ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-11

[全般]米ベテランズデーで薄商い

米国雇用統計が発表され12月利上げ期待が高まりドル高を大分織り込みつつある。
市場は12月に利上げするとの見方が7割から8割まで上昇しているとの調査もあり、ドルは全面高。
この動きも3日目に入り大分織り込み始めていることや、今日が米国ベテランズデーで祝日となることから全般的にポジション調整の動きもみられた。
ドルインデックスを見ても99ミドル付近まで上昇するなど、3月から4月に付けた高値100に近づいたことも意識された。
しかし、ドル全般から見るとまだ上昇が始まったばかりという事もあり、下押し圧力も一時的な調整にすぎない。
一方、米国の利上げ方向の動きに対し追加緩和期待の高まるユーロとの金融政策の違いから、市場はユーロ売りの手綱を緩める気配は見えない。
昨日も欧州からNY市場にかけてユーロが軟調な地合いで推移。今日のECBドラギ総裁の講演を控え、追加緩和に対する発言を背景に仕掛け売りもみられた。

今日は米国が祝日となるためドルが動きにくくなることから、ユーロやポンド、そして豪ドルといった他通貨に市場の注目が移りやすい。
昨日発表された中国CPIが予想を下回ったことから上海総合指数は小幅下落に転じた。豪ドルも最終的に軟調な地合いになるなど、中国の動向にも注目が集まる。
東京時間には中国10月小売売上高や鉱工業生産が発表され、一時的に豪ドルやNZドルが投機の的になりそうだ。
また、今日はカーニーBOE総裁やドラギECB総裁の講演を控えており、ユーロやポンドといった通貨が短期的にどちらかに振れやすくなる。
一方、円に関しては日銀の追加緩和への期待が低下する中で方向感が定まらず、動意の乏しい動きは継続。
デイトレードの取引通貨としては現状では円を外した他通貨の方がパフォーマンスは高い。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]時間調整

(米ドル円時間足)

USD_JPY_20151111_jikanashi.jpg

昨日はゴトウビという事から東京市場では朝方から輸入などによる仲値を狙った買いが散見されたが、日経平均株価の伸び悩みから上値も抑えられた。後場に入ると株価が上昇に転じたことでリスクオンによる円売りも見られドル円も123円38銭まで上昇。しかし、先週末の雇用統計後に付けた高値123円60銭付近を超える勢いは見られない。
今日はベテランズデーで米国が祝日という事もあり、全般に動意の乏しい動きが続いており、目先時間調整に入るとみる。
ドル円はチャイナショック以降続いた121円ミドルから118円ミドルのボックス相場から抜け出したものの、買い遅れたところが多くみられる。寧ろ、122円手前でドルショートが捕まった可能性が高い。
122円台に入ると新規の買いだけではなく、ドルショートカバーの買いも並ぶとみられ、下値は限定的。
反対に、123円ミドルから上を買うには新たな材料が必要であり、ここから上昇するには、その前に下押しして買いを呼び込む必要がありそうだ。
今日も前日と同様に上昇トレンドラインに近づいたところでは買いを入れていく。
焦って123円ミドル付近を買わないようにしたい。

ドル円予想レンジ:123円60銭~122円70銭(50%)

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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁発言期待

(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20151111_jikanashi.jpg

昨日は欧州時間にユーロがだらだらと上値の重い展開が続く中で、NY時間に1.07ドルを下回ると損切りを巻き込み1.0675ドルまで下落した。
ギリシャの資金繰りに懸念が生じたとの話などもあったが、本日のドラギ総裁講演で追加緩和への期待がユーロの上値を重くしたようだ。
前日には一部関係者の12月の会合では中銀預金金利を市場予想の0.1%よりも大きく引き下げるべきとする話が伝わるなど、今日のドラギ総裁講演では予想以上の追加緩和期待が高まり過ぎのようにみえる。
今日は米国市場が休場となるため市場参加者が少なく、荒っぽい展開も想定される。
全体的にみると当然ユーロショートが積み上がっており、特に具体的な内容が示されないようであれば一時的に買い戻しが入りやすい。
ただ、欧米の金融政策の違いは明らかで、金利差から見ても最終的にマイナス金利のユーロ売りが今後も継続するとみる。
上昇したところで売りを出すつもりで、短期的に買いを入れてみるのはどうだろう。

ユーロドル予想レンジ:1.0790(100%)~1.0650

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[豪ドル米ドル]下げ止まりから横ばいへ

(豪ドル米ドル日足)


豪ドルもそろそろ下げ止まり感が漂い始めている。
昨日発表された中国10月CPIが1.3%と予想された1.5%を下回り上海総合指数は小幅下落して引けてきた。しかし、米国利上げ期待が高まるものの動揺は見られず、最近は底堅い動きが続いている。
昨日は横ばいとみられていた豪州の住宅ローン件数が2%上昇となるなど、住宅関連は堅調な地合いがみられる。
追加緩和期待もここにきて後退しており豪ドルにとっては悪材料に出尽くし感も出始めている。
一目の雲の下限を下回ったものの、雲の下限は上昇方向にある。
ボリンジャーの中心線も緩やかな上昇トレンドを描いている。
ドル高トレンドが更に強まる状況になれば別だが、形をみると豪ドルも横ばいか上昇に転じる可能性が高いようにみえる。
中長期での打診買いのタイミングを探る時かもしれない。

豪ドルドル予想レンジ:0.7080(雲の下限)~0.6990(BB下限)

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