[全般]日銀による追加緩和の行方
昨日未明に発表されたFOMC声明では年内利上げが難しいとの見方が一変。12月の会合で雇用と物価を見極めて利上げが適切かを評価することを明らかにした。
先週はECBが同様に12月の会合で追加緩和を実施する可能性を示した。
欧米双方の中央銀行は時期を決めて政策変更の可能性を示したことで、本日の日銀会合でも同様な姿勢を示す可能性が高まる。
予め中銀の姿勢を示しておくことで市場の動揺を和らげようという意図が感じられる。
このやり方のいいところは、自国経済だけではなく世界経済の動向を見極めながら舵取りを行うことが出来るということだ。
最近の円の動向をみると、市場は殆ど追加緩和期待による円売りポジションを積み増している気配は見られない。FOMCというビッグイベントを控えていたこともありそうだ。
従って、今回の日銀会合でいきなり追加緩和を実施するようであれば円が一気に売られることになるだろう。しかし、この時点でそこまで追加緩和を実施する必要性は低く、今回は見送りの可能性が高いとみている。
ただし、中央銀行の金融政策の方向性が明らかなのはECBであり、その後にFRBの利上げ観測が続く。
その中で、本日の日銀会合の動向に世界が注目していることは確かだ。
いずれにしても、今日の日銀会合で相場が大きく動く可能性は高い。
市場ではポジションの偏りが少ない中で、小出しであろうが一気にフルスペックで緩和に動くにしても、円安に振れやすい状況は変わらない。
発表前にポジションを持つのであれば、円ショートに分がありそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]日銀追加緩和期待のドル買い円売り

今日の日銀会合では追加緩和に対する見方が五分五分に分かれている。しかし、それにしては追加緩和期待からの円売りの動きがほとんど見られず、寧ろ三角保ち合いが収束してきている。
追加緩和実施派としては成長率予想が悪化していることや、中国減速懸念、そして賃金横這いという見方が示されている。一方で、見送り派としては国債購入などが限界に達してしまい、寧ろ次の一手が無くなるリスクが指摘される。また、ドル高円安が急速に進むことへの懸念も指摘される。
どちらにしても追加緩和を織り込んでいない状況であれば、据え置きとなってもドル円の下値が限定的となる。一方、万が一追加緩和を実施するようであれば一気に125円の大台を試す展開もあり得る。
どちらかポジションを持つのであれば損切り注文を入れながらドル買いを入れてみるのも面白い。
ドル円予想レンジ:125円00銭~120円20銭
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[ポンド円]上昇チャネル継続と日銀期待

昨日のFOMCでユーロポンドが一気に下落したことから、ポンドは全般に底堅い動きが続いた。
FOMCを控えてポンド円のショートカバーも見られたが、イベント終了後に再び売りが強まった。しかし、欧米市場ではユーロポンドの纏まった買いが散見されポンドは再び上昇に転じた。
ECBとBOEとの金融政策の違いから中期的なユーロ売りポンド買いが続く中で、今日の日銀会合での追加緩和期待が高まる。
今日の会合でもし何らかの追加緩和が示されるようであれば円売りが強まりポンド円は一段の上値を試す展開が予想される。
10月に入りポンド円の底値はボリンジャーバンドの中心線にサポートされており、上昇チャネルが継続している。このまま進めば自動的に一目の雲に入り込み、チャネルと雲の上限となる187円80銭を試す展開が予想される。このレベルはフィボナッチの50%戻しでもある。
チャネルの下限に近いところでは買いを入れておきたい。
ポンド円予想レンジ: 187円80銭(50%、雲の上限)~184円60銭
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[豪ドル米ドル]下げ止まりを狙う

FOMCで12月に利上げの可能性が残されたことで米ドルが買われ豪ドルドルは再び下落に転じた。
NY時間に発表された米7-9月期GDPが予想を下回ったものの、堅調な個人消費などからドルは底堅い動きが続いた。
豪ドルは一昨日発表された7-9月期CPIが予想を下回ったことから売りが強まり三角保ち合いを下抜け。同時に一目の雲の下限を下抜けしており短期筋と思われる投機的な売りも散見されている。
FOMCや今日の日銀会合というイベントリスクが過ぎることから、週末も加わり一旦はショートの巻き戻しが入るとみている。
一目の雲の下限となる0.7120ドルを超えるようであれば、ショートカバーを巻き込み上限が位置する0.7180ドル付近も視野に入る。このレベルはフィボナッチ38.2%でもあり意識される。
反対に、0.7050ドルを下回るようであれば0.69ドルミドル狙いとなる。
豪ドルドル予想レンジ:0.7180(雲の上限、38.2%)~0.7050
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[全般]FOMC12月利上げに含み
FOMC声明では前回利上げを据え置く要因の一つとなった「最近の世界経済や金融動向が経済活動をやや抑制させ、目先のインフレに更なる下方圧力を与えている可能性がある」の文言を削除。その代わり「世界経済と金融市場を注視する」が加わったことで、中国不安がやや残る内容となった。また、前回の会合後に発表された雇用統計の悪化に対しては「雇用増加ペースは減速、景気は緩やかなペースで拡大」とした。
市場は「次回の会合で金利引き上げが適切かどうかを決定する際、雇用の最大化と物価上昇率2%という目標に向けた現在の前進ぶりと、今後の改善予測の両方を評価していく」の内容に大きく反応。
12月の利上げの可能性を示すなど、全般にややタカ派的な内容となったことを受け、米長期金利は上昇しドルが全面高となった。
利上げの可能性が示されたことで下落が懸念された株式市場も三指数ともに上昇するなど、リスクオンによる円売りも進む結果となった。
内容としては12月利上げの可能性を残したものの、今後の雇用や物価関連の経済指標の結果を見極めるという条件付きとなった。また、中国の景気動向も含め12月利上げの可能性は依然として不透明な状況が続く。
10月と11月米雇用統計や物価指数、そしてGDPなどの結果を見ながら利上げの条件が整うまではドルの方向感は掴み難い。
米7-9月期GDP速報値が今日のNY時間に発表される。
FOMCを終えた最初の重要指標発表という事で、結果次第で市場は大きく反応するだろう。特に、内需の堅調な地合いが示されるようであれば利上げ期待の高まりからドル買いの動きが強まる可能性が高まる。
ただし、この一回限りでの結果で判断することはできないことから、一時的な動きになりそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]日銀追加緩和への思惑

FOMC会合発表直後にドル円は120円11銭まで下落したものの、すぐに121円25銭まで上昇。最初にフェイントが掛かっただけに、慌てて買い戻したようなチョッピーな動きとなった。内容としては12月の利上げの可能性を残したものとなりドルの底堅い動きが続くことになるだろう。ただ、それまでは米雇用統計や物価動向を示すものに対し敏感に反応しそうだ。今日はその注目の米GDP速報値が発表される。もし、予想の1.6%を下回るようであればドル売りが強まるとみるが、下値はFOMC後の安値を下回ることはないだろう。反対に、予想を上回るようであればチャイナショック後の戻り高値となる121円60銭付近を試す展開とみる。
ただし、市場は明日の日銀会合で追加緩和の可能性が残るだけに、どちらかといえばドル円の上振れリスクの方が高いとみる。
しかし、明日の会合でこれまでの内容を踏襲することになれば失望売りが強まることから、思惑買いにも限界がある。
121円ミドルから上は売りを出しておき、120円ミドルを下回ったところでは買いを入れておきたい。
ドル円予想レンジ:121円60銭(8月31日高値)~120円00銭
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[ユーロ米ドル]ユーロの底値を見極める

FOMC会合を控え、ユーロはアジアから欧州市場にかけて対ドルだけではなくポンドや円に対しても買い戻しが入り堅調な地合いで推移した。対ドルでは1.11ドル直前まで買い戻された。
しかし、FOMCでは12月利上げの可能性を示す内容となったことでドルが一気に上昇。ユーロは対ドルで200ポイント近い下落となった。同時にポンドや円などの売りも巻き込んだことで、目先ユーロの上値は相当重くなったとみられる。
ECBが12月に追加緩和の可能性を示す一方でFRBが利上げへの意欲を見せたことで、両中銀の金融政策の違いがはっきりと出たことになる。実際に利上げが実施されるかどうかは別にして、市場は明確なサインが見える通貨に集まりやすい。
上昇トレンドを下回った後に一旦ラインに戻るリターンムーブがみられた。ここで再び下落に転じたことでユーロの下げの強さが確認された。
ボリンジャーバンドの下限でバンドウォークが始まるなど、下降トレンドの始まりがみえる。
フィボナッチ61.8%戻しの1.09ドル前半を下回ったことで次のサポートレベルは7月と5月に付けた安値1.08ドル前半を目指す展開とみる。
ユーロドル予想レンジ: 1.0960~1.0820
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[豪ドル米ドル]保ち合い下放れ

東京時間に発表された豪州7-9月期CPIが0.5%と予想の0.7%を下回ったことで豪ドルは対ドル対円で纏まった売りが出て下落した。いったん後退したかと思われた追加利下げへの期待が再び高まった。FOMCを控えていただけに、神経質な状況の中で豪ドルは100ポイント近い下落となった。投機的な売りは見られず、ポジションの投げを誘った格好となった。
FOMC会合前には一旦は買い戻しの動きが見られたが、会合後は再び下落に転じた。
FOMC声明で12月利上げの可能性が残されたことからドルが一斉に買われ、豪ドルも下落が加速。10月に入り三角保ち合いは下放れし、一目の雲の下限もブレーク。フィボナッチの61.8%戻しとなる0.71ドルを割り込み0.7080ドルまで売り込まれた。
一先ずNY引け値ベースでは0.71ドルまで戻したものの、下値リスクは依然として燻ぶる。
今日は米7-9月期GDPが発表されるが、今の地合いではドル買いに反応しやすくなっている。結果次第では大台の0.70ドルを試す展開も予想される。
豪ドルドル予想レンジ:0.7140(雲の下限)~0.7000
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[全般]FOMCや日銀会合で据え置き観測
ECBの追加緩和期待や中国景気減速懸念の後退などから進んだドル高と円安の調整の動きが強まった。
東京市場では米国イージス艦が中国が領海と主張する海域で哨戒活動に入ったことから米中関係が緊迫。これを受け日経平均株価が下落し円の買い戻しの動きが強まった。
NY時間に発表された米耐久財受注が-0.4%と予想の0.0%を下回った。また、その後発表された10月消費者信頼感指数も97.6と予想の103.0を大きく下回ったことでドル売りが強まった。
これら米経済指標の冴えない結果を受け、市場はFOMCでハト派的な意見が増えるとの見方が広がり、長期金利が低下した。
また、30日の日銀決定会合では追加緩和はないとの見方も広がり円高が進行。
日銀は経済・物価見通しを下方修正し、2%目標達成時期を2016年前半から先送りするとの報道がNY時間に流れたが、市場の反応は見られなかった。
先週後半から急速に進んだドル高と円安のポジション調整を促すきっかけを作っただけとみる。
結果的にFRBと日銀の政策スタンスは実際に終わってみないとわからない状況に変わりはない。
この日は米国債務不履行懸念が後退するなど、ドルにとってはプラス材料も見られた。
与野党はこの日、予算案と債務上限の引き上げで大筋合意。デフォルト懸念がこれで後退し、FRBにとっては利上げに対するリスクが一つ後退したことになる。
一先ず調整の動きは一巡したとみられることから、FOMCの結果が出るまでは動きにくい一日になりそうだ。
ただ、中国関連などの単発的な材料が出れば投機筋を中心とした一時的な乱高下には注意したい。
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[米ドル円]ドル高円安の修正

東京市場では米国駆逐艦が中国が領海と主張する海域に哨戒活動を実施したことで米中関係が緊迫。リスク回避の動きが強まり株価が売られ円が上昇。ドル円は121円を割り込み120円ミドル付近まで下落した。
また、5中全会では想定成長率を7%から6.5%に引き下げる案が浮上。中国景気減速が改めて意識されたことも円買いを促した。
NY時間に発表された米耐久財受注が予想を下回ったことで、、年内利上げが難しくなったとの観測が広がりドルが全面安。ドル円はこの日の安値となる120円17銭まで売り込まれた。このレベルはフィボナッチ38.2%戻しのレベルでもあり下げ止まった。
明日未明のFOMCを控えたポジション調整はこれで一巡したとみられる。
今回のFOMCでは利上げを期待する向きは少なく、据え置きが決定されたとしても市場への衝撃は少ないだろう。
寧ろ、再び年内利上げの可能性が示されればドル買いに反応するとみる。
一方、今週末の日銀会合でも追加緩和への見方は少ない。
既に円の買い戻しが進んでいることから、据え置きが決定された場合にはそれ程円高に傾くことはないとみる。
FOMCを控え、今日のドル円は120円を挟んでの神経質な展開が続く。
ドル円予想レンジ:121円00銭~119円80銭(50%)
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[ポンド円]上昇チャネル継続

東京市場が終了したところで米中関係緊迫のニュースが伝わると円買いの動きが強まりポンド円の売りが散見。その後発表された英国7-9月期GDP速報値が0.5%と予想の0.6%を下回ったことからBOEの利上げ時期が後退するとの見方が強まりポンド売りを加速させた。明日未明に発表されるFOMCを控えたポジション調整的な売りもみられ、終始ポンドの軟調な地合いが続いた。
ポンド円は180円手前でダブルボトムを形成した後は上昇チャネルが続いているのがチャートで分かる。
FOMCのイベントリスクが過ぎ去れば一先ず買いが再開するとみる。
上昇チャネルが位置する183円ミドル付近の下値サポートが確認されるようであれば再度買いを入れていきたい。
ポンド円予想レンジ:185円00銭~183円40銭(50%&上昇トレンドライン)
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[豪ドル円]米中関係緊迫化で豪ドル下落

東京時間に米国駆逐艦が中国の領海と主張する南シナ海海域で哨戒活動を実施したことで米中関係が急速に緊迫。これを受けリスクオフによる円買いが進むと同時に、中国との関係が深いリスク通貨の豪ドルが下落。東京市場が引けたところで一旦は買い戻しが入ったものの欧米市場では株価の下落に併せて更に下落幅を拡大した。
明日未明に発表されるFOMCの結果を控えたポジション調整も見られた。
結果的に6月から続いている下降トレンドに上値を抑えられたことから、弱気の意見も聞かれた。
今週末には日銀会合も控えており、それまでは積極的な豪ドルロングは持ちにくく、その調整が入ったとみる。
ここにきて、中国株価下落リスクの後退や、現状の金融政策維持などが示されていることから豪ドル円の悪材料も出尽くし感がある。
一先ず38.2%戻しであり、短期のネックラインとなる86円付近がサポートされるか注目。
もし下抜けした場合には84円ミドルまでの下落も視野に入る。
豪ドル円予想レンジ:87円20銭~86円00銭(38.2%)
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[全般]FOMCを控えポジション調整
週明け東京市場ではチャイナショック以降の戻り高値となるドル円レベルで始まったことで利食いが先行。ドル円だけでなくクロス円全般に円買い戻しからのスタートとなった。
昨日から始まった5中全会では中国首相が2015年度のGDP目標値の7%割れを容認する発言をしたことでリスクオフの動きがみられた。また、浜田内閣官房参与が「米利上げ期待から円の弱さが維持されている間は追加緩和の必要はない」と発言したことも円の買い戻しを促した。ただ、市場は日銀の追加緩和期待もあり、円の買い戻しが入るとすかさず売りが散見された。
NY時間に発表の米9月新築住宅販売件数が46.8万件と予想の55.0万件を大幅に下回ったことでドルは全面安。先週のECB理事会を境に買われていたドルの巻き戻しが全般に強まった。今日から始まるFOMCを控えもう一段ドルロングポジションの巻き戻しが入りやすい状況は継続するとみる。
しかし、今回のFOMCで追加緩和の可能性は極めて低く、市場はドルの戻し売りを狙う動きが強まるとみる。
昨日のアジア時間にはIMFが11月の会合で人民元を準備通貨として採用する方針を固めたことが伝わった。市場は今のところ殆ど反応を見せていないが、実際に採用されるようであれば円から人民元にマネーが大きくシフトする可能性が高い。そうなれば、円安の動きが強まるが、同時に基軸通貨としてのドルの価値が下がることになる。
今後、このニュースには注意が必要だ。
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[米ドル円]121円ミドルを前に円買い戻し

先週末に高値で引けたドル円は週明けシドニー市場でも8月31日以来の高値121円50銭を付けて始まった。この高値を付けた後は利食い売りが先行し121円前半まで押し戻された。
アジア市場では日経平均株価の上昇もほぼ先週末に織り込んだ格好となり121円付近でのもみ合いが続いた。
昨日から始まった5中全会で中国首相はGDPの7%目標達成は困難との見方を示した。また、浜田内閣官房参与が日銀の追加緩和の必要性を否定したことからドル円は一時120円78銭まで下落。これらの発言でドル売り円買いの動きが強まったが、すぐに買い戻された。単にポジション調整のきっかけにされた感もある。
NY時間に発表された米9月新築住宅販売件数が予想を大きく下回ったことでドルが全面安となった。ドル円はアジア市場で付けた安値120円78銭を下回ると損切りを巻き込みながら120円61銭まで下落。
先週後半から上昇した目先の調整は一先ず一巡したとみられるが、明日のFOMC会合の結果を前に再度昨日の安値を試す展開が予想される。
このレベルを下回るようであれば120円20銭付近が下値目途となるが、市場のドル買い意欲は強く、下値は限定的とみる。
ドル円予想レンジ:121円30銭~120円60銭
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[ユーロ米ドル]調整後は再びユーロ売り

先週行われたECB理事会でドラギ総裁が12月会合で追加利下げの可能性を示したことでユーロ安が進行。1.13ドル前半から1.11ドルまで200ポイント余り下落し、安値圏で引けた。しかし、週明けシドニー市場では買い戻しが先行。
今日から始まるFOMC会合を前にポジション調整の買い戻しが入ったとみられる。
ただ、ECBの追加緩和がほぼ明らかとなったことでユーロの下降トレンドは継続との見方が強く、NY市場に向けて再び売りが強まった。
しかし、NY時間に発表された米新築住宅販売件数が予想を大きく下回ったことで、今度はドルが全面安となりユーロは再度上昇。1.10ドルミドル近辺で引けてきた。
今日は欧州時間にオーストリア中銀のノボトニー総裁の講演を控える。彼が追加緩和の必要性について言及したことがユーロ売りのきっかけになっただけに市場の注目が集まる。
既にドラギ総裁が追加緩和の可能性を示しただけに、買い戻しがもう一段強まる可能性がある。
しかし、上昇トレンドラインを既に下回り、トレンド転換が明らかとなったことで、このラインの位置する1.11ドル手前では売りを出しておきたい。このレベルはフィボナッチ50%戻しでもある。
ユーロドル予想レンジ: 1.1080(50%、上昇トレンド)~1.0940(61.8%)
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[NZドル円]83円抵抗線の攻防

早朝に発表されたNZ9月貿易収支が12.22億NZドルの赤字と予想の8.25億NZドルを上回ったことでNZドルが下落。この時間帯は最も流動性が低いことから、オーバーシュート気味に売られた。その後は買い戻しがみられるが、アジア市場で再度安値付近を試しに行きそうだ。NZドル円は76円の下でソーサーボトムを形成し、底値を固めて上昇に転じている。
中国が追加緩和を実施したことや、IMF参加の方向に向かっていることから市場には安心感が広がる。TPP合意などで乳製品下落も一息ついたことからNZドルの悪材料には出尽くし感が広がっている。
強いレジスタンスである82円ミドルから83円を上抜けるようであれば、61.8%戻しとなる85円のレジスタンスを目指す展開を予想する。
朝方の安値付近で買いを入れておきたい。
NZドル円予想レンジ:83円00銭~81円70銭
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[全般]FOMCと日銀会合、そして中国
週初めはリスクオンの動きが先行して始まると思われる。
今週はFOMCと日銀政策会合が開かれ、今後の日米それぞれの金融政策の方向性が示される可能性が高い。
先週ECBが12月追加緩和の可能性を示したことで、日銀への追加緩和期待が更に高まり円安が進んだ。万が一今週の日銀会合で追加緩和を実施しない場合でも、ECBに追随する格好で12月かどこかで実施の可能性を示すとみられる。
もし何も示されないようであれば、一時的に円の買い戻しが強まるとしても、先行き追加緩和の可能性は残り、下値も限定的となるだろう。
日銀とECBが更なる量的緩和を実施するようであれば新興国にとってはプラス材料と捉えられる。そうなればFRBにとっても利上げのしやすい状況となる。
また、中国が銀行金利の自由化を決定するなど、景気テコ入れ策と同時に株式や不動産バブルへの懸念が払しょくされる。今週は5中全会が開かれ5ヵ年計画への期待も高まる。
足枷となっていた中国景気減速懸念が後退すれば米利上げの可能性は更に高まる。
一方、前回の米雇用統計の悪化により年内利上げの可能性が後退。その上昇した株式市場にとってはネガティブ材料と受け止められ株価下落に繋がるだろう。
そうなると、一気にリスクオフの動きが強まりドル高と同時に円高に振れる可能性もある。
いずれにしても、ECBや中国の影響でFRBと日銀のスタンスにも変化が出るか注目される。
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[米ドル円]方向を見極める重要な週

先週はECBドラギ総裁が12月追加緩和の可能性を示したことで日銀への追加緩和期待が更に高まった。また、欧州株式市場を中心に日米株式市場も上昇しリスクオンによる円安も同時に進行。
先週末には中国が追加利下げや銀行金利自由化を決定したことが伝わり、ドル円は121円台に乗せてきた。
結局ドル円は120円を挟んだレンジの下限を確かめたことで、今度は上限を探る展開となっている。
今週の日銀会合では何らかの具体的な追加緩和が発表されるとの見方が広がり、それをある程度織り込む形で既に上昇している。もし、日銀がこれまでのスタンスを継続するとなれば一時的に円の買い戻しが強まることになるだろう。ただ、今回は世界の株式市場全体が上昇しており、ドル円の下値は切り上がったとみる。
今週はFOMC会合が日銀会合前に発表されるだけに、ドル円はボラの高い動きになりそうだ。
FOMCが年内利上げに前向きなタカ派姿勢を示すようであれば素直にドル買いの勢いが増すことになる。一方、NY株式市場が大幅下落となる可能性が高く、円高も同時に進行。ドル高と円高の綱引きによりドル円の上値も限られそうだ。
しかし、日銀が今週の会合で実際に追加緩和を実施するとなれば話は異なる。
ドル円は125円を目指し一気に買いが強まるとみるが、実際には今回の追加緩和は難しいとみている。
今週はどちらにしても、ドル円の方向感を見極めるうえで重要な週となりそうだ。
今週のドル円予想レンジ:122円10銭(61.8%)~119円60銭
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[ユーロ米ドル]追加緩和期待でのユーロ売りとFOMC

先週のECB理事会後のドラギ総裁発言で12月追加緩和期待が高まりユーロは350ポイント余り下落。
一目の雲の下限を下抜け三角保ち合いも下放れし、1.1ドルを一時的に割り込んできた。
ボリンジャーバンドの下限では下降トレンドを示すバンドウォークが始まる気配もみられる。市場は12月追加緩和を既に先取りする格好となれば、ECBの緩和は必至と考えてよいだろう。
1.1ドルは心理的なサポートでもあり、このレベルをクリアに下抜くようであれば次の下値ターゲットは7月に付けた安値1.08ドル付近まで特に見当たらない。
ただ、急激に進んだユーロ安の調整的な買い戻しには注意したい。
今週はユーロ圏CPIが発表され、FOMCや日銀会合が買い戻しのきっかけにされやすい。
特に、FOMCで利上げに消極的なハト派姿勢が確認されるようであればドル売りが強まりユーロ買いに繋がる。
日銀会合で現行の政策が据え置かれるようであれば、一時的にユーロ円の買い戻しが強まりユーロドルの押し上げ要因となる。
ただ、欧米の金融政策の違いが明らかとなったことでユーロドルの下落トレンドは調整後再び強まるとみる。
今週のユーロドル予想レンジ: 1.1260(雲の下限)~1.0800(7月安値)
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[豪ドル円]中国景気減速懸念の後退と日銀追加緩和期待

先週末に中国は0.25%の利下げを決定。11月から6度目の利下げとなる。また、同時に銀行預金金利上限撤廃も決定したことで豪ドルは大幅上昇となった。
今週開かれる日銀会合ではECBと同様に何らかの追加緩和措置が発表されるとの期待が高まったことも豪ドル円を押し上げた。
今週は中国株式や日経平均株価の上昇期待が高く、円安と豪ドル高が先行して始まるとみられる。
一目の雲の上限を上抜いたことで上昇の勢いがつき、豪ドルは対ドル対円でもう一段上値を試す展開が見込まれる。
上値目途は1月の高値88円60銭で、このレベルはボリンジャーバンドの上限でもあり意識される。勢いは強く、このレベルを超えて8月24日の高値となる89円前半を試す展開を予想する。
ただ、日銀が追加緩和を実施しなかった場合には一時的に円の失望買いが強まることになるが、しっかりとした中国株価が豪ドル円の下支えとなるだろう。
豪ドル円は9月初旬に付けた82円ミドルを底に上昇に転じており92円ミドルを目指す動きが始まったとみる。
下げたところでは買いを入れておきたい。
今週の豪ドル円予想レンジ:89円20銭(8月24日高値)~86円75銭
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[全般]ECBの12月追加緩和期待からドル全面高
この動きが来週のFOMCや日銀会合にどう影響するかを市場は模索することになりそうだ。
ECBのドラギ総裁は中国経済の減速や原油安でユーロ圏のインフレ率が低く推移していることを背景に、12月の会合で金融政策の見直しを行う事を言及。為替レートに関しても物価安定にとって重要とした。
これを受けユーロが急落しドルは全面高となった。同時に欧米株式市場が大幅上昇したことでリスクオンによる円安も進行。ユーロ円以外のクロス円は全面高となりドル円も押し上げられた。
このECBの動きにより来週の日米の金融政策にも変化をもたらすことになるだろう。
ドル高は米企業にとっては輸出の足枷となることから、米国がここで利上げを実施すると更にドル高を招くというデメリットになる。一方、ECBが量的緩和を更に拡大することは米国が資金を回収しやすくなるというメリットもある。FRBがどちらを優先してくるのか今の段階では何とも言えない。ただ、利上げをどこかで実施しなければならないことは確かで、ドル高トレンドは継続するとみてよいだろう。
日銀はECBが12月の会合で追加利下げを示唆したことで、今回据え置きを決定したとしても12月実施の可能性が市場は高いとの見方を強めるだろう。そうなれば、円安の動きが進行しやすい状況となる。
今の段階ではすべてが憶測となるものの、既にユーロに関しては次の追加緩和を織り込む形で下落している。これで、12月に実施しないと反対にユーロが大きくリバウンドしてしまうことから、実施せざるを得なくなった。
今日は昨日の下落の調整が入ったとしても限界がある。当面、ユーロの上値は抑えられると同時にドルは底堅い動きが続くことになるだろう。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]日銀の追加緩和期待更に高まる

東京市場では日経平均株価が後場に入り下落したことでドル円も売りが強まり119円62銭まで下落した。ただ、中国株価が上昇したことが下支えとなった。その後はECB理事会を控え値動きは小幅にとどまった。
<ECB会合でドル全面高>
ECBが12月の会合で追加緩和実施の可能性を示唆したことからドルが全面高となった。また、緩和期待から欧州株価が上昇したことをNY市場も好感。ドル高と同時に円安が進んだことで、当面の上値目途と思われた120円30銭を上抜くと上昇が加速。
一目の雲の上限となる120円75銭で上値を抑えられた。
ECB理事会までのドル円のポジションは全般にニュートラルに近い状態とみられ、それ程偏りは見られない。一旦は短期の利食い売りが出たとしても下値は限定的とみる。
来週の日銀会合で追加緩和実施の可能性もあるが、週末ということから121円付近は利食いの売りが上値を抑えてくる。
ドル円予想レンジ:120円90銭(BB上限)~120円20銭
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[ユーロ米ドル]12月の追加緩和期待を織り込む

ECBのドラギ総裁は12月の会合で金融政策を見直し、資産購入など追加緩和に踏み切る可能性を示唆。今回の会合で一部のメンバーは追加刺激策決定の希望を示したことも明らかにした。
ユーロはこの発言を受け対ドルで250ポイント近く下落。対円や対ポンドなど主要通貨に対しても売りが強まった。
この下落幅はまるで今回追加緩和を実施したような動きであり、12月の実施を既に織り込んでしまったように見える。
1.11ドル付近にはボリンジャーバンドの下限が位置し、9月には2度跳ね返されていることから下げ止まった。
ここからの下げは流石に投機筋中心のものとなることから、「往って来い」になりそうだ。
大台の節目となる1.1ドル付近では買い戻しが入るとみる。
ユーロドル予想レンジ: 1.1180(38.2%)~1.1000
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[カナダドル円]ショートカバー一巡で上値抑えられる

一昨日はBOCが2016年度と17年度のGDP見通しを下方修正したことでカナダドル円が大幅下落となった。昨日はECBが12月に追加緩和の可能性を示唆したことで欧米市場の株価が上昇。リスクオンによる円安が強まりカナダドル円は1円余り上昇し、前日の下落幅をほぼ解消。
しかし、一目の雲の上限でもある92円20銭で上値を抑えられ、一先ずショートカバーは一巡したとみられる。
今日のNY時間にはカナダの9月CPIが発表される。
CPIコアは前月の0.2%から0.3%に上昇すると予想されるが、景気見通しが下方修正された後だけに、悪材料に反応しやすくなっている。
予想を下回るようであれば再びカナダドル円の売りが強まることになる。
カナダドル円予想レンジ:92円20銭(雲の上限)~91円40銭(BB中心線)
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[全般]ユーロ主導の相場展開
東京市場では日経平均株価が大幅上昇となったことでドル円やクロス円の買いが先行。しかし、引け後には中国株価が下落したことで円の買い戻しが強まった。また、ユーロ円の動きが激しく、同時にユーロオージーやユーロポンドといったクロス通貨が活発に取引された。
この動きは欧米市場に入っても変わらず激しい動きが見られた。
NY市場では特に米ドルに関する材料が乏しい中でカナダ中銀の政策会合が開かれた。
声明文では経済に対して強気の内容となった。しかし、2016年と17年のGDP見通しを下方修正したことでカナダドルが対ユーロで売りが出て下落。
また、この日はカーニーBOE総裁の講演があったが、金融や経済に関しては言及がなかったことでポンド売りユーロ買いの動きが強まった。
結果的にユーロは色々なクロスのベクトルが引き合いながら殆ど「往って来い」となった。
本日開かれるECB理事会では一部追加緩和期待もあるが、それを織り込む動きは見られない。
ドルの方向感が見えない中で、短期筋がその時々の材料を背景に仕掛けが入っていると思われる。
今日はNY時間に米中古住宅販売件数や景気先行指数が発表されるが、これらもドルの方向性を見極める程の材料には不十分だ。
結局、来週のFOMCや日銀会合を控え、その時々の目立った通貨に対する短期中心の取引が継続するとみられ、利食いや損切りも速やかに行いたい。
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[米ドル円]120円前半が天井

東京市場では日経平均株価の上昇によりリスク選好の動きが強まりドル円は120円台に乗せてきた。しかし、市場が引け上海総合指数が3400に乗せたところで利益確定の売りが出て下落。結局3%余り前日から低下したことから円の買い戻しが入り119円81銭まで押し戻された。その後、欧州市場ではクロス円が全般に買いが進んだことで再び120円台に乗せた。
しかし、NY株式市場が企業決算発表で三指数ともに冴えない動きとなったことで円の買い戻しが強まった。
結局ドル円は120円台に乗せると売りが出て押し戻されるなど、120円の上値の重さが目立つ。
市場全般にドル取引が低迷しており、クロス円を中心としたドル円の動きになっている。
今日のECB理事会の結果次第では120円台を再度試しに行くようであれば、売りを出しておきたい。
売りの目安は120円30銭付近とみる。
ドル円予想レンジ:120円30銭(10月9日高値)~119円50銭(61.8%)
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[ユーロ円]ECB理事会を控えポジション調整

ユーロは本日開かれるECB理事会を控え各主要通貨に対してクロス取引が活発化している。それぞれの通貨ペアで短期のポジション調整が入っており、全体的にそれ程ポジションの偏りは見えない。
本日のECB理事会では一部追加緩和の見方もあるが、今回は見送られると予想される。
ただ、ドラギ総裁が物価動向を睨み、近いうちに何らかの具体策が示されるようであれば一時的に売りが強まる可能性が高い。
反対に、これまでと同様の内容となっても市場は年内に追加緩和を実施するとの見方が根強く、上値は限定的とみる。
ユーロ円では三角保ち合いが収束に向かっており、長期下降トレンドに沿った動きが続いている。
放れるとすれば下方向の可能性が高い。
ユーロ円予想レンジ:137円00銭(10月9日高値)~134円60銭(61.8%)
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[カナダドル円]GDP見通しの下方修正でカナダドル下落

昨日のBOC会合では政策金利の0.5%を予想通り据え置くことで決定。
声明文では「非資源分野がこれまでの緩和政策やカナダドルの下落で力強い兆候が明らか」となり、一時的に買われる場面も見られた。しかし、BOCのポロズ総裁は「利上げ効果が実体化しているものは半分にも満たない」と発言。また、2016年と2017年のGDP見通しを下方修正したことでカナダドル円は1円余り下落。一先ず、雲の下限でもありボリンジャーバンドの中心線が位置する91円20銭手前で下げ止まった。
しかし、91円ミドルはカナダドル円にとってはクルーシャルなポイントであり、このレベルを下回ったことでベア派は増えている。
ユーロカナダドルの買いも散見されるなど、カナダドルの上値は対ドルだけではなく、対円対ユーロでも重くなっている。
ボリンジャーバンドの幅が広がり始めているのは、今後値動きが大きくなる前兆でもある。
反対に、91円を下抜け出来なかった場合は92円付近までの戻しも考えておきたい。
カナダドル円予想レンジ:92円20銭(雲の上限)~90円50銭(61.8%)
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[全般]活発なクロス円取引
<ポンド円の買い>
ロンドン市場が始まると今度はポンド円で纏まった買いが入り上昇。この動きにつられてユーロ円などその他の主要通貨も対円で上昇した。
中国が英国と300億ポンド規模の金融やインフラで連携すると決定したことを背景に買いを入れた模様。
結果的にクロス円がドル円を押し上げる格好となった。
その後は全般に利食い売りとみられる円の買い戻しが入ったが、全般にクロス円の底値は押し上げられた。
<NY市場>
NY時間に発表された米9月住宅着工件数が120.6万件と予想の114.2万件を大きく上回ったが市場の反応はほとんど見られなかった。同時に発表された建設許可件数が大きく予想を下回り、結果的に相殺された。全体的にも米国の住宅市場は底堅い動きが継続しており、それが消費の押し上げ要因となるものだ。しかし、今の市場は米利上げに関してコンセンサスを得られていないことからどう反応してよいか判断できない状況。
結果として、ドルを外したクロス円やユーロポンドといったクロス取引に市場の注目がシフトしている。
来週の日銀会合やFOMCなどを控え動きにくく、それまでは短期的にクロス取引を増やした方がパフォーマンスはよさそうだ。
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[米ドル円]三角保ち合いの上放れ


東京市場は比較的静かな動きが続き日経平均株価も小幅高となった。しかし、ロンドン市場が始まると一変。ポンド円で纏まった買いが入り上昇。この動きにつられてユーロ円や豪ドル円、そしてカナダ円などのクロス円が全面高となった。ドル円も30銭余り上昇。
この買いで先週末から続いていた短期の三角保ち合いが上に放れた。
その後はクロス円を中心とした利食い売りが入り押し戻されたものの、全般にクロス円は底堅い動きとなり、ドル円の下支えとなっている。
特に、円売りの材料があったわけではないものの、不透明感の漂う米金融政策のため、日銀の追加緩和に期待が傾いているとみられる。
この動きはあくまで一時的なもので、中国の景気減速懸念が燻ぶると同時に年内の米利上げ期待は後退。ドルの上値は抑えられていることからレンジの上限が確認されれば再び売りが強まるとみる。
ただ、保ち合いを上抜けしたことで今は勢いがあることから、119円90銭から120円の強いレジスタンスを抜ける可能性が出てきた。
上抜けするようであれば一時的に雲の下限となる120円30銭付近までの上昇もあり、この付近では売りを出しておきたい。
ドル円予想レンジ:120円30銭(日足雲の下限)~119円40銭
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