ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-10

[全般]中国景気減速懸念から株価下落

連休明けとなる東京市場は冴えないスタートとなった。
中国9月貿易収支は603.4億ドルと予想の482億ドルを上回ったが、輸入が-17.7%と大きく落ち込んだことを受け株式市場は軟調な地合いとなった。
中国の景気減速懸念が高まり原油などの資源価格も下落。これを受け豪ドルが下落するとともにリスク回避による円高が進んだ。
日本と同様に連休明けとなったNY市場でも中国景気減速懸念が波及。
NY株式市場は三指数ともに下落。NYダウも8日ぶりに下落に転じるなど、軟調な地合いで始まった。
この日もFOMCメンバーであるブラード・セントルイス連銀総裁が早期利上げを支持する姿勢を改めて示した。しかし、市場の反応は薄く米長期金利は低下するなど、これまでの楽観的なセンチメントが後退。リスクオフの動きがこの日は強まり円の買い戻しが強まった。
中国の輸入額は大きく減少したものの、輸入数量には変化がみられない。実際には資源価格の下落や元安が要因とみられ、国内景気がそれほど落ち込んでいるとも思えない。
結果的に、この中国貿易収支はここ数日間で株価やクロス円の上昇が続いたことに対する調整の動きを促すきっかけに過ぎない。
調整の円買いや株安が終われば再び上昇に転じる可能性が高い。
今日は東京時間に中国の9月消費者物価指数や9月生産者物価指数が発表される。結果を市場がどう受け止めるかが注目される。
昨日の流れを継いで市場はネガティブな反応を示しやすくなっており、調整の円買いや株安がもう一段進む可能性が高い。
今回の中国懸念を背景にリスクオフに転じた動きはあくまで調整とみて、再び買いを入れるチャンスを待ちたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]株安と円高

(米ドル円2時間足)


連休明けとなった東京市場は株価が軟調な地合いで始まったことでドル円も上値の重い展開となった。9月中国貿易収支は黒字額が予想を上回ったものの輸入額が大きく落ち込んだことを市場は注目。国内の景気減速が輸入減少の要因とみられたことでリスクオフの動きが強まった。
ドル円は120円を割り込み119円61銭まで下落。その後欧州市場でショートカバーが入り119円83銭まで戻したものの120円には届かず再び119円56銭まで下落した。
コロンブスデーの連休明けとなったNY株式市場では寄り付きはマイナスで始まったものの上昇。この動きを好感し、ドル円の買い戻しから始まった。しかし、この時点でも買いは120円には届かず119円90銭で押し戻されている。
中国景気減速への懸念が要因とされるが、実際にはクロス円などの調整の売りに押されたものとみる。
結果的にはレンジ内での動きの延長とみられ、今日もレンジの下限を探る展開が継続。
この調整の動きが収まれば再び円売りの動きが強まるとみて、底値を確認したところで買いを入れていきたい。

ドル円予想レンジ:120円20銭~119円40銭(61.8%)

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[ポンド円]ポンドロングの振り落とし

(ポンド円2時間足)


185円レベルを超えられずにポンドのロングポジションの投げが入った。
昨日の東京市場ではポンド円の利食い売りが入り一旦は押し戻されたものの、欧州勢は買いからスタート。東京時間に付けた安値から1円近く上昇した184円36銭付近から再び売りが並んだ。英国の9月CPIやRPI,コアPPI発表を前にポンドのロングポジションを解消する動きが強まった。
結果的にCPIやRPIは予想を下回ったことで182円20銭付近まで下落。このレベルはフィボナッチの61.8%戻しでもあり意識された。
しかし、NY株式市場が下落して始まったことでリスクオフによる円買いの動きが強まり、ポンド円は182円を一時割り込み181円89銭まで下落した。
その後は買い戻しの動きが入り182円後半でNY市場を引けてきた。
短期筋を中心とした動きだけにポジションが一方向に傾くとその解消が出やすい。今回の下落で大分ポジションは軽くなったとみる。
再度182円付近を試して底値の堅さを確認できたところで再度買いを仕込んでおきたい。

ポンド円予想レンジ:183円30銭~ 182円00銭

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[豪ドル円]中国輸入額の減少で豪ドル売り

(豪ドル円2時間足)


早朝にRBAのロウ副総裁が豪ドル安は鉱山ブーム後の経済減速を支援すると発言。豪ドル安を支持する姿勢を改めて示したことで豪ドルは下落に転じた。副総裁は同時に金利低下による経済活動の押し上げ効果は低いと発言。今後追加緩和の可能性を否定した内容となったが、市場はこちらには反応薄となった。それだけ、豪ドル買いのポジションが膨らんでいたという事を示すものだ。
その後、中国の9月貿易収支で輸入額が大きく落ち込んだことを受け更に売りが強まった。
この下落は欧州市場からNY市場まで続いた。
NY市場では中国の景気減速懸念から円や株価が下落しリスクオフによる円買いが強まった。豪ドル円は結局この日の安値となる86円80銭で引けてきた。
87円ミドルは82円ミドルのダブルボトムのネックラインでもあり、このレベルを下回ったことで弱気のセンチメントが広がった。
中期的な上昇トレンドは継続しており。半値戻しとなる85円80銭付近で下げ止まれば再度上昇に転じるとみる。

豪ドル円予想レンジ:87円50銭(ネックライン)~85円80銭(50%)

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