ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-08

[全般]中国追加緩和でも市場は半信半疑

前日の急落から一夜明けたアジア市場では一時反発も見られたが、再び失速。日経平均株価や上海総合指数の下落に歯止めがかからなかった。
ドル円やクロス円は前日の大幅安から一時反発に転じたが、アジア株全般に再び売りが強まりリスク回避による円買いの動きが強まった。
上海総合指数は節目とみられた3000を引け値ベースでも下回る2964と7.6%下落。中国政府はこの下落を重視し、政策金利で基準金利を0.25%、預金準備率を0.5%同時に引き下げることを発表。これを受けドルの買い戻しが強まりドル円も120円台に押し戻された。
NY株式市場でも中国の追加刺激策を好感し寄り付きはしっかりとした動きで始まった。しかし、中国の利下げは再び人民元の切り下げにも繋がりかねず続落した。これを受け、一旦買い戻しが入ったドルも再び下落に転じるなど中国景気の先行き不透明感は払しょくされず、不安定な動きは暫く続くとみてよい。
米国9月利上げ期待もここにきて大きく後退。早朝にはロックハート・アトランタ連銀総裁が利上げ時期をこれまで9月としていたが「今年開始」と修正するなど、利上げ期待は後退している。一方、米長期金利や原油価格、金などは上昇に転じるなど、これまでの下落に対する反動がみられた。これらの動きが修正の動きなのか、それとも反発の兆しなのかは今日の中国とNY市場の動きにかかっていると言えそうだ。
今日の上海総合指数が中国の利下げを好感し、3000を終値ベースで回復するようであれば一先ず市場には安心感が広がる。それと同時に、NY株式市場の下落を抑えることで再び利上げへの期待感が高まりドル買いが強まるだろう。
しかし、反対に、上海総合指数の下落が下げ止まらないようであれば再び月曜日の恐怖感が高まり、ドル売りが加速しかねない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]中国株価次第で買いチャンスも

(米ドル円30分足)


一日で6円近い下落となったドル円は流石に買い戻しや新たな買いが入り押し戻された。
東京市場では久しぶりに118円台で始まったことから、実需や個人の買いが入り反発。日本企業の社内平均想定レートは118円という事から、手当買いに入る動きが強まり120円台を回復した。しかし、上海総合指数が節目の3000を下回り再び大幅下落となったことでドル円も119円ミドル付近に押し戻された。
欧州時間に中国人民銀行が政策金利を引き下げるとの報道で市場に安心感が広がりドル全面高となった。ドル円も再び120円40銭近くまで上昇するなど、120円の下値の堅さが目立った。
しかし、NY市場では中国への不透明感が払しょくできず、引けにかけて株価が下落に転じたことでリスク回避の円買いの動きが強まった。
ドル円も再び120円を割り込み118円60銭まで下落するなど、上下に荒っぽい動きが続いた。
NY株価が引けにかけて下落したことで、東京市場でも株価下落は避けられずドル円も上値の重い展開が継続するだろう。ただ、最終的にドル円は上昇するとの見方は根強いだけに、下げ止まったところでは再び買いが強まるとみる。
今日の中国株価動向次第では買いのチャンスが待ち構えているのかもしれない。

ドル円予想レンジ:120円00銭~117円80銭(61.8%)

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[ユーロ円]調整の買い戻し終了

(ユーロ円4時間足)


東京市場では日経平均株価の上昇に併せる格好でクロス円が全般に底堅い動きで始まった。ユーロ円は前日のNY市場で急落する前のレベルである138円60銭付近まで一気に値を伸ばした。
しかし、後場に入ると上海総合指数の下落に伴い円の買い戻しが強まりユーロ円は再び下落に転じた。短期的なダブルトップを形成した格好となった。
NY市場では米長期金利が上昇したことでユーロは対ドルで下落幅を拡大。ドル円の下落も重なりNYの引けにかけてユーロ円はこの日の安値となる136円50銭をつけ、安値引けとなった。
調整の買い戻しが入ったことで、今日のユーロ円は再び下値を試す展開が予想される。
一先ず前日の安値136円50銭を下回るようであれば、135円まで強いサポートはみられない。

ユーロ円予想レンジ:138円30銭~136円10銭(61.8%)

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[豪ドル円]中国追加緩和でも不安感燻ぶる

(豪ドル円時間足)


東京市場では日経平均株価の上昇につれて豪ドル円の買い戻しの動きが急速に強まった。
朝方は前日のNYの下落の勢いが続き84円52銭まで下落。しかし、その後日経平均株価が上昇に転じたことで円売りの動きが強まり豪ドル円は86円85銭まで安値から2円余り上昇した。しかし、後場に入り上海総合指数が大幅下落となったことで再び円買いと豪ドル売りの動きが同時に強まり押し戻された。
欧州市場に入り中国人民銀行が政策金利の引き下げを発表。これを好感し豪ドル円は東京の高値を上抜き87円17銭まで上昇。
ところが、NY市場では株価が反転して始まったものの、引けにかけて三指数ともに下落に転じた。豪ドル円も東京の朝方の安値まで押し戻されるなど結局この日は「往って来い」となったことで、上値の重さが確認された。
今日の上海総合指数が昨日の政策金利の引き下げで下げ止まるようであれば豪ドルの下落も一先ず収まるだろう。
反対に、株価が下げ止まらないようであれば前日の安値となる82円10銭を再度試す展開が予想される。

豪ドル円予想レンジ:85円40銭~82円10銭

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