[全般]米9月雇用統計でも方向感掴み難く
東京市場では9月中国製造業PMIが発表され、予想を上回ったことでリスク選好の動きが強まった。中国は国慶節に入り7日まで休場となるため、株価乱高下の心配がないという事も市場の安心感に繋がった。日経平均株価は前日に引き続き大幅上昇となったことから、円が売られドル円は120円台に乗せてきた。また、この日発表された日銀短観が3期ぶりに悪化したことから日銀に対する追加緩和への期待が高まったことも円売りを促した。
しかし、欧州市場に入り「日銀は一先ず様子見で追加緩和決定には状況を見極める必要がある」との一部報道が伝わると一斉に円が買い戻された。
NY時間に発表された米新規失業保険申請件数は27.7万人と予想の27.1万人を上回ったが市場の反応は限定的となった。前日に発表された米9月ADP雇用統計は好調な結果を示したことで相殺された格好だ。
また、米9月ISM製造業景況指数も50.2と予想の50.6を下回ったが市場の反応は殆ど見られなかった。先日のFOMCで利上げを見送って以来市場は米経済指標にほとんど反応しなくなっている。市場の注目は中国や新興国経済へと移ったためだ。
昨日もラッカー・リッチモンド連銀総裁やウィリアムズ・SF連銀総裁といったFRBメンバーの年内利上げへの発言が相次いだが、それにも市場は反応薄となった。FRBに対する市場の信認が低下したためとみられる。
今日は注目の米9月雇用統計が発表されるが、非農業部門雇用者数は前月の17.3万人を上回る20.1万人と予想される。
しかし、この結果からFRBが利上げを決定するとの見方は低く、反応は限定的となるだろう。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]米9月雇用統計発表後も上値は限定的

東京市場早朝に発表された日銀短観で大企業製造業DIが前回から3ポイント下回るなど3期ぶりの悪化となり市場は日銀の追加緩和期待を高めた。また、中国の9月製造業PMIも予想を上回る好調な結果となったことでリスク選好の動きが強まりドル円は120円27銭まで上昇。50銭近い上昇となった。中国が大型連休に入って市場に安心感が広がったことも円売りを促した。
しかし、欧州時間に「日銀の追加緩和決定には状況を見極める必要がある」との一部報道でドル円は一気に119円60銭近くまで下落。一旦は買い戻されたもののNY市場で再び119円50銭まで売り込まれた。
しかし、本日発表の米9月雇用統計を控え徐々にポジションの買い戻しが入り119円後半まで押し戻されるなど、短期取引が中心となっている。
今回の米9月雇用統計が予想を上回ったとしても、それで利上げに踏み切る可能性は低く、ドル円の上値は限定的とみる。一方、もし予想を大きく下回るようであれば年内利上げは難しいとの判断からドル売りが強まる可能性が高い。
しかし、同時に株価の上昇にもつながることから円売りがドル円の底を支えることになる。
結果的に119円付近から121円付近のレンジをブレークするのは難しい。
ドル円予想レンジ:120円40銭~119円10銭(BB下限)
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[ユーロ米ドル]ECB追加緩和期待後退

ECBの追加緩和期待の後退からユーロは底堅い動きが続いている。
昨日もバイトマン・ドイツ中銀総裁が現時点で追加緩和は必要ないと発言するなど、ここにきてECB幹部からも同様な発言が相次いでいる。
昨日のNY市場では米長期金利が低下するとユーロ買いドル売りが強まった。
円やその他の通貨と米金利との連動性が低下する中で、ユーロは敏感に反応しやすくなっている。
今日の米9月雇用統計で予想を上回ったとしても、市場は既に年内利上げを見込んでいることからドル買いは限定的とみられる。一方、予想を下回った場合にはドル売りに反応しやすく、ユーロは底堅い動きが予想される。
ただ、ボリンジャーバンドの幅の縮小が進む中で上値も限定的とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.1330(38.2%)~1.1140
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[豪ドル円]レンジの逆張り

東京時間に発表された9月の中国製造業PMIが予想を若干ではあるが上回ったことで豪ドルは上昇。昨日から7日まで中国市場が休場に入ることから、市場リスクが低下することが豪ドル買いを促したとみる。
テクニカル的にみると83円付近でダブルボトムを形成すると同時に85円付近ではダブルトップを形成。このどちらかをブレークしたところではその流れに乗っていきたいところだが、現時点で豪ドル買いの材料は見当たらない。
今日の米9月雇用統計の結果を受けても、このレンジを抜け出せないようであれば逆張りで攻めてみたい。
豪ドル円予想レンジ:85円20銭(50%)~83円90銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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