ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-08

[全般]上海株急落と米経済指標

落ち着きを取り戻したと思われた中国株式市場が再び大幅下落となり、世界的な株式市場でリスク回避の動きが強まった。
人民元切り下げショックも終わり一安心しているところで昨日の上海総合指数は6.15%の下落となり、日経平均株価も下落に転じた。しかし、ドル円は比較的落ち着いた動きを示すなど、中国リスクに対してある程度抵抗力がついてきたように見える。中国株のこの一年の上昇幅がバブル気味であったことから、この程度の調整は世界経済にとって影響は限定的との見方が強い。
しかし、それでも世界の株式市場にとっては不安が残る。この日のNY株式市場は三指数ともに下落に転じた。
NY時間に発表された米7月住宅着工件数は120.6万件と予想の118.0万件を上回った。これは2007年10月以来の高水準となる。同時に発表された建設許可件数は111.9万件と予想の122.8万件を大きく下回ったものの、市場は住宅着工に注目が集まりドルは全面高となった。これを受け米長期金利が上昇したことでドルは全般に押し上げられた。
ここにきて市場は経済指標に対して素直な反応を示しており、それはポジションの偏りが少ないことを示すものだ。
この動きはドルだけに限らずポンドやユーロなどにも同様にみられる。
昨日発表された英国CPIが予想を上回ったことでポンドは対ドルや対ユーロ、そして対カナダといった通貨に対して買いが進んだ。米国に続いて英国が利上げに踏み切るという見方が市場には強く、英国の好調な経済指標には素直に反応している。
今日のNY時間に発表される米7月CPIやFOMC議事録要旨が公開され、注目が集まる。結果、早期利上げ期待を高めるものであれば特に市場は素直に反応してくるだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]中国や日経株価下落でも底堅い動き

(米ドル円2時間足)

USD_JPY_20150819_2jikanashi.jpg

(米ドル円日足)



ドル円は短期間の三角保ち合いが収束に向かっており、そろそろ上下どちらかに放れる時が近づいている。一目均衡表の雲のねじれが昨日から金曜日まで続いていることも相場の転換を示唆している。
昨日の東京市場でドル円は底堅い動きで始まったものの、その後上海総合指数が6%余り急落したことを受け下落。日経平均株価も下落するなど、リスクオフによる円買いの動きが強まった。しかし、中国株価の下落はバブル上昇の調整とみるところも多く、ドル円は124円手前で下げ止まった。
その後NY市場で発表された米住宅着工件数が予想を上回る好結果となり早期利上げ期待から米長期金利は上昇。ドルも全面高となりドル円は124円ミドルまで値を戻すなど、好結果の指標に対しては素直に反応しやすい状況となっている。

今日はFRBの金融政策にとって重要なCPIやFOMC議事録要旨が公開され、今回も市場は素直に反応してくるとみてよい。
三角保ち合いが収束し、そろそろどちらかに放れやすくなってきている。
先日の米雇用統計発表前後のレンジ125円前半から123円後半を超えることはなく、どちらかに振れたところでは逆張りで入りたい。

ドル円予想レンジ:124円70銭(61.8%)~123円80銭(8月13日安値)

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[ポンド米ドル]1.57の上限を上抜け

(ポンド米ドル日足)


当面の強いレジスタンスと見られていた1.57ドルを昨日は上抜けして1.5720ドルまで上昇。
ポンドはレンジの上限である1.57ドルを目の前に前日押し戻されたことからアジア市場でも上値の重い展開が続いていた。しかし、ロンドン時間に発表された英国CPIが-0.2%と予想の-0.3%を上回ったことでポンドは一気に150ポイント近く上昇。対ドルだけではなく対ユーロや対円、カナダドルなどでも買いが目立った。
FRBに続いてBOEが利上げに向かうとの思惑が高まったためだ。
これにより、ボリンジャーバンドなどの位置する1.57ドル付近の上限を一先ず上抜けしたがその後は利食い売りなどから1.56ドル台に押し戻されている。
今の市場の注目は米国金融政策でもあり、米利上げ期待と重なりポンドの上値は限定的とみられる。
今日のNY市場では米CPIとFOMC議事録に市場の注目が集まるだけに、発表前には短期的にポンドロングの調整売りが強まる可能性が高い。
ただ、今朝方にはマイルズBOE委員は「金利変更時期は迫っている」と発言。
中長期的にみるとポンドの利上げ期待から下げたところでは買いを入れておきたい。

ポンドドル予想レンジ:1.5735(7月1日高値)~1.5630

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[豪ドル円]中国リスクが上値を抑え

(豪ドル円8時間足)


アジア時間に公開されたRBA議事録要旨は「豪ドルの更なる下落は景気刺激に繋がる」としたものの、従来よりも豪ドルを押し下げようとする強い内容は削除されたことから豪ドル買いが先行した。
その後上海総合指数が大幅に下落したことを受け鉄鉱石などの価格が下落。豪ドルも対ドル対円で売りが強まり91円前半まで売り込まれた。
しかし、中国の株価下落も市場は大分織り込んできており豪ドル売りにも限りが見える。
昨日のNY株式市場が3指数ともに下落したことから今日の日経平均株価も上値の重い展開が予想される。また、今日の上海総合指数も昨日の流れを引き継ぎ下落リスクは高いことから、目先豪ドルの上値は重いとみる。
テクニカル的にみると89円を底に下値が切り上がっている。92円ミドルを天井に三角保ち合いが収束に向かっていることから、上昇トレンド付近で下げ止まったところでは買いを入れてみたい。

豪ドル円予想レンジ:91円60銭~90円60銭(38.2%)

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