ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-10

[全般]リスクオンも一時的

昨日はアジアから欧米市場へと世界的に株価が上昇に転じたことで安心感が広がった。しかし、中国や新興国景気への不安は払拭できたわけではなく、依然としてリスクは燻ぶっている。
前日大幅下落となった日経平均株価は一転して457円の大幅反発となった。また、中国政府が新たに景気対策を打ち出したことで上海株も上昇。この流れを引き継ぎ欧米各国の株式市場も上昇したことでリスク回避の動きも抑えられた。しかし、市場は依然として米利上げ時期を巡る不透明感が漂う中で方向感を掴めずにいる。
昨日はイエレン議長が講演で「危機以降の経済には著しい改善が見られた」と発言。利上げに対し条件が整いつつあることをアピールしたかったとみるが、市場は殆ど反応せず。
この日発表された米8月ADP雇用統計は20万人増と予想の19万人を上回ったが、こちらも市場の反応は見られなかった。米景気が中国や新興国などの影響を受けるとの懸念が高まったことで、市場は米国内経済への関心が低下している。
今日から10月がスタートし、新たに投資マネーが動き出すとの見方もある。また、中国では国慶節による連休に入り中国株式市場が休場となるため、株価下落による市場への影響はなくなるので不安定な動きが抑えられそうだ。

ただ、注目が低下しているとはいえ、明日の雇用統計は利上げを左右する重要な指標であることから、市場では新たなポジションを持ちにくい。
ドルの方向感が掴み難く、ユーロやポンド、そして資源国などのクロス取引を中心に、短期取引が続く。





※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジ抜け出せずもみ合い継続

(米ドル円4時間足)


日経平均が457円上昇し上海総合指数も前日比で0.48%上昇したことで、ドル円は安値から50銭近く上昇し120円台に押し戻された。その後欧米市場でも株価が上昇したことでドル円は120円34銭まで上昇したもののそれが高値となった。ロンドンフィキシングに向けた円買いが入りドル円は119円56銭まで下落。また、米国長期金利低下でドル売りが強まったことも上値を抑えた。結果的にドル円は120円を挟んだ三角保ち合いの動きに変化はない。株価や日米金利の連動性も徐々に低下しているなど、ドル円のかじ取りが何か見えにくくなっている。
米金融政策の行方が見えてこない限りレンジ取引は継続することになるだろう。
短期的にみると、明日の雇用統計というイベントリスクが燻ぶることで上値は限定される。
レンジの上限となる120円ミドル手前で売りから入りたい。


ドル円予想レンジ:120円40銭~119円60銭





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[ポンド円]底値探る展開

(ポンド円週足)


昨日の欧州時間に発表された英国4-6月期GDP確定値は年率で2.4%と予想の2.6%を下回った。発表直後はポンド売りが強まったものの、その後は上昇に転じた。短期筋がポンドのショートポジションの買い戻しを入れたとみられる。
NY市場に入ると今度は再びポンド売りが強まり、ポンド円はこの日の安値となる180円90銭まで売り込まれた。
ドル円がロンドンフィキシングにかけて纏まった売りが入ったことで高値から2円近く下落した。
ドルの方向感が掴めず、ユーロポンドやポンド円といったドルを除いた取引が欧米市場で活発に動き始めている。
週足チャートの一目では2012年後半のアベノミクス誕生以来雲の上限がサポートになっている。
現在の雲の位置は179円60銭附近に位置することから、そろそろ底値に近付いているとみる。
9月7日に付けた安値180円ミドルを底値と見て、その手前では買いを入れておきたい。


ポンド円予想レンジ:182円50銭~180円45銭(9月7日安値)





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[豪ドル円]中国の影響後退で底固め

(豪ドル円2時間足)


日経平均株価や上海総合指数が上昇したことでアジア市場の豪ドル円は堅調に推移。
欧州勢も豪ドルの買いからスタート。豪ドル円は85円台に乗せてきた。しかし、85円台に入ると利益確定の売りが並び再び下落。結果的に往って来いとなるなど、短期取引が中心となっている。
今日から中国の国慶節による連休に入ることから、中国株の下落によるリスクは後退。
豪ドルは底固めに入るとみている。
今日発表の中国製造業・サービス部門PMI が発表されるが、もし予想を下回ったとしても影響は限定的とみる。
ただ、昨日のNY時間にIMFはRBAが必要なら追加緩和を実施する可能性があり、豪ドルは依然として高いとの見方を示したことで下落リスクが意識されている。
82円ミドル近辺で下げ止まるか、再度下値の堅さを試す展開が予想される。


豪ドル円予想レンジ:85円20銭~83円80銭





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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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