ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-08

[全般]ジャクソンホールでマーケットの反転に

6日続落したNY株式市場は久しぶりに大幅反発となり、市場には一先ず安心感が広がった。
注目された昨日の上海総合指数は前日の利下げにより-1.27%と小幅下落にとどまったことで一安心。日経平均株価は+570円と大きく値を戻したことでリスク回避の動きが後退。しかし、市場の不安感が依然として燻ぶる中で不安定な動きが続いている。

NY市場では米7月耐久財受注が+2.0%と予想の-0.4%を大きく上回ったが、市場への影響は限られた。しかし、その後ダドリーNY連銀総裁が「国際情勢でダウンサイドリスクが高まり、9月利上げ決定の見通しは低下した」と発言。中国追加緩和も下支えとなりNY株式市場は大きく反発。中国景気減速懸念は燻ぶるものの、これまでの急落に対する調整の動きがみられた。
中国発の世界同時株安も昨日の反発の動きで一先ず息をついた格好だ。
昨日の上海総合指数は結果的に小幅ではあるが下落は続いていることから、今後も下落傾向が続く可能性が高い。しかし、日経平均株価やNY株式市場が上昇に転じたことは動揺が薄まり始めているサインとも受け止められる。
市場の関心は中国の景気減速が米国にどこまで影響するかに集まり始めている。
ダドリー総裁発言は株式市場では好感されたが、裏を返せば米国景気への懸念が示されたことになる。しかし今後の米経済指標次第では年内利上げの可能性もあることが示された。

今日はジャクソンホールで定例のシンポジウムが開催されるが、その中で市場の最も注目されるのがフィッシャーFRB副議長の発言だ。
ダドリー総裁と同様に今後の経済指標次第となれば、9月利上げの可能性は後退。ドル売りと同時に円買いも強まることになるだろう。
或いは、現時点では中国や新興国の影響は少なく、9月利上げの可能性が残ることを示唆するようであればドル買いに繋がる。しかし、株式市場にとってはネガティブ材料となる。
いずれにしても、利上げに向けた動きに変化がなければ米経済への信頼性は継続し、安心感に繋がる。
市場の注目が中国から米金融政策に移り始めるという事自体、徐々に安定してきていることを示すものだ。
まだ、中国懸念は残るもののそろそろ、底固めに入ったとみている。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]底値固めから上昇へ

(米ドル円2時間足)


NY株価三指数ともに大幅反発した事で市場の混乱は一先ず最悪期を脱したとみてよいだろう。
注目された中国株価は前日の追加緩和を受け反発して始まったが、引けにかけて下落。小幅な下げにとどまったものの、中国株価の下落懸念は残る。一方、日経平均株価は+570円と大幅反発。ドル円は中国と日本の異なる動きで翻弄されながらも、日経平均の強さを改めて確認。それはドル円の底堅さを示すものでもある。
NY市場ではダドリー総裁発言で一時119円を割り込む動きとなったが、すぐに反発。
株式市場が三指数ともに大幅上昇となり、リスク回避の動きが後退。同時に、米長期金利が上昇に転じたことでドル買いの動きが強まった。
結果的に119円の底堅さを確認したとみてよいだろう。
今日のジャクソンホールでのシンポジウムでフィッシャーFRB副議長は、年内利上げの可能性を示すことになるだろう。
結果的にドルの下値は限られるなかで、黒田総裁から追加緩和に対する何らかの言及があれば円売りが更に強まるとみる。

ドル円予想レンジ:121円40銭(61.8%)~119円50銭

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[ポンド円]辛うじてネックラインをキープ

(ポンド円日足)


ポンド円のダブルトップネックラインとなる185円をNY時間に一時下回ったものの、終値ベースでは上回った。今回の中国ショックにより2度ザラ場で185円を下回ったものの、辛うじて終値ではキープしている。底値の堅さが確認されたとみてよいだろう。
今週に入り一目の雲のねじれがみられることから、そろそろ相場が反転する可能性が高い。
反対に、今日の終値ベースで185円を下回るようであれば24日に付けた安値183円30銭を再度試す展開とみる。
ただ、日米の株式市場が大幅反発したことで市場には安心感が広がり始めている。元々、英国景気は回復基調にあり、落ち着けば利上げ期待が再び強まるだろう。
今日のジャクソンホールにおいて、カーニー総裁発言次第では雲のねじれとなる190円台に乗せてくることも十分考えられる。

ポンド円予想レンジ:188円10銭(前日高値)~185円00銭

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[豪ドル米ドル]中国株価下落で下値リスク継続

(豪ドル米ドル時間足)

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前日に発表された中国追加緩和により、上海総合指数が大きく上昇して始まったことで豪ドルは底堅い動きで始まった。しかし、後場に入ると株価は下落に転じ、結果的に続落して引けたものの豪ドル売りは限られた。寧ろ、欧州市場では買いが進み0.71ドルミドルまで上昇するなど、中国株価の影響は薄れたとみられた。
ところが、NY市場では米ドル金利が上昇したことで豪ドル売りが再び強まり0.70ドル後半まで下落。その後は買い戻しが入ったものの、依然として上値の重い展開は継続。
時間足チャートでは下降チャネルの上限が上値を抑えており、戻し売りが出やすい状況が続いている。今日の上海総合指数が更に下落するか、ジャクソンホールでフィッシャーFRB副議長から利上げに前向きな発言があれば、月曜に付けた安値0.7050ドルを再度試す展開とみる。
もし、下抜け出来ないようであれば目先ダブルボトムを形成し、下降チャネルが終了する可能性が高い。

豪ドルドル予想レンジ:0.7150~0.7050

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