ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-09

[全般]ドル全面高と円安

アジア市場は東京が大型連休に入っていることから動意の乏しい動きが続いた。
しかし、欧米市場を通してみるとドル買いの動きが強まる中で流動性の低下したドル円が特に上昇幅を拡大。結果的にドルが買われると同時に円も売られたことからクロス円の上昇が目立った。
先週のFOMCでは利上げ見送りを決定したものの、株価が下落し金利が低下するなど、リスク回避の動きが強まりドルが全面安となった。その反動でのドル買いの動きが先週末から出始めており、昨日の動きもその流れの一環とみてよいだろう。
昨日のNY時間に発表された8月米中古住宅販売件数が531万件と予想の550万件を下回ったものの市場の反応は見られなかった。利上げが見送られたことで米国経済指標への市場の注目度は低下したとみられる。
この日はFOMCメンバーの発言がドルの下支えとなった。
ブラード・セントルイス連銀総裁は「政策金利を正常化する力強い根拠があり、10月は利上げのチャンス」と発言。また、ハト派と目され、且つ投票権を持つロックハート・アトランタ連銀総裁も「年内の利上げを確信している」と発言。発言時には特に市場の反応は見られなかったものの、ドルの下支えとなった。
先週のFOMCでは利上げ自体がなくなったわけではなく、市場は依然として年内利上げの可能性を意識。
ただ、これまで何度も期待と失望を繰り返してきただけに市場はドルの方向感を掴みかねている。結果的に、先週のドル下落の修正の域を脱していないことからドル高の動きも限られそうだ。
調整の動きも終盤に差し掛かる中で、そろそろドル売りに転じる可能性が高い。
ドルの方向性は見られない中で当面レンジの上限と下限を試す展開が続きそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]保ち合い収束

(米ドル円日足)


東京市場が大型連休に入り株式市場が休場となるなか、上海総合指数が1.89%上昇。市場はリスク選好の動きが強まった。
これを受けた欧州市場はリスク選好から円売りが先行。また、米国市場でも米長期金利が上昇するなどドルが全面高となった。
結果的にドル高と円安双方の力が強まりドル円はこの日の高値となる120円65銭まで上昇。東京勢が休みということからドル円の流動性は低下する中で1円近く上昇したことで、戻しの幅も同様に大きくなるとみることができる。
ドル自体の方向性は掴み難く、昨日の買いは先週のFOMC後のドル安の調整の動きとみる。
テクニカル的には三角保ち合いが収束。フィボナッチの半値戻しとなる120円60銭で一先ず上昇を抑えられた。この上の120円90銭付近には200日移動平均線が位置することから、短期的にはそろそろ天井に近づいたとみている。
一旦レンジの上限を試して上抜け出来ないとみれば再びドルの売り戻しの動きが強まりそうだ。流動性が低下する中で値動きは軽く、120円付近を再度試す展開を予想する。

ドル円予想レンジ:120円90銭(200日MA)~120円00銭

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[ユーロ米ドル]ドル買いがユーロ売りを加速

(ユーロ米ドル日足)


週明け東京市場は休場となり、ドル円の動きが限られる中でユーロは底堅い動きで始まった。先週末から進んだユーロ安の買い戻しが入ったとみられる。ただ、欧州市場に入ると一転。ユーロ売りが先行して始まった。ドルの長期金利が上昇したのはドル高が進んだことが要因だ。ブラード・セントルイス連銀総裁が10月の利上げの可能性を示したことでドル全般に買いが進んだ。
NY市場では株価が上昇し、リスクオンにより米債を売る動きが強まり長期金利が更に上昇を加速。ロックハート・アトランタ連銀総裁も年内利上げの可能性を示したことからドル高が更に進みユーロドルはこの日の安値1.1180ドルまで下落。ほぼ安値圏で引けてきた。
ボリンジャーバンドの中心線を下抜けしたことでユーロの売り余力は残る。フィボナッチの61.8%戻しとなる1.1150ドルを下抜けするようであれば、1.11ドルの節目を試す展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.1270(BB中心線)~1.1100

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[豪ドル米ドル]中国株価上昇で豪ドルの下値サポート

(豪ドル米ドル2時間足)


週明けアジア市場では日本が休場の中で上海総合指数に市場の注目は集まった。
上海総合指数は寄り付きから弱含みでスタートしたことから豪ドルも下落。しかし、その後上海株価が上昇に転じたことで豪ドルの買い戻しが入るなど、中国主導の相場展開となった。しかし欧米市場では米長期金利の上昇に伴いドルが全面高となるなど、豪ドルは一日を通して上値の重い展開となった。
特に材料があるわけではなく、短期的には豪ドルショートポジションが徐々に積み上がっているようにみえる。
2時間足では0.7275ドル付近でダブルトップを形成しネックラインとなる0.7140ドルを下回った。しかし、ここからの売りの勢いはそれ程なく、そろそろ下げ止まり感が漂う。
今日の中国株価が前日と同様に上昇するようであれば豪ドルの買い戻しが強まるとみている。

豪ドルドル予想レンジ:0.7200~0.7090

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