ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-08

[全般]中国人民元引き下げで市場は混乱

今月は夏枯れ相場で大きな変動はないとみられていたが、思わぬ伏兵が現れた。
中国はこの日景気刺激策の一環として人民元を2%引き下げることを決定。これを受けドルは資源国通貨を中心に全面高の展開となった。
人民元の引き下げ理由として今後米国の金利引き上げが挙げられた。また、円安の影響で輸出競争力が低下したことも切り下げ要因とされた。懸念される上海株価は前日比で0.51ポイント下落となった。景気刺激策であれば株価は上昇するものだが、今回の切り下げは寧ろ中国景気減速懸念を拡大させるものとなった。
これを受けNY株式相場は大幅安となり、NYダウは前日の大幅高をほぼ解消してしまった格好だ。
静かな相場になると予想された8月相場に中国が大きな波風をもたらしたといえる。

人民元の切り下げが相場に今後どのような影響を及ぼすのだろうか。
懸念されるのは米国の9月利上げが先送りされるかどうかだろう。
米国にとって中国は最大の貿易赤字相手国であり、人民元安は更に米国赤字を拡大することになる。これは米国景気の足かせとなる可能性もあり、受け止め方によっては利上げ時期の先延ばしとの思惑からドル安要因となる。しかし、今のところ市場は利上げへの影響は低いとの見方からユーロ以外はドル高に反応している。
今後米国は中国に対し為替操作国として圧力をかけるなど米中関係が悪化する懸念がある。
また、人民元安は他のアジア新興国の通貨安を招き、景気悪化からリスク回避の動きが高まる恐れもある。
中国景気減速懸念は原油や鉄鉱石などのコモディティー価格下押し要因となり資源国通貨の下落に繋がる懸念が高まる。既に、昨日の原油価格はOPECの増産が決定されたことも重なり6年半ぶりの安値を更新。実際、資源国通貨である豪ドルやカナダドルなどが人民元切り下げ発表後に下落に転じている。
今後円安への風当たりが強まるとの見方もある。
中国は人民元引き下げの要因としてこれまでの円安も挙げており、今後更に円安が進むようであれば欧米からもけん制的な圧力がかかりかねない。
昨日の段階ではドル高に反応しているものの、今後落ち着きを取り戻した時には全く反対のドル安円高の動きになることもある。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]125円に乗せたものの、反落も

(米ドル円2時間足)

USD_JPY_20150812_2jikanashi2.jpg

東京時間に発表された中国人民元引き上げのニュースでドル円は40銭近く上昇したものの、125円台には届かず一旦は押し戻された。東京市場が終わったあたりにユーロ円などのクロス円の買いが強まるとドル円は一気に125円台に突入したが再び利食い売りに押された。
ところが、NY市場ではNY株価三指数ともに大幅下落で始まったもののドル円は再び買いが強まり125円20銭まで上昇。
米長期金利も大幅下落しているにも関わらずドル円はドル高円安の動きが同時に強まった。

今回の人民元引き下げは中国景気減速懸念だけではなく、株式やコモディティー市場に対してもリスクであり、円高に反応してもおかしくはなかった。
また、人民元の切り下げ要因の一つが円安という事から、今後円安非難も出やすく一本調子の円安はないだろう。
今回ドル円が125円台に乗せてきたのは投機筋とも考えられるだけに、一転して反落する可能性が高く、125円ミドル付近の上値を買うのは控えたい。
ただ、時間足をみると上昇チャネルが継続していることから、下値も限定的とみる。
下げたところでは最終的に買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:125円40銭~124円70銭(50%)

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[ユーロ円]ギリシャ第三次支援合意と円安

(ユーロ円日足)


東京時間に発表された中国人民元引き下げ報道でユーロは対ドルで下落。対円でも137円ミドルから60銭余り下落するなど、ドル円よりもユーロ売りが上回った。
その後、欧州市場が始まったところでEU当局者がギリシャと債権者は第三次支援で合意したとの報道でユーロは一気に上昇に転じた。結果的に人民元報道で下落する前のレベルを上抜き更に上昇。三角保ち合いの上限となる138円手前では一旦は押し戻されたものの、NY市場で138円37銭まで上昇。138円ちょうどはボリンジャーバンドの上限でもあり、このレベルを超えたことでバンドウォークの始まりとみることもできる。
しかし、今回のユーロ上昇要因がはっきりしていない。ギリシャの支援は既に市場は織り込んでいることから、人民元引き下げで売り込んだユーロショートの巻き戻しの結果とも考えられる。
今回はユーロ買いの仕掛けが入った可能性もあり、昨日のNY高値を超えられなければ売りから入るのはどうだろう。

ユーロ円予想レンジ:138円40銭~137円50銭

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[豪ドル米ドル]人民元引き下げにより豪ドル押し戻される

(豪ドル米ドル2時間足)


0.74ミドルから0.75にかけては強いレジスタンスレベルでもあり、このレベルを抜けるようであればもう一段の上昇が見込まれた。しかし、朝方中国が人民元切り下げを発表したことで豪ドルは一気に下落に転じた。買いが強まったところへカウンター気味に報道されたことで豪ドルは130ポイント近く下落した。その後買い戻しが入ったものの、欧米市場にかけて下落幅を拡大。原油価格が6年半ぶりの安値を更新するなど、コモディティー価格の下落が資源国通貨に直撃した格好だ。
今回の人民元切り下げが中国の景気減速懸念を拡大したとの見方でコモディティー価格の下落に繋がった。しかし、見方を変えれば追加刺激策を打ち出したことで景気回復するとみることもできる。
豪ドルは一旦押し戻されたものの、悪材料としては出尽くし感もあり今回の下げは限定的とみる。
0.72ミドル付近を再度底固めできるようであれば再び上昇に転じるだろう。

豪ドルドル予想レンジ:0.7370(61.8%)~0.7250

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