ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-08

[全般]人民元ショックから米金融政策へ

先週は唐突ともいえる人民元切り下げ実施により市場は夏休みモードが一変して波乱の相場展開となった。
その人民元切り下げショックは一先ず後退したものの、今週はその動揺を引きずりながら米金融政策の行方に市場の注目が集まる。
先週中国人民銀行は実勢市場との乖離を調整するためという名目で人民元切り下げを三日間実施。結局対ドルで4.5%程度の人民元切り下げを行った。この切り下げにより世界同時株安に陥るなど、各市場で不安定な動きがみられた。この直後、ドルやユーロに対して下落したものの、円に対しては上昇するなど、各通貨によって異なる反応を見せた。
一方、アジアの新興国通貨は軒並み下落する等通貨安競争のリスクが高まった。その後、人民元の下落が急速に進み過ぎたことで、二日目には中国人民銀行がドル売り人民元買いの逆介入を実施した。この介入でドルも攣られドル安となりドル円が下落に転じた。終わってみると、ドルは全般に下落し、ユーロ以外の通貨にとっては大きな変化は見られなかった。
そのユーロはギリシャに対する第三次支援が正式に決定したことから主要な通貨に対し買いが強まった。
人民元ショックが一先ず後退したものの、その余韻が残るなかで今週は米FOMC議事要旨の公開やコアCPIといった注目材料により、再び米金融政策に注目が戻りそうだ。
結果次第では9月の早期利上げ期待が更に高まるとみられるものの、単純に金利差からのドル買いには動きにくい。
目先落ち着きを取り戻してきたNY株式市場も、利上げが目の前に迫る中で、不安定な動きは継続。リスク回避による円高リスクに繋がりかねない。
米長期金利も株価が下落すると資金が債券にシフトし頭を抑えられることから、ドル買い一辺倒にはなりにくい。
一方、対ドルではレンジの上限近くまで上昇したユーロやポンドの動向にも注目したい。
ここから再び下落に転じるようであれば、目先レンジ相場が継続する。反対に、上限を上抜けするようであればクロス円全般に買いが強まりドル円を押し上げる要因となる。
夏枯れ相場になるかと思われたこの夏も、来月の米利上げを意識した神経質な動きが続きそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]日米金利差拡大期待も反応薄

(米ドル円日足)

USD_JPY_20150817_hiashi.jpg

(米ドル円4時間足)

USD_JPY_20150817_8jikanashi.jpg

ドル円は米7月雇用統計発表後に下落した反動で買いが強まっていたところで人民元切り下げが実施された。ドル円の上昇の勢いは加速し125円28銭の高値をつけた。しかし、急速に進んだ人民元安に対し、中国人民銀行がドル売り人民元買い介入を実施したことで下落に転じた。
人民元の切り下げは世界的な株価下落を引き起こしたことで、本来はリスク回避の円高に反応するものだ。また、資金が安全な米債に集まり、長期金利が低下したことでドルが売られたにもかかわらずドル円だけが上昇。通常とは異なるドル円の動きがみられたが、最終的に125円台の上値の重さを確認したことになる。
今週は日本の4-6月期GDPが発表される。市場予想は大分隔たりがみられるものの、マイナスに転じることは間違いなさそうだ。結果が大きくマイナスに偏るようであれば、日銀の追加緩和期待から一時的に円売りの動きが強まる場面もありそうだ。
しかし、ドル円の上値の重さはまだ記憶に新しく、125円付近では売りが並んでくるだろう。
今週は水曜日にFOMC議事要旨の公開やコアCPIが発表される。
この結果、9月利上げの可能性が高まればドル買い要因となるものの、株価下落による円買いとの綱引きにより上値にも限りがある。
日足ドル円のボリンジャーバンドが縮小しており、中心線の位置する124円を中心としたレンジ相場は今週も継続するだろう。
125円付近で売り124円ミドル手前で買いを入れ、レンジを超えたところでは損切りをしっかりと入れておきたい。

今週のドル円予想レンジ:125円30銭~123円40銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]1.12ミドルの天井意識

(ユーロ米ドル8時間足)

EUR_USD_20150817_8jikanashi.jpg

人民元切り下げ後のユーロは一貫してドルに対し上昇。また、3年で合計860億ユーロのギリシャへの第三次支援策が決定したこともユーロ買いに安心感を与えた。
一先ず人民元切り下げが終了したことでユーロの上昇も一服。1.12付近で上値が抑えられている。
1.12から1.12ミドルを今週上抜け出来ないようであれば、目先ダブルトップを形成し、再び下値を試す展開とみる。
ユーロは7月と8月の2度1.08付近でダブルボトムを付け、そのネックラインとなる1.1130を上抜けした。しかし、先週末にはそのネックライン付近まで押し戻されて引けてきた。このラインをクリアに下回るようであれば1.1ドル割れを試す展開が予想される。
反対に、1.11ドル付近を割り込めないようであれば、1.12ミドルのダブルトップの上限を上抜き1.14ドルが意識される。
先週はカナダドルやポンドなどのユーロクロスの買いがユーロを押し上げる要因となったが、今週は米ドル中心の相場展開となるだろう。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1280(6月30日高値)~1.1000(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル米ドル]人民元ショックで底値を確認

(豪ドル米ドル日足)

AUD_USD_20150817_hiashi.jpg

11日に人民元が1.9%の引き下げを実施したことで豪ドルは140ポイント近く一気に下落。次の日も二日続けて1.6%引き下げを実施し、豪ドルは今年最安値を下抜けし0.7220まで下落。2009年4月以来の安値を更新した。
しかし、人民元安が進み過ぎたことから中国人民銀行がドル売り人民元買いの逆介入を実施したことで豪ドルは一気に買い戻され上昇。三日目も人民元を引き下げたものの豪ドル売りは小幅にとどまるなど、影響は一時的なものとなった。
一先ず人民元の切り下げも終了したことで、豪ドルに買い安心感が広がり始めている。
中国景気減速という豪ドルにとってのネガティブ材料に加え、人民元安による通貨安競争というリスクも高まった。しかし、それでも下げは限定的となったことで、寧ろ豪ドルの底の堅さを確認したといってもよい。
今週は火曜日にRBA議事要旨が公表される。
RBAはこれまでの豪ドル安誘導の文言を削除しており、追加緩和に関しては当面現状維持を決めている。改めて、この内容を市場が確認すれば豪ドルは人民元切り下げ前のレベルを試す展開が予想される。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7440(8月11日高値)~0.7300

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する