る可能性が高い。予想通りであっても年内利上げは確実と思われるだけに、発表前にドル買いが進むとみる。
反対に、もし予想を少しでも下回るようであれば一時的にドルロングの投げを誘い123円を割り込む場面も予想される。
ただ、122円ミドルから124円ミドルのコアレンジをブレークするのは難しい。


今週のドル円予想レンジ:124円90銭~122円50銭(61.8%、基準線)





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[ユーロ米ドル]下降トレンド継続

(ユーロ米ドル日足)


先週上昇で始まったユーロもその後はドル高の流れに押し戻されるなど、最終的に下降トレンドラインを上抜け出来ずに引けてきた。
週末には米雇用関連指標が予想を下回りドル売りが強まったことで一時1.11ドル台に乗せる場面もあったが、結果的に押し戻されるなど上値の重さを確認した格好だ。
ユーロ圏HICPが発表されたが、反応がみられないなどユーロ自身の材料には反応しにくくなっている。
今週の米雇用統計で雇用者が前月を上回るとの見方もあり、ドル高期待が高まる。
下降トレンドラインや一目の雲の下限が上値を抑えていることから、今週は再び7月に付けた安値1.08付近を試す展開を予想する。
1.08はダブルトップのネックラインにあたり、このレベルを下回るか注目。
来週には一目の雲のねじれが生じており、その頃が相場の転換点になるかもしれない。


今週のユーロドル予想レンジ:1.1125(先週高値)~1.08010(7月21日安値)





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[豪ドル米ドル]RBA会合と米雇用統計で次の流れを占う

(豪ドル米ドル4時間足)


中国景気減速や米ドル高を背景に豪ドルの下落が続いているが、ここにきて下げ止まりの傾向も見え始めている。
先週末の東京市場で上海総合指数の下落に伴い下落した豪ドルだが、NY時間には米雇用コスト指数が予想を下回り上昇に転じた。
今週も中国株価下落懸念が続くと思われ、景気減速懸念拡大で鉄鉱石の価格下落が豪ドルの上値を抑える、米金利引き上げによるドル高が重なり豪ドルは2009年5月以来の安値を更新。しかし、0.72ミドル付近では下げ止まり観も出始めている。
今週は豪州失業率やRBA会合といった重要指標やイベントが開かれる。
特にRBA会合では中国景気減速を背景に追加緩和の可能性が示されるようであれば、0.72ミドルをクリアに下回る可能性が高い。
また、週末には米雇用統計発表で米ドル高が進んだ時も同様に下値ブレークのタイミングとなるなど、依然下落リスクが優勢となっている。
ただ、それでも週足ベースで0.72ミドルを上回るようであれば悪材料出尽くしから反転のきっかけになる。
更なる下落か、変転か今週は今後の豪ドルの流れを占ううえで重要な週になりそうだ。


豪ドルドル予想レンジ:0.7420(61.8%)~0.7200





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