ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-11

[全般]パリ同時多発テロによる影響、暫く神経質な展開

先週末に突然襲い掛かったパリの同時多発テロにより、週明けシドニー市場ではユーロ売りと同時にリスク回避の円買いで始まった。
テロの脅威はパリだけでは収まらず他の主要都市でも今後起こりうる問題だけに、投資家はリスクの低い円買いに動いた。特に、ユーロ円の売りを中心としたクロス円全面安で始まった。
東京市場では日経平均株価が大幅下落で始まったことからドル円も122円前半まで売り込まれた。しかし、後場に入り上海総合指数などは上昇に転じたことでリスク回避の動きは後退。
注目された欧州勢は東京市場とはまったく反対のユーロ買い円売りからスタート。
ドル円のショートカバーを誘発し123円台に乗せるなど、パリ同時多発テロによる為替市場への影響はほとんど見られなかった。
NY市場でも同様に株式市場は三指数ともに上昇するなど、リスク回避の動きはみられず円の売戻しが強まった。
結果的にテロの影響はアジア市場だけの一時的なものとなり、市場は一先ず冷静さを取り戻した。
しかし、今後フランスや英国、そして米国によるISへの報復テロが激化する可能性もあり、予断を許さない。また、原油価格にも影響を及ぼすことや、軍事面でのコスト高になれば世界経済の減速を招くことにもなる。
今の段階では未知数の面が大きいだけに、影響は限定的となったが、再び主要都市でテロが起きればリスク回避の動きが長期化する可能性もあり予断を許さない。
市場はそうしたテロ関連も含めた地政学的な材料には今後神経質になっており、当面は荒っぽい値動きには注意しておく必要がある。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]リスク回避、絶好のドル円買いチャンス

(米ドル円時間足)

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東京市場ではパリ同時テロの影響を受け円高ユーロ安でスタート。
ドル円は一時NY終値122円60銭を下回る122円20銭付近まで下落して始まった。しかし、122円付近には新たな買いが並んだことで下げ止まった。また、中国株が堅調な地合いとなったことから欧州勢は東京のドル円ショートを炙り出すかのように買いからスタート。122円70銭付近や123円付近のロスカットを巻き込みながら上昇。懸念された欧州株式市場もテロの影響は見られず、堅調な地合いで始まった。
NY市場も欧州株価上昇を受け三指数ともに大幅上昇となった。また、債券市場でも利回りが上昇するなどドル高の動きも重なりドル円は123円30銭付近まで上昇。
結果的に、テロで下落したドル円は寧ろ絶好の買い場を提供したことになった。
これで122円の下値の堅さを確認したことから、その手前には今後買いが並ぶことになりそうだ。
しかし、テロの影響はちょっとした材料をきっかけに再びリスクオフが進む可能性もあり、予断を許さない。

ドル円予想レンジ:123円60銭(0%)~122円70銭(61.8%)

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[ユーロ円]パリ同時テロによる円高ユーロ売りも一巡

(ユーロ円日足)

EUR_JPY_20151117_hiashi.jpg

パリの同時爆破テロでユーロ売りと同時にリスク回避による円買いが重なりユーロ円は週明けシドニー市場で急落。
先週末のNY終値131円90銭から130円65銭まで大きく窓を空けて始まった。東京市場が始まると窓を埋める動きが強まり131円50銭付近に押し戻された。
注目の欧州勢はテロの影響を限定的と見たのかユーロ買いでスタート。にわかユーロショートを巻き込みながら132円22銭まで上昇するなど、先週末の終値を上回った。
一先ずテロによる混乱は回避されたものの、ここまでユーロが買われるというのも不自然だ。このテロの影響を軽く見すぎているようにも見える。
ボリンジャーバンドの下限で下げ止まったものの、反発力は乏しい。
今日は昨日のシドニー市場でつけたBBの下限の堅さを確認する動きになると予想する。

ユーロ円予想レンジ:132円20銭~131円20銭

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[豪ドル米ドル]下降トレンド継続

(豪ドル米ドル4時間足)


パリの同時テロによる影響をまったく受けなかったのが豪ドルだ。
ドルの利上げ期待からのドル買いの動きを引き継ぎ豪ドルは上値の重い展開が続いている。
今朝方ケントRBA総裁補佐の「為替レートの調整に伴って豪成長はバランスを取り戻している」など、豪ドル安を促す発言から豪ドルが売られた。
今日はRBA議事録要旨が公開されるが、緩和政策の継続を示唆する内容となるとみられる。ただ、今の状況では豪ドル売りに反応しやすく、もしメンバーの中で豪ドル安や追加緩和への言及などが見られれば一段の下値を試す展開が予想される。
ただ、0.7015ドルの下値を割り込まないようであれば、目先下値の堅さが確認されたとみて打診買いを入れておきたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.7130~0.7050

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