ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-09

[全般]米雇用統計とFRB金融政策の行方

中国市場の休場や米雇用統計を控え静かなマーケットになるかと思われたが荒っぽい動きは続いている。
昨日の東京市場では日経平均株価が300円余り大幅上昇して始まりドル円も上昇して始まった。中国市場が休場となるため比較的リスクが低下するとの見方もあった。しかし、引け値は+86円と小幅なものにとどまるなど、不安感が残るものとなった。
欧州市場ではECB理事会後のドラギ総裁記者会見でユーロが急落。
総裁は国債を大量に買い取る量的緩和の拡充を排除しない、2016年9月末の終了時期を必要なら延期するなど、あらゆる手段を使うと発言。市場では追加緩和が近いとの見方が広がりユーロは対ドル対円で売りが強まった。これを受け欧州各国の株式市場は軒並み上昇。
NY時間に発表された新規失業保険申請件数は予想を上回ったものの、その後発表されたISM非製造業景気指数が59.0と予想の58.2を上回ったことを好感。米国の景気回復基調は中国の影響を受けていないとの見方が広がった。
NY株式市場は荒っぽい動きのなかでダウは小幅上昇。S&Pは下落するなど利上げへの思惑の違いがみられた。
結果的に、米国景気回復基調に変化はなく中国の動向が市場にブレーキをかけている。
本日発表される米雇用統計の結果次第でその米金融政策の行方が見えてくるだろう。
予想通り22万人以上であれば9月利上げの可能性が残ることになる。反対に、予想を下回ったとしても既に市場は中国ショックでドル売りや円買いの動きを体験しているだけに、下落リスクは少ないとみる。
ただ、来週月曜日は米国レイバーデーで連休前という事もありポジションを一方向に傾けにくい。
また、G20が週末から開かれることで中国や新興国問題が話し合われ、来週連休明けとなる中国株式市場が上昇して始まる可能性も高い。
そろそろ米9月利上げに備えておく必要がありそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]雲のねじれで波乱含み

(米ドル円日足)


東京市場では日経平均株価が上昇して始まったことや、仲値買いも入りドル円はこの日の高値となる120円67銭まで上昇。しかし、株式市場もその後下落に転じたことでドル円も下落し日米の株価動向をにらみながらの展開が続いている。
欧州市場ではECBが追加量的緩和の可能性を示したことでユーロが対円でも下落し、ドル円も押し下げられた。NY時間に発表された新規失業保険申請件数が予想を上回ったもののドル売りには繋がらなかった。寧ろ、その後発表の8月ISM非製造業景気指数が好調な米経済を示す結果となりドル円の買い戻しが入った。
結果的に120円を挟んでの攻防が続いている。
本日は一目の雲のねじれが生じており、米雇用統計の結果次第ではどちらかに大きく動く可能性が高い。相場が乱高下し方向感が掴み難い時にはテクニカルに頼る投資家が増える。
123円付近で雲のねじれが生じており、最大このレベルまでの上昇が見込まれる。既に中国株価の乱高下でドル円は119円前半まで下落したことで、目先底値として意識される。

ドル円予想レンジ:123円00銭(雲のねじれ)~119円20銭(9月2日安値)

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[ユーロ米ドル]ECB追加利下げを示唆

(ユーロ米ドル2時間足)


ECB理事会後のドラギ総裁発言によりユーロは対ドル対円で急落した。
総裁は国債を買い取る量的緩和拡充を排除しないと発言。ECBは金融政策についてあらゆる手段を使うとし、市場は追加量的緩和が近いとの期待が強まった。
また、物価や成長見通しも前回の3月から下方修正したことからユーロ売りが進んだ。
しかし、マーケットは既にある程度ECBの追加緩和への期待が高まっていたこともあり、下落幅も限られた。
今日の米雇用統計の結果が9月の利上げを示唆するものであればFRBとECBの金融政策の違いが意識され1.10ドルの大台付近までの下押しもある。
反対に、FRBによる利上げの可能性が後退すればユーロの買い戻しが強まるとみる。
上値目途としては昨日の下落前のレベルである1.1240ドル付近か、38.2%戻しの1.1330ドル付近が意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1330(38.2%)~1.1020

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[豪ドル米ドル]底固めか反発かの分かれ目

(豪ドル米ドル2時間足)


東京時間に発表された豪州7月小売売上が-0.1%と予想の+0.4%を下回ったことで豪ドル売りが強まった。しかし、この日から中国市場が休場に入ったことから市場には安心感が広がり下げ幅も限られた。しかし、豪ドルへの弱気の見方が徐々に広がり、欧州時間には0.7ドルを割り込んだ。

その後、NY時間に発表された8月ISM非製造業が予想を上回ったことから豪ドル円の投機筋と思われる買いが入り上昇。その後は、利食い売りが入り押し戻されたものの買いに反応しやすい状況とみられる。
中国景気減速懸念から6年半ぶりの安値を更新した豪ドルだが、元々FRBの金融政策の転換が近づいたことで市場に混乱を及ぼした。
そのFRBの金融政策に最も大きな影響を与えるのが今日の米雇用統計だ。
この結果次第では豪ドルの転換点になる可能性もある。
一先ず、ここまで売り込まれた後だけに、0.7ドル付近で下げ止まりが確認できれば買いを入れていきたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.7130(38.2%)~0.6850

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