ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-11

[全般]ドルロングの巻き戻し継続

FOMC議事要旨が公開され、FRBの12月利上げの可能性は高まった。また、市場は多くのFRBメンバーの発言からも利上げは間違いないとの確信を得た。一先ず12月利上げに向けたドル買いは一巡したことから、利益確定のドル売りの動きが強まっている。

NY時間に発表された11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が+1.9と予想の-0.3を大きく上回ったものの、ドル買いの動きはなかった。既に、市場が利上げを見込んでドルロングが積み上がっていることを示すものだ。
ロックハート・アトランタ連銀総裁が「利上げの軌道が比較的ゆっくりしたものになる」と発言したことでドルの上値は抑えられた。市場では利上げ後のペースに注目が移り始めている。

また、この日行われた日銀会合では現状維持が決定されたことで当面追加緩和はないとの見方から円の買い戻しが強まった。当面円安材料が乏しくなるものの、潜在的な追加緩和の可能性が残ることから円買いも限定的とみる。

ECBの追加緩和期待は原油価格の下落が更に高まったが、ユーロもショートポジションが積み上がっていることや、同時にドル安に下値を支えられた。
今日は週末で連休前という事から、株式市場も含め一段の巻き戻しが入りやすい。
ただ、FRBの利上げとECBの追加緩和という明確な金融政策を背景に、最終的に元の流れに戻ることになる。
巻き戻しの動きは寧ろポジションを再度仕込むチャンスでもある。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]日銀の現状維持で円買い戻し

(米ドル円4時間足)

USD_JPY_20151120_4jikanashi.jpg

日銀会合が昼過ぎに終了。現状維持を8対1の賛成多数で決定したことが発表されるとドル円は123円50銭から123円20銭まで下落した。
追加緩和への期待は殆どなかったものの、ドル円のロングポジションが積み上がっていたとみられる。FOMC議事録で12月利上げがほぼ確実となったことで巻き戻しのタイミングを探っていた模様。
黒田総裁の記者会見でも目新しい内容は見られなかったことから、当面追加緩和の可能性は後退したとみてよいだろう。
欧州からNY市場にかけてもドルは軟調な地合いで推移。
NY株式市場が前日大幅高となった反動もあり、やや軟調な地合いで始まった。また、前日上昇した債券利回りも低下したことでドル円の売りが再開。123円を割り込むと断続的に損切りを巻き込みながら122円63銭まで下落。その後は巻き戻しの動きも見られたが全般に上値の重い展開が続いている。
明日から日本は連休に入ることから、今日もポジションの巻き戻しが入りやすい展開が予想される。123円台に戻したところでは短期的にドルショートも面白そうだ。

ドル円予想レンジ:123円20銭~122円40銭(38.2%)

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[ユーロ米ドル]原油価格の下落が追加緩和を後押し

(ユーロ米ドル4時間足)

EUR_USD_20151120_4jikanashi.jpg

未明に公開されたFOMC議事要旨で、FRBの12月利上げがほぼ確信されたことからドルが全面安。
東京市場では朝方からユーロ買い戻しの動きが活発となり1.07ドル台に上昇。
その後は利食い売りも見られ、欧州勢もユーロ買いでスタートしたが1.07ドル台では押し戻された。
NY時間に入りECB議事要旨が公開され、改めて12月の会合での追加緩和の可能性が示された。しかし、ユーロ売りは既に織り込んでいたこともあり、寧ろ利食い売りのタイミングとなった。
NY市場が後場に入ると再びドルロングの巻き戻しが強まると、ユーロドルも1.070ドル付近の損切りを巻き込み1.0760ドルまで上昇。特にユーロ買い材料があるわけではなく、単なるポジションの巻き戻しが先行しやすい地合いが続いた。
一方、原油価格はこの日一時40ドルを割り込むなど、上値の重い展開が続いている。
この動きが継続するとユーロ圏の物価の下押しに繋がり、12月の理事会ではかなり積極的な緩和を打ち出す可能性が考えられる。
巻き戻しが終われば再び下落基調に戻るとみられ、そのタイミングを外さないようにしたい。

ユーロドル予想レンジ:1.0720(50%)~1.0600(前日安値)

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[豪ドル米ドル]一目の雲を上抜ける

(豪ドル米ドル日足)


FOMC議事要旨が公開される前に豪ドルドルはポジションの巻き戻しと思われる売りが強まり0.7070ドル付近まで下落。しかし、議事要旨が公開され米ドルが全面安となり豪ドルは反発。日経平均株価が大幅上昇となったことや、中国が金融機関向け貸出金利(SLF)引き下げを決定したことなどを好感。豪ドルドルは0.7170ドル付近まで上昇したが、このレベルは一目の雲のねじれのレベルでもあり一旦は押し戻された。
しかし、NY市場では米ドルが再び下落に転じたことで一気に雲を上抜き0.7210ドルまで上昇。
FRBの利上げに対し株式市場がこれまでのように下落には繋がらず、寧ろ上昇するなど市場の環境に変化が現れた。市場の安定はリスクオンに繋がることから、リスク通貨である豪ドルに買いが集まりやすくなった。
また、8月のチャイナショックから来週で3か月が過ぎ、中国懸念も和らぐ中で豪ドル買いに向かいやすくなった。
ただ、コモディティー価格の低迷は依然として続くことから積極的な買いは未だ出にくい。
一先ず、米ドルの巻き戻しが終了するまでは豪ドル買いは継続するとみてよいだろう。
最終的な上値目標は10月に付けた高値0.74ドル付近になる。

豪ドルドル予想レンジ:0.7250(61.8%)~0.7160

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