ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-11

[全般]FRBメンバー発言に注目

昨日は米国市場がベテランズデーの祝日という事から参加者が少ない中でドルが全般に底堅い動きとなった。
東京時間に発表された中国鉱工業生産が5.6%と予想の5.8%を下回ったことで、中国の景気減速が懸念された。しかし、小売売上高が予想を若干上回ったことから市場への影響は限られた。前日下落した上海総合指数もこの日は0.27%上昇し日経平均株価も20円と小幅ながらの上昇。米国利上げ期待の高まりから中国や新興国への影響が懸念されたが、今のところそれ程動揺は見られず、リスクは低く抑えられている。結果として、クロス円は全般に底堅い動きで推移した。

欧州市場ではポンドのしっかりとした動きが続いた。
注目されたビール世界最大手のABインベブがこの日ミラー買収を正式に決定。最終合意金額は約710億ポンドと、10月にオファーした680億ポンドを上回った。これを受けポンドはじわじわと上昇が続いた。

NY市場はこの日ベテランズデーで債券市場が休場となり、参加者も少なく薄商いの中で株式市場が軟調な地合いで推移。特に材料はなく、ポジション調整的な動きが目立った。
ドルも全般に小動きとなる中で、本日は複数のFRBメンバーの発言に注目が集まる。

本日はイエレン議長の他にフィッシャー副議長やブラード・セントルイス連銀総裁、そしてラッカーリッチモンド連銀総裁などタカ派と知られるメンバーの講演が開かれる。
また、ハト派として知られるエバンス・シカゴ連銀総裁、ダドリーNY連銀総裁の講演も予定されている。もしタカ派的な発言内容となれば12月利上げに向けFRBが一団となって推し進めていることが確認される。
イエレン議長も前回の議会証言と同様に12月という期限に言及するかも注目される。
米雇用統計の好調な結果に加え、最近の中国株式市場や新興国には利上げに対する動揺が見られない。
ただ、市場は12月利上げの動きを大分織り込み始めており、利上げ後の引き締めペースに注目は移り始めている。
発言の中で利上げペースに後ろ向きの内容が出れば一時的にドル売りに繋がりかねず、注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]株価の動向と米利上げペース

(米ドル円2時間足)

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ドル円は株価の動向につられて動きやすくなっており、今日も株価動向に注目が集まる。また、NY時間には連銀総裁発言が相次ぐことから、その前にはドル高への調整の動きが強まりやすい。
昨日の日経平均や上海総合指数は小幅上昇となりドル円も底堅い動きが見られた。しかし、NY市場では株価が三指数ともに小幅下落となりドル円も122円台後半に押し戻され、そのまま安値圏での引けとなった。
今日の日経平均株価はNY市場につられて下落して始まるとみられ、ドル円も上値の重い展開を予想する。
また、休み明けNY市場ではイエレン議長をはじめ、複数の連銀総裁の講演が予定されている。
その中で、注目されるのは12月利上げが実施されたとした時の、来年の利上げペースになりそうだ。もし、利上げペースが鈍いとなれば一旦はドルの調整売りが一段と強まる可能性もある。
ただ、長期的な利上げ方向には変わりはないとなれば、下げたところは買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:123円20銭~122円30銭(38.2%)

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[ポンド米ドル]ビール会社買収によるポンド底上げ

(ポンド米ドル日足)

GBP_USD_20151112_hiashi.jpg

東京時間でポンドドルは損切りを巻き込みながら堅調な地合いで始まった。
前日に付けた安値1.5140ドル付近を上抜けたところで損切りを誘発し、1.5183ドルまで上昇。その後は窓埋めの動きに押し戻されたが、ロンドン市場で再び上昇。
この日発表された英国失業率がILO方式で5.3%と予想の5.4%を下回ったことや、カーニーBOE総裁の「利上げは段階的で限定的」との発言もポンドの下値を支えた。
また、この日ビールの世界最大手ABインベブが2位の英SABミラーを約710億ポンドで正式に買収することが決定。これを受けポンドはNY市場でも終始堅調な動きとなった。
全額をポンドに変えることはないにしても、相当な額のポンド買いが入ることは間違いない。既に提灯を付けた買いも入っていると思われるが、それでも底値は切り上がったことは確かだ。
一方、利上げ期待のドル高傾向との綱引きもあり一気にポンド上昇にはなりにくいものの、目先は一段の上昇が見込めそうだ。
一目の雲の下限でもありフィボナッチ61.8%戻しの1.53ドル付近を試す展開が予想される。

ポンドドル予想レンジ:1.5310(雲の下限、61.8%)~1.5170

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[豪ドル米ドル]横ばいから上昇へ

(豪ドル米ドル日足)


利上げ期待によるドル高の動きも一服したところで豪ドルは底堅い動きが続いている。
昨日発表された中国10月鉱工業生産は5.6%と予想の5.8%を下回ったが豪ドル売りには反応しなかった。寧ろ、同時に発表された小売売上高は11.0%と予想の10.9%を上回ったことから買いが先行。また、日経平均や上海総合指数が堅調に推移したことも豪ドル買いを促した。
一目の雲の下限のある0.71ドルやその上の転換線が位置する0.7120ドルはレジスタンスになる。また、そのレベルはフィボナッチの61.8%戻しでもあり意識される。
下降チャネルは継続しており、このレベルを上抜けしても一時的なものとなりそうだ。

豪ドルドル予想レンジ:0.7120(転換線、61.8%)~0.7040

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