ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-08

[全般]悲観から楽観へ

市場のセンチメントがここにきて悲観から楽観へと大きく転換した。
昨日のアジア市場では前日大きく反転したNY株式市場の動きに続いて日経平均株価も上昇。中国株式市場は軟調な地合いで始まったものの日米株価の連日の上昇を好感したのか引けにかけ買いが強まり5.4%近く上昇。心理的な節目となる3000を回復するなど、市場の悲観的なムードが急速に縮小。
NY市場でもその流れが続き、NYダウは二日で1000ドル近い上昇となった。
この日発表された米4-6月期GDP改定値は+3.7%と予想の+3.2%を大きく上回った。悲観的な見方が多かっただけに、市場はいつもより大きく反応した。
また、同時に発表された新規失業保険申請件数も予想を下回り雇用回復への期待が高まりドルは全面高となり、株価も三指数ともに大幅上昇。
今週に入り中国景気減速懸念からくる株式や為替市場の混乱により過剰とも思える悲観論が広がっていたが、ここにきて一気にそのムードが変わった。
相場はセンチメント次第で同じ指標などの発表でも全く異なる反応を示すようになる。
まだ、不安定な市場は続くと思われるが、最悪な状況は回避できた。
市場の注目は中国株価から米金融政策に移り始めている。
今日はジャクソンホールのシンポジウムでフィッシャーFRB副議長の発言に注目が集まる。今回の株や為替市場が大きく混乱したことで9月の利上げは難しいという見方が広がっているだけに、注目度は高い。利上げの可能性が示される内容であれば更にドル高の動きが加速するだろう。
反対に慎重な内容となったとしても、既にドルロングの投げが入った後だけにドルの下値は限定的とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]ドル高と円安同時進行

(米ドル円日足)


アジア市場では日経平均株価や上海総合指数が大幅上昇となり円売りが進んだものの、ドル円は120円台前半でもみ合いが続いた。今週に入り相場が大きく乱高下したためドル買いには慎重な動きが目立った。
しかし、NY市場が始まりGDPが予想を大きく上回ったことを好感。
前日に引き続き、株価が三指数ともに大幅上昇したことでリスク回避の動きが後退。円安の動きが強まった。
また、米長期金利が上昇したことでドルも全面高となるなど、ドル高と円安が同時に進行したことでドル円は120円ミドルを上回り121円40銭まで上昇。
これまで強いサポートとみられていた120円ミドルで一旦は上値を抑えられたものの、再び上に抜き返してきた。市場は既に弱気から強気のスタンスに変わり始めたことを示すものだ。
今日はジャクソンホールでフィッシャーFRB副議長の講演がある。
利上げに消極的な発言を行うとの見方が多く、一旦は下振れの可能性が高い。
もし、120円ミドル付近で下げ止まるようであれば買いを入れてみたい。

ドル円予想レンジ:121円90銭(61.8%)~120円30銭

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[ユーロ米ドル]ドル高とユーロクロスの売り

(ユーロ米ドル日足)


アジア市場ではドル買いの動きが強まり1.13ドルミドルを天井に上値の重い展開が続いた。
日米株式市場の堅調な結果に刺激されたのか、下落して始まった上海総合指数も上昇に転じたことで市場の不安感が後退。
欧州市場に入ると、これまでポジションの縮小が目立ったユーロクロスの売り戻しの動きが強まったことでユーロは対ドルでも下落。
NY市場に入り米GDP改定値が予想を大きく上回り株価も大幅上昇したことでドルが全面高となった。これを受け、ユーロは1.1280ドル付近の損切りを巻き込みながら1.1205ドルまで売り込まれた。
その後は買い戻しが入ったものの、上値の重い展開は今日も続きそうだ。
市場は再び米国金融政策に注目が集まり始めており、ECBとの金融政策の違いが改めて意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1350~1.1120(BB中心線)

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[豪ドル円]リスク後退で本邦からの買い

(豪ドル円2時間足)


東京時間に発表された豪州4-6月期民間設備投資が-4.0%と予想の-2.5%を大きく下回ったものの、発表直後は寧ろショートカバーが入り上昇。その後は上海総合指数が下落したことで再び売りが強まった。
しかし、引けにかけて中国株価が大幅上昇に転じたことや日米株式市場も堅調に推移していたことから豪ドルは上昇に転じた。
中国や新興国景気減速懸念も一先ず最悪期を脱したとみられ、リスク選好の円売りが強まった。
GPIFがこの日発表した4-6月期運用実績では、外株・外債の買い越し額がともに前期を上回ったことが明らかとなった。市場が安定してくると本邦からの買いが再び強まるとの観測も豪ドル買いを促した模様。
また、欧州市場ではユーロ豪ドルの纏まった売り戻しが入ったことも豪ドルの押し上げ要因となった。
原油価格も昨日は大きく反発するなど、これまで売り込まれた資源国通貨に見直しの買いが入り始めている。
週末という事から上値では戻り売りが出やすいものの、下げたところでは買いを入れておきたい。

豪ドル円予想レンジ:88円10銭(61.8%)~86円30銭

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