ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-08

[全般]株式や為替市場でパニック売り加速

中国の景気減速懸念から始まった株価の下落が止まらず、リスク回避の動きが急速に高まり世界的な株価暴落を引き起こすなど、パニック状態に陥った。
週明け東京市場では日経平均が軟調な地合いとなりドル円も上値の重い展開で始まった。
注目の上海総合指数も下落に歯止めがつかずこの日は8.5%近い大幅下落となった。前日に中国政府が年金基金に株式投資を認める対策を発表したにも拘らず、下落が止まらなかったことで市場の不安が拡大。
NY市場では、NY株式市場が三指数ともに大幅下落で始まったことや、日経平均先物が一時1300円近く下落したことなどを受けドルは全面安となった。
NYダウは開始直後ザラ場では初めてとなる1000ドル余り下落するなど、株式市場はパニック的な売りが止まらず暴落。原油価格も1バレル40ドルを割り込み37ドル台まで下落したことから、資源国通貨も対ドルだけではなく対円でも纏まった売りが出て急落した。
株式や為替市場では不安感がピークに達したことでパニック的な売りが強まるなど、いきなり想定外の動きとなった。
今回の暴落の要因は中国人民元引き下げや株価の下落に加え、米利上げ時期が迫っていたことから不安が拡大したことが挙げられる。
米利上げ期待から資金が中国や周辺の新興国から逃避し始め、そこに中国景気減速懸念が広がり株価や原油価格の下落を引き起こした。更に、ここにきて天津の爆破事故や南北朝鮮の緊張などがその不安を更に増幅させたとみられる。
結果的に、株や為替市場はパニック的な売りが売りを呼び、最後はセリングクライマックス的な売りが殺到。
今回の暴落により、一先ず昨年の夏以降買われていた短期長期の買いポジションが軽くなったとみている。寧ろ、一部では売り越しに転じたところもあるようだ。
NY市場の後場に入ると急速に株やドルの買い戻しが入り、一先ず最悪の状況は脱したようにみえる。
しかし、これだけの急落を受けてしまうと、簡単には恐怖感を払しょくすることは難しく、少なくとも当面リスクをとるのは難しくなった。
今日は昨日のドルの安値を再び試しに行く動きが強まるとみるが、底値が確認できれば買いのチャンスとなる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]想定外の下落から一夜

(米ドル円時間足)

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週明けシドニー市場でドル円は薄商いの中で先週末のNY安値121円85銭を下回ったことでロスカットを誘発し121円前半まで下落した。その後は買い戻しが入ったものの、日経平均株価の下落とともに再び売りが強まり121円を割り込んだ。上海総合指数も引けにかけて大幅下落となりリスク回避による円買いが強まった。
ドル円は7月8日に付けた安値120円43銭を割り込み120円前半まで下落したが、120円付近では新たな買いが並び買い戻しの動きがみられた。
しかし、日経平均先物が大幅下落し、NY株式市場への懸念が高まるとドル円は損切りを巻き込みながら一気に116円16銭まで下落した。高値から5円80銭近く下落したのはリーマンショック以来となる。漠然とした不安心理が拡大し、パニック的な売りを誘発するなど、セリングクライマックスのような下落となった。
一先ず売り玉は出尽くした感もあり、最悪な状況は終わったとみるが市場の不安は高いままだ。今日の中国株価が更に下落するようであれば再度117円付近を試す展開が予想される。ただ、どう見ても過剰反応であり落ち着きを取り戻した時には117円付近は絶好の買い場とみている。

ドル円予想レンジ:119円40銭~117円00銭

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[ユーロ米ドル]資源国通貨に対するユーロの買い戻し

(ユーロ米ドル週足)


週明けアジア市場では日経平均や上海株の下落によりドル売りが進みユーロも底堅い動きが続いた。欧州市場に入りユーロは対豪ドルやカナダドルといった資源国通貨に対して買いが強まった。しかし、当面のレジスタンスとみられていた1.15ドルには売りが並び上値を抑えられた。
NY市場にかけて米長期金利が低下する中、NY株式市場が三指数ともに暴落して始まるとの見方からドルが全面安。ユーロは一気にレジスタンスを上抜けてこの日の高値となる1.1720ドルまで上昇した。中国景気不安により安全通貨としてのユーロに資金がシフトした。
一先ずパニック的な買いは収まったものの、この不安定な動きは今日も継続するとみてよい。
一目の雲に今日から突入することからボラティリティーは高まり、再度昨日の高値1.17ドル台を試しに行くとみている。

ユーロドル予想レンジ:1.1800(38.2%)~1.1500

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[豪ドル円]世界株価と資源価格の暴落でパニック売り

(豪ドル円月足)


前日の日曜日に中国政府が年金基金に株式投資を認める対策を発表したことで、期待された。しかし、週明けシドニー市場ではドル円が薄商いの中でシステム関係とみられる損切りを巻き込み下落。豪ドル円のクロスも同時に売りが強まるなど、上値の重い展開で始まった。
東京市場の引けには一旦買い戻しも見られたが、その後欧州勢がユーロ豪ドルの買いを入れたことで豪ドル売りが再び強まった。
NY市場では株価が大幅下落となりリスク回避からの円買いと同時に、資源国通貨の売りが重なり豪ドル円は急落。損切りを巻き込みながらこの日の安値となる82円10銭まで下落した。
完全にパニック状態での下げとなった反発から86円25銭まで4円余り押し戻されたが、再び下落。しかし、市場には不安感が依然として漂っており、リスク回避の円買いは暫く継続するとみる。
ここまで暴落すると、流石に買いを入れるのはリスクが高過ぎる。いずれ買いのチャンスは来るとみるが、今の段階では短期的な戻し売りが有効とみる。

豪ドル円予想レンジ:87円50銭~84円50銭

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