[ユーロ米ドル]スペイン選挙結果でもユーロ上昇

スペイン総選挙は与党が単独過半数割れとなり、これまで進めてきた財政再建路線が後退する可能性が高まる。しかし、ユーロは寧ろ上昇。
その後、バイトマン・ドイツ連銀総裁が「ユーロ圏の景気回復は2016年に加速するだろう」と発言。バイトマン総裁は先日のECB理事会では追加緩和反対に回っただけに、大胆な追加緩和に当面踏み切れないとの見方が広がっている。
テクニカル的にみると、1.08ドルのネックライン手前で折り返したことで底堅さが確認された。ただし、ヘッドアンドショルダーの右肩レベルである1.0980ドル付近で跳ね返されるようであれば再び1.08ドルを試す展開とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.0960(61.8%)~1.0860
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[豪ドル米ドル]上昇トレンド継続

昨日開かれた中国中央経済工作会議ではインフラ整備などの財政出動や企業向け減税といった一段の景気刺激策を実施する方針を示した。また、これまでの金融緩和政策を継続することも確認するなど、中国景気減速懸念は後退。上海総合指数も1.8%近く上昇した。
中国経済の回復は豪ドルにとってもプラス材料であり、豪ドルは底堅い動きが続いている。
クリスマス休暇を直前に控え値動きは徐々に小幅になり始めているものの、下げたところでは買いが出やすい。原油価格の下落に対し、銅などの価格は上昇に転じるなど、目先豪ドルに対して強気の見方も出始めている。
ボリンジャーバンドの中心線も上昇トレンドを示すなど、もう一段の上昇を見込んで0.71ドルミドル手前あたりで買いを入れてみたい。損切りは前回の安値となる0.7090ドル付近に置く。
豪ドルドル予想レンジ:0.7240(50%、BB中心線)~0.7160
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[全般]クリスマス休暇前の調整と不安
先週末に開かれた日銀政策会合では、年間3000億円の新たなETF買い入れ枠を設定することを発表。市場はこの買い入れの追加緩和に対して期待していなかっただけにドル円は1円余り上昇。FRBの利上げでドル買いに動きやすかったこともあり一気に円売りが強まった。しかし、その直後ドル円は急落。日銀は現在保有している塩漬けされた株式を来年4月から年間3000億円売却することも同時に発表。結果的に量的緩和ではなく「補完措置」であったことから失望感が広がった。この結果を受け株式市場も乱高下。最終的に大きく下落するなど、リスクを高めただけとなった。今後は日銀に対する信頼性が低下することになり、円安の流れに水を差した格好だ。
NY市場でも株式市場が三指数ともに大きく下落するなど不安定な相場展開で引けてきた。
結果的に米国が金利を上げてもドルの上昇は限られ、日銀も追加緩和と思われた措置が寧ろ限界を露呈した格好となり円買いの動きが強まった。
これらの動きが一時的な調整で終わるのか、今週は今後の相場を見る上でも重要な週となる。
注目は「世界の株式市場」と「原油価格」が下げ止まるかどうか、そして「新興国」の動向に集まる。
今週後半から始まるクリスマス休暇だが、既に先週末から休みに入っているところが多いだけに、市場の流動性は相対的に低くなっている。その中で株式市場は上下に振られやすい状況となり、荒っぽい動きが想定される。ただ、米国の実体経済は確実に回復傾向にあり、そうだからこそ利上げに踏み切ったともいえる。
利上げによる株式市場への影響は、初動が余りに楽観的に傾いた反動と考えられる。また、クリスマス休暇前のポジション調整という見方もあり、市場参加者は通常に戻れば再び強気に転じる可能性が高い。
一方、原油価格の下落は深刻だ。
米国が先週米国産原油の輸出を解禁したことで原油価格は更に下落が加速。来年にはイラン原油も市場に出回ることから、原油価格の低迷は恒常化すると予想される。そうであれば米国物価下押し圧力となり来年の利上げペースにも影響しかねないとの見方からドルの上値は抑えられる。
新興国問題は今のところ深刻な状況は回避されている。既にドルの金利上昇を織り込んでいたことや、それぞれの国が金融政策などで対処しており、リスクは懸念されるほどではなさそうだ。中国の株式市場も安定してきており、最悪の状況は回避されるとの見方が多い。
米国はリーマンショックから7年間続いたゼロ金利政策をここにきて解除したという事は、相場の大きな転換点といってよい。
一方で、日銀やECBは少なくとも現状の緩和政策を維持することから、最終的に為替市場でもドル高、ユーロ安、円安の長期的な流れに変化はないとみる。
クリスマス前の年末に米国利上げが実施されたことで市場はポジション調整なども加わり、不安定な状況になりやすい。
落ち着いて来れば再び元の流れに戻るとみるが、それまではある程度の混乱は避けられない。
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[米ドル円]日銀の信頼失墜

先週はFRBの9年半ぶりの利上げが実施されたもののドル円は既に織り込んでいたことから上値も限定された。しかし、来年の利上げペースがこれまでと変わらなかったことからドル円は底堅い動きで推移していた。このまま順調に上昇するかと思われたが、日銀が中途半端な補完措置を発表して下落に転じた。
年間3000億円のETF購入枠を設定するとし、ドル円は上昇。しかし、同時に来年から同額の株を売却するとしたことでドル円は急落。株式市場もジェットコースターのように上昇から一気に下落に転じた。日銀はその他にも買い入れ国債平均残存期間延長など、追加緩和らしきことを示したが、どれも市場へのインパクトはなかった。結果的に日銀の国債買い入れに限界があるといった見方から、今後の追加緩和への懸念が高まった。
FRBの利上げ実施により目先はドル上昇に一服感が漂う中で、日銀が余計な行動に出たことでドル円の売りが出やすくなっている。
今週は海外勢の多くが休暇をとることから、ドルのロングポジション調整の売りが入りやすい。ただ、既に大分縮小しているので下値も限定的とみる。
今週のドル円予想レンジ:122円30銭(50%)~120円30銭
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[ユーロ米ドル]1.08のネックライン


先週は米国の利上げにより発表直後は乱高下したものの、最終的にドル高が進行しユーロは下落。米国の9年半ぶりの利上げというビッグイベントのFOMCを控え、大方のユーロショートは既にカバーされていたと思われる。
今月初旬に開かれたECB会合では市場の追加緩和期待が高まり過ぎたことから、期待外れのユーロ買い戻しが強まった。しかし、ECBの緩和政策は今後も継続されることは間違いない。
一方、FRBも来年は緩やかなものの利上げは継続するとの見通しが示された。
結果的に、金融政策の違いによるユーロドルの売りは継続されるとみるが、今週はクリスマス休暇に入ることから再度ユーロの買い戻しが強まりそうだ。
1.08ドル付近は12月7日と12月18日の2回跳ね返されていてネックラインになる。このレベルがサポートされるようであれば1.1ドルを目指す展開が予想される。
もし、1.08ドルを下抜けするようであれば再度ユーロの下値を探る展開が始まる。
今週のユーロドル予想レンジ:1.0960(2時間足①61.8%)~1.0720(2時間足②61.8%)
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[カナダドル円]原油価格の下落で底割れ


先週は米国が米国産原油の輸出を解禁した。暖冬で需要が低下する中での決定で、原油価格が一段と下落。1バレル34ドル台まで売られたことで、資源国通貨のカナダドルの売りが加速。対ドルでは1.4ドル台を付け、対円でも昨年12月以来の安値となる86円70銭まで売り込まれた。
原油価格は依然として下げ止まる気配はなく、専門家の一部では1バレル20ドル台に下落するとの見方もある。
先週はFOMC会合で米国が利上げに踏み切ったことで対ドルでのカナダドルの下落が強まった。
今週はクリスマス休暇に入ることから、大分目先のカナダドルロングポジションが縮小された。一部では投機筋がショートポジションに傾いているとみられる。
水曜日にはカナダの10月GDP統計と小売売上高が発表される。原油価格の下落などの影響をこの時点ではそれ程受けていないとみられ、カナダドルの買い戻しに繋がる可能性が高いとみる。ただ、原油の下落に歯止めがかからないことから、ショートカバーが一巡したところでは再び売りが強まるとみる。
今週のカナダドル円予想レンジ:87円80銭(時間足50%)~85円40銭(週足61.8%)
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[全般]不安定な動きの中でドル高円高
昨日の東京市場は前日のNY株式市場が利上げにもかかわらず上昇したことを受け堅調にスタート。リスクオンによる円安の動きが強まった。
欧米市場でも歴史的な米利上げの結果を受け、素直にドル買いの動きを強めた。
FOMCという今年最大のイベントを前に、市場全体のポジションは軽くなっていたと思われ、欧米勢はドル買いに素直に反応。
対ドルでのユーロやポンド上昇がドル円の上昇速度を上回ったことで、クロス円が下落するなど、円高が進んだ。
また、NY株式市場が前日に上昇した反動などから三指数ともに大幅下落となり、これも円高を加速させる要因となった。
原油価格の下落が止まらず、リスク回避の動きが強まった。
WTIは1バレル34ドル台まで下落したことで新興国や資源国への懸念から豪ドルや南アランドといった通貨が対ドル対円での下落幅を拡大させた。
FOMC直後は各市場が冷静な対応を示したものの、米国の利上げが今後どう市場に影響してくるのか、不安感が燻ぶる。
また、来週からは海外勢の多くがクリスマス休暇に入ることから、ポジション調整も入りやすく、当面不安定な動きが続きそうだ。
今回のFRBの利上げは相対的に米国経済の強さを示すものであり、緩やかな利上げとともにドル高の動きは継続するとみてよいだろう。
一方、日銀やECBの歴史的な緩和政策も継続することから、目先は不安定な動きが続くものの、大きな流れに変化はないとみる。
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[米ドル円]日銀現状維持で一時的な円高も

東京市場ではFOMC後のNY株式市場の上昇を受け日経平均株価も上昇。ドル円もドル高に加えリスク回避の円売りの動きが加わり122円63銭まで上昇。
しかし、このレベルでは一方的なドル高への警戒感もあり利食い売りも散見された。
欧米勢は米金利上昇がドル高に繋がるとの見方から、素直にドル買いからスタート。
NY株式市場では三指数ともに前日の反動から大きく下落したことでリスク回避の円が買われた。しかし、ドル高の勢いが円高を上回ったことでドル円はこの日の高値となる122円86銭まで上昇。そのまま高値圏で引けてきたが、シドニー市場でドル円は下落に転じている。
NY株式市場が下落したことで、アジアの株式市場も軟調に推移するとの見方から円買いの動きで始まっている。
9年半ぶりの米利上げを受け市場には依然として先行き不透明感が根強く、目先は思惑が交錯するなど荒っぽい動きになりやすい。
午後には日銀会合の発表と黒田総裁の記者会見が開かれる。
FOMCでの混乱がなかったことで今回は追加緩和が見送られることになるだろう。
ECBが追加緩和を、米国が利上げを実施したものの、日銀が何もしないという事になれば一時的に円を買い戻す動きが強まる可能性があり注意が必要だ。
しかし、最終的にドル円の底値は切り上がっており、下げたところでは買いを入れておきたい。
ドル円予想レンジ:123円00銭~121円90銭(38.2%)
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[ユーロ米ドル]クリスマス休暇を控え活発なユーロクロス取引

FOMCで政策金利を0.25%引き上げたことを受けユーロは対ドルで売りが出て下落。
ユーロは前回のECB理事会で追加緩和が不十分という事からショートの買い戻しが入った後だけに素直な反応がみられた。
ただ、原油価格の下落につられた資源国通貨の豪ドルやカナダドルが下落。ユーロもそれらの通貨に対する買いが入ったが、その後は再びユーロ売りが強まり1.08ドル直前まで下落。このレベルは前回のECB理事会でユーロが大きく上昇した後の安値でもあり意識された。
ECBとFRBの金融政策の違いによるユーロ売りの動きには変わりはない。
来週からは欧米勢はクリスマス休暇に入ることから、ユーロクロス取引が活発になり始めている。それは一時的にユーロに複雑な動きをさせているが、最終的にユーロ売りの圧力は強まることになるだろう。
ユーロドル予想レンジ:1.0870~1.0780(BB中心線、50%)
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[豪ドル米ドル]上昇トレンド継続

米国が9年半ぶりの利上げに転じたことで米ドルが全面高。豪ドルドルも発表後0.7158ドルまで下落。しかし、NY株式市場が上昇し、リスクオンの動きが強まったことで東京市場では底堅い動きを示した。
NY市場ではNY株式市場が前日の上昇の反動から下落。また、原油価格も1バレル34ドル台に下落したことで資源国通貨の売りが対ドル対ユーロで強まった。
豪ドルドルはFOMC後の安値0.7158ドルを下回ると断続的に損切りを巻き込みながら0.7097ドルまで下落した。
しかし、9月から始まった上昇トレンドラインとボリンジャーバンドの下限手前で踏みとどまった。
FOMCという今年最大のイベントの直後という事から不安定な動きが目立つ。
ダブルトップのネックラインである0.7010ドル付近を下回らない限り上昇トレンドは継続するとみる。
豪ドルドル予想レンジ:0.7180~0.7080(BB下限、61.8%)
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[全般]FOMC予想通り利上げで混乱なし
為替市場では発表後ドル買いで反応。しかし、大きくぶれることはなく全体にレンジ内での動きとなった。その後のイエレン議長の記者会見ではややタカ派的なスタンスとなったものの、やはり大きな反応はなく市場は落ち着いた動きが続いている。
イエレン議長は「政策スタンスは引き続き緩和的」とし、「中立金利は時間とともに徐々に上昇していくべき」とするなど、段階的な利上げを今後実施する可能性を示した。
各メンバーの金利見通しを示すドットチャートでは2016年度末が1.375%と前回の見通しを変えなかった。今回は前回の会合から原油価格が急速に低下し、株式市場も不安定な動きとなったことで見通しが引き下げられるとの見方もあった。しかし、結果は前回の利上げペースを変えることはなかった。それだけに、今回の決定は強気という見方が出来る。
これはドル高トレンドの継続を示すものであり、最終的にドル買いの流れに変化はないとみてよいだろう。
一方、混乱が予想された株式市場も今回の決定を好感し、三指数ともに大幅高となった。
これまで株式市場では利上げは悪材料と捉えられていたものの、今回上昇に転じたという事は米国景気の強さに対する反応と受け止めたとみられる。また、既に利上げを織り込んでいたことや、イベントリスクが終了したということも影響していると思われる。
これで一先ず次のFRBの金融スタンスが見えてきたが、来週からは多くの海外勢がクリスマス休暇に入ることから、大きくポジションを偏らせにくい。
いずれにしても、各市場は今回の利上げを前向きに捉えており、リスクオンによる円売りの動きが今後強まるとみる。
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[米ドル円]リスクオンの円売り

FOMCが0.25%の政策金利引き上げを決定。これは9年半ぶりの利上げであり7年ぶりのゼロ金利解除となるが、ドル円の動きは予想外に小幅なものにとどまった。それだけ、今回の決定はビッグイベントであり、それを既に市場は織り込んでしまっていたとも言える。
今回の声明やイエレン議長の発言内容を見ると、ややタカ派的な見方が強まる。来年の利上げペースを見るとドル高トレンドに変化は見られなかった。
発表後もドル円はこれまでのレンジを超えることは出来なかったものの、底値は切り上がったとみてよいだろう。
また、NY株式市場でも三指数ともに大幅高となるなど、これまでとは違って利上げを好感。
この上昇により本日の日経平均株価も大きく上昇すると予想され、リスクオンによる円売りが強まるとみる。ただ、前日に株価が大きく上昇していただけに、上げたところでは利食い売りなどから押し戻され、一方向にドル高円安に進むのも難しい。
今日から始まる日銀会合では追加緩和期待が市場には殆ど見られないものの、下値ではドル上昇を見込んだドル買い注文が並んでくるとみる。
FOMC発表後のレンジの上限である122円ミドルでは一先ず上値を抑えられるとみる。
ドル円予想レンジ:122円45銭~121円80銭
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[ユーロ米ドル]ドル高によるユーロ売り

FOMC会合で政策金利を0.25%引き上げたことで発表直後ユーロドルは1.0870ドルに下落。しかし、その後ショートカバーが入り1.1013ドルまで上昇したが再び1.09ドル付近まで下落し、そのまま安値圏で引けてきた。
前回のECB理事会では追加緩和が期待外れとなったことで、その後ユーロショートの巻き戻しが入っていた。今回のFOMC後に高値を超えられなかったことで、ショートカバーもほぼ一巡したとみることが出来る。
今回のFOMCの結果を受け、今後も緩やかなドル金利上昇が予想される。一方で、ECBも大胆な追加緩和は期待できないものの、緩和政策を継続することは明らかだ。
結果的に欧米の金融政策の違いを反映した長期的なユーロ安ドル高トレンドに変化はない。ただ、目先はクリスマスや年末を控えレンジ探りの動きが予想される。
FOMCを終え、目先は下値を試す展開を予想する。
ユーロドル予想レンジ:1.0950~1.0850(38.2%)
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[豪ドル円]イベントリスク終了で買い安心感

FOMCでは9年半ぶりの利上げ実施が決定されたことで、当面のイベントリスクが終了した。NY株式市場も三指数ともに大幅高となるなど、リスクオンの動きが強まっている。
原油価格が再び下落したものの、昨日のNY市場ではそれ程大きな影響を受けていない。
最近の中国株も下げ止まりから上昇するなど底堅さが出始めており、一時期の中国懸念は後退。米国景気の底堅さが改めて今回のFOMCで確認されたことで、全般に楽観的なムードが強まっている。
豪ドル円の日足チャートではボリンジャーバンドの中心線が緩やかな上昇トレンドを継続。
昨日は中心線の位置する88円50銭で上値を抑えられたが、下値は確実に切り上がっておりこのレベルを抜けていくのは時間の問題とみる。
昨日のFOMC直後の安値となる87円ミドル手前では買いを入れておきたい。
豪ドル円予想レンジ:89円10銭(61.8%)~87円60銭
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[全般]FOMC後のドルの動きは
東京市場では日経平均株価の下落により円高と同時にドル売りが先行して始まったものの、欧州市場に入ると一転。ユーロのショートカバーが一巡した後に再びユーロが売られ、ドルが全面的に買い戻された。
FOMC会合を直前に控えたNY市場でもドル買いの動きが更に強まった。
この日発表された12月NY連銀製造業景況指数は-4.59と予想の-7.0から大幅に改善。また、11月消費者物価指数もコア指数が0.2%と予想通りではあったが前年比でみると+2.0%と13年2月以来の高い水準となるなど、インフレが高まりつつあるとの見方からドル買いに反応。
また、原油価格も前日に引き続き上昇したことで市場には安心感が広がり、NY株式市場も三指数ともに上昇。リスクオンからの円売りと同時にドルが上昇するなどアジア市場とは全く反対の動きで引けてきた。
最終的に米国市場は株価と原油価格が上昇したことで楽観的なように見えるが、昨日までの悲観的な動きに対する反動とみるべきだろう。
明日の未明に発表されるFOMCの結果を前に市場は最終的なポジション調整に入っただけで、ニュートラルな状態に戻ったとみる。
FOMCでは0.25%の利上げが実施されることは間違いなく、市場は既にそのドル高を織り込んでいる。万が一利上げが見送られない限り大きなドル買いには繋がらないだろう。
注目は利上げ後の引き締めペースを示すドットチャートとイエレン議長の記者会見での内容に集まる。
最近の原油安と株安の動きに対し、安心感を与えるような発言や見通しが示されるとの見方もある。
そうなれば、株式市場にとってはポジティブ材料であり、株高円安要因になるものの、ドルの上昇は緩やかなものとなるだろう。
一方で、利上げは米経済の力強さを示すものとして敢えて12月に行うといった強気な内容になればドル買いの動きが一気に強まる。ただし、株式市場では反対にネガティブ材料となり円高傾向が強まる。
結果的に市場は株式市場と為替市場で相殺されながら、今回のFOMC後の為替市場では大きな波乱にはならないとみている。
来週からは海外勢の多くがクリスマス休暇に入ることもあり、一時的にどちらかにポジションが傾いたとしても週末にかけては巻き戻しが入ることになる。
市場ではドル高とドル安双方の意見が真二つに分かれており、出たとこ勝負といった雰囲気もある。
FOMC後に市場がどちらかに振れたとしても、慌てて追いかけてポジションを持つと足元をすくわれる可能性もあり注意したい。
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[米ドル円]最終的に上昇トレンドへ

東京市場では日経平均株価の下落によりリスク回避の円買いが先行。121円前半で始まったドル円は120円ミドルまで下落。しかし、欧州市場に入るとユーロを中心にドルが全面高となりドル円も下落前のレベルまで押し戻された。
NY市場では好調な米経済指標や原油価格の上昇により、前日とは一変して楽観的なセンチメントで始まった。リスク選好の円売りと同時にドル買いが重なりドル円は断続的に損切りを巻き込みながら121円80銭付近まで上昇。明日未明に発表される今年最後のビッグイベントとなるFOMC結果を控えているにも拘らず、全般に楽観ムードが広がった。
昨日の動きは前日の反動でもあり、市場はニュートラル状態に近い。
今日の日中はFOMC発表を控え、流動性が低下する中で短期的に上下に振れる場面もありそうだが最終的に「往って来い」になりやすい。
週足チャートを見ると一目の雲の流れは依然として上昇トレンドにあり、アベノミクス以来下値サポートを維持している。
声明で今後の利上げペースが緩やかになろうとも、上昇トレンドに変化はないとみて、最終的にドル円のロングポジションを持つようにしたい。
ドル円予想レンジ:123円80銭~118円80銭(BB下限)
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[ユーロ米ドル]ユーロショート一巡で売り再開

10月22日のECB理事会で12月の追加緩和を示唆したことからユーロドルが1.14ドル付近から1.05ドル付近まで下落。しかし、そのECB理事会は期待外れの内容となりユーロのショートカバーが入り昨日の欧州市場ではこの日の高値1.1060ドルまで上昇。しかし、明日未明のFOMCを前にユーロのショートカバーはほぼ一巡したところで、今度はユーロ売りに転じた。
NY市場でもNY株式や原油価格が上昇したことでドル高への期待もあり、ユーロ売りの動きが更に強まった。
しかし、この動きはこれまでのユーロ買い戻しの反動であり再びユーロ売りのトレンドに戻ったと見るのは尚早だろう。ECBの追加緩和も多くのメンバーの反対が明らかとなり、ドラギマジック効果も大分色あせた。また、FOMCでも原油や株価の下落懸念もありドルの利上げペースが緩やかになるとみられる。
万が一イエレン議長が強気の発言をしたとしても、ユーロの下値は限定的とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.1000~1.0780(BB中心線、50%)
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[豪ドル円]豪ドル口先介入で下落

東京時間に公開されたRBA議事要旨での「最近の国内統計は総じて前向き」との内容から豪ドルは底堅い動きで推移。しかし、FOMCを控え目先のポジション調整の動きが入り、全般に上値の重い展開が目立った。
また、NY市場が始まったところでRBAスティーブンス総裁が「必要なら政策を更に緩和する余地がある」「豪州経済は豪ドル安から恩恵を受けている」「為替レートの更なる調整の可能性がある」など、豪ドル安を誘導する口先介入を行った。
この発言を受け、豪ドル円は87円前半まで下落。しかし、NY株式市場や原油価格が上昇したことでリスクオンの円売りと同時に資源国通貨の豪ドルが買われた。
FOMCの結果はドルの動きを左右するもので、豪ドル円に関してはそれ程大きな影響を及ぼさない。
今年最後のビッグイベントであるFOMC会合が終われば、イベントリスク終了から豪ドル円の買いが強まるとみる。
豪ドル円予想レンジ:88円60銭(転換線)~86円20銭(50%)
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[全般]FOMC前で各市場乱高下
歴史的とも言うべき米国金融政策の転換期を直前に、原油価格の下落が更に進む中で市場のリスク回避の動きが一段と高まった。NY原油価格は一時1バレル34ドル台に突入。市場では35ドルが一つの節目とみていたところもあり、株式やドルの下落が強まった。先週あたりからジャンク債などの流動性の低い高利回り商品などの売りが、優良債券にまで波及。投資マネーのリスク回避の動きが高まっている。しかし、昨日の米国債など流動性の高いものには影響は見られず、市場の大きな流れに変化がないことを示すものだ。
結果的に乱高下となったNY株式市場も三指数ともに上昇して終了。NY原油価格も36.31ドルに上昇して引けるなど、ほとんどの市場で荒っぽい動きを見せたものの「往って来い」相場となった。
ドルも一時売りが強まる場面も見られたが、最終的に殆ど前日から変わらずとなった。
明日の未明に発表されるFOMC結果では0.25%利上げは必至とみられており、それに対するドル上昇分は完全に織り込まれている。問題はその後の利上げペースであり、市場の注目は集まる。
今回の原油価格の下落がFRBの物価目標の障害になるとの見方が浮上。明日のドットチャートではこれまでよりも利上げのペースが落ちる可能性があり、ドル売りが強まりかねない。その中で、本日発表される米11月CPIは注目される。ただ、この数字だけで明日の結果を左右するとは考えにくく、今日も上下に振れたとしても「往って来い」相場になるだろう。
短期的には逆張りで攻めてもチャンスがありそうだ。
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[米ドル円]目先の底値確認

週明け東京市場では先週末のNY株式市場の下落を受け軟調なスタートとなった。しかし、中国の11月鉱工業生産や小売売上高といった指標が予想を上回る好結果となり中国株は上昇。ドル円は寧ろ底堅い動きとなり一時121円35銭まで上昇。しかし、欧州からNY市場にかけて原油価格が下落。日経平均先物の下落や欧米株価も乱高下する中でリスク回避による円買いの動きが強まった。また、同時にユーロを中心としたドル売りも強まりドル円は損切りを巻き込みながら120円35銭まで下落。しかし、明日のFOMCを前にポジション調整の巻き戻しが入り121円台に乗せて引けてきている。
結果的に往って来いとなるなど、既に短期を中心とした取引が先行。
120円という大台を意識する中で、120円20銭付近はフィボナッチの61.8%戻しレベルであり、一先ず底値を確認したとみる。
明日未明に発表されるFOMC結果を控え、今日も神経質な展開が予想される。
短期的には天井が切り下がってきたことで、再度下値を試しに行きそうだが、昨日の安値を超える勢いはないとみる。
121円台では売りを出して、120円ミドル下で買い戻しを入れていきたい。
ただし、下降トレンドラインや昨日の高値付近である121円30銭付近を上抜けするようであれば損切りを入れていく。
ドル円予想レンジ:121円30銭~120円20銭(61.8%)
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[ポンド円]ボリンジャーの下限で反発

ボリンジャーバンドの下限でバンドウォークを続けていたポンド円は日足の下ひげを伸ばして引けている。バンドの幅が徐々に広がり始めていることから、値動きが更に活発になるサインとも受け止められる。
昨日はユーロポンドの買いが入り、ポンド売りが強まると同時にリスク回避による円買いも重なった。NY時間にポンド円はこの日の安値となる182円13銭まで下落。その後買い戻しが入ると183円台前半まで反発して引けるなど、バンドウォークが終了した可能性が高い。
今日のロンドン時間に発表される英国11月CPIやPPIは前月から改善が予想される。明日のFOMCを控えドル取引はリスクが高く、ポンド円は投機筋の的になりやすい。
短期筋から見るとボリンジャーバンドの中心線に向けてポンドの買いから仕掛けてくる可能性が高い。
ポンド円予想レンジ:184円70銭(38.2%)~182円80銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[豪ドル円]好調な中国経済指標で下げ止まり感

先週末の土曜日に発表された中国鉱工業生産や小売売上高が予想を上回る好結果となったことを受け、中国株価が大きく上昇。日経平均株価の下落にもかかわらず豪ドル円も堅調な動きで推移。一時豪ドル円は87円58銭まで買われたものの、欧州市場でユーロ豪ドルの買いが入り、豪ドル売りが強まり86円80銭付近まで押し戻された。原油価格が一時1バレル35ドルを下回ったことでリスク回避の動きが売りを誘った。しかし、その後原油価格が上昇に転じたことやNY株式市場も上昇したことにより、リスクオンによる豪ドル円の買いが強まり、ほぼ高値圏で引けてきた。
本日東京時間にはRBA議事要旨が公開されるが、改めて今の金融政策継続が意識されるようであればもう一段の上昇に繋がるだろう。ボリンジャーバンドや一目の雲も上昇トレンドに入る。
明日未明のFOMC会合を控え、相対的に豪ドル円への影響は少ないことから、取引が集中しやすい。
豪ドル円予想レンジ:88円60銭(50%、転換線)~87円20銭
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[全般]注目のFOMC 原油と株価の下落
先週末の欧米市場ではIEAのレポートにより原油価格が更に下落したことで株式市場が続落。リスク回避の円買いが強まると同時に、資源国通貨に売りが集まった。
今週のFOMCでは大方の予想が利上げを見込んでおり、それ自体は既にマーケットでは織り込んできた。寧ろ、原油価格の急落が利上げの足枷になるとの見方からドルのロングポジションを解消する動きも目立った。結果的にFOMCで予想通り利上げした後のドルの反動売りはある程度緩和されたとみることもできる。
ただ、今回の原油価格の下落や軟調な株式市場の地合いが継続するとなれば、物価の下押し圧力となる。そうなれば、来年の利上げペースが予想以上に緩やかなものが示されるようであればドルの急落もあり得る。
従って、今回のFOMC会合では利上げよりも、各メンバーより示されるドットチャートに市場の注目が集まる。ドットチャートとはFOMCメンバー17人が将来の政策金利誘導目標の見通しを点で示したものだ。
一方で、NY株式市場にとって緩やかな利上げペースは好材料となることから一方的な円高ドル安には歯止めが掛かる。
週末には日銀会合が開かれ、こちらもFOMCの結果次第で注目度が変わる。
FOMC後に万が一株式市場が混乱し、リスク回避の円買いとドル安が急速に進行するようであれば黒田総裁が追加緩和に言及する可能性が高まる。
もし、その歯止めが利かないようであれば円は対ドルだけではなく、資源国通貨などを中心に一気に円高が進む可能性もあり注意が必要だ。
しかし、今週の為替市場は予想されるほど大きな動きにはならない可能性の方が高いとみている。
次の週からは海外勢の多くがクリスマス休暇に入ることから、大きくポジションを偏らせにくい。もし、一時的に大きな動きとなっても、最終的にポジションを縮小する動きが強まることになるだろう。
先週で大分ドルロングや円ショートのポジションの巻き戻しも見られたが、その勢いは残り、FOMC前の一段の調整には気を付けたい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]下落リスク継続

先週は原油価格が急速に下落したことでNY株式市場もエネルギー関連を中心に売りが強まり下落。リスク回避からの円買いが強まりドル円はレンジの下限となる122円20銭付近を割り込んだ。その後も株価下落による円買いが進み120円ミドルまで下落。安値圏での引けとなった。FOMCを前にドルのロングポジションの解消も一部で見られたが、先週のドル円下落は円買いが中心とみられる。
今週のFOMC会合では金利引き上げはほぼ確定されており、それ自体ではドル買いに反応しにくい。市場の注目はドットチャートであり、利上げ後の利上げペースに集まる。
今回の原油と株価下落の結果から、前回のFOMCの時よりも利上げペースが緩やかになると思われ、ドル下落リスクが高まる。
一方で、株式市場の上昇に繋がることから円安に動くことでドル円の下値は限定的とみる。
先週末のドル円は辛うじて一目の雲の下限手前で反発したものの、依然として上値は重い。
120円を割り込むようであれば、一時的に61.8%戻しとなる119円付近までの下落も頭に入れておきたい。
ただ、最終的には米国景気の回復を背景に米金利引き締め傾向からのドル高は継続されるとみる。
底値が確認されたところでは再度ドル買いを入れておきたい。
今週のドル円予想レンジ:123円50銭~119円00銭(61.8%)
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[ユーロ米ドル]ドルロングの巻き戻し後は再び

ECBの追加緩和が期待を大きく外したことでユーロの買い戻しは続いている。また、ECB会合では5人が追加緩和に消極的であったことが明らかとなったことで、今後の大胆な追加緩和が難しくなったとみることが出来る。
目先はまだユーロのショートカバーが入りやすく、今週のFOMCの結果次第では更なるユーロカバーに繋がる可能性が高い。
ただし、欧米の金融政策の違いは今後も継続されることから、上値も限定される。
ユーロのショートカバーが一巡したところでは再びユーロ売りが強まるとみる。
ただし、来週からはクリスマス休暇に入る海外勢が多いことから、本格的なユーロ売りはクリスマス明けになりそうだ。
今週のユーロドル予想レンジ:1.1110(50%)~1.0800(先週安値)
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[豪ドル円]好調な中国経済指標で下げ止まり感も

原油価格が下げ止まらず、資源国通貨の売りが続いている。
先週はNY株式市場を中心とした世界的な株価の下落による円買いの動きも重なり、豪ドル円は下げ足を加速させた。
先週末に発表された中国11月鉱工業生産と小売売上高が予想を上回る好結果となった。
中国景気減速不安後退から豪ドルは買い先行で始まると思われる。ただ、先週のNY株式市場が大幅安となり日経株価も下落して始まると予想され、円高の勢いが豪ドルの上昇を上回りそうだ。
FOMCでは米国が9年ぶりの利上げを実施するとの観測から、神経質な展開が予想される。リスク通貨としての豪ドル売りがもう一段進みやすいものの、一目の雲の上昇トレンドが下値を支える。
豪州の雇用やGDPなどの改善が見られ、追加緩和の可能性も後退。中国景気への不安の後退など豪ドル買いの環境は整いつつある。
15日発表のRBA議事要旨が公開され、改めて追加緩和の後退が意識されるようなら反転のチャンスにもなる。
今週の豪ドル円予想レンジ:89円00銭~85円40銭(雲の下限、61.8%)
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[全般]原油や株価の下げ止まり観
しかし、1バレル35ドルの節目に近づいたことから、目先下げ止まり観もあり昨日のNY株式市場は4営業日ぶりに小幅反発。
来週のFOMCでの利上げ観測に変化はないものの、市場には不安感も出始めている。
今後も原油価格の下げ止まりが見られないようであれば、12月に利上げを実施したとしても、その後の利上げペースに影響しかねない。寧ろ、株価への影響が拡大するようであれば再びゼロ金利に戻す可能性も念頭に入れておく必要がある。
ただ、今の段階では目先の調整が一巡し始めており、ドルの反発やユーロの下落の流れに一時的に戻るとみている。
市場は米国が9年ぶりに利上げを実施するという大きな節目でもあり、神経質にならざるを得ない。
原油価格の下落により中東マネーの動向にも変化がみられる。これまで投資していた株や通貨を売る動きもあり、全体の投資マネーが縮小気味にある。また、米利上げによりドルコスト上昇が新興国からの資金流出へとつながった。
来週のFOMCを前にこの動きも一巡しつつあるものの、ちょっとした材料には神経質に反応しやすい。
週末という事もあり、来週にかけてのポジションを縮小し、短期取引に徹しておきたい。
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[米ドル円]下値リスク依然燻ぶる

前日に急落したドル円の巻き戻しもあり、昨日のドル円は全般に底堅い動きが見られた。
東京市場の早朝にはNZドルや豪ドルなどが対ドル対円で上昇。日経平均株価は軟調な地合いで始まったものの、これらオセアニア通貨のクロス円の上昇に支えられた格好だ。
ドル円はじりじりと値を戻し、欧州市場では122円手前の121円85銭まで上昇。しかし、122円付近には売りが並んでいたことから再び121円前半まで下落。
NY市場では株式市場が4営業日ぶりに上昇に転じたことで円の売り戻しの動きが強まりドル円も底値を切り上げて引けてきた。
しかし、来週のFOMC会合での利上げは必至とみられているものの、その先のドル高期待は後退し始めている。日銀会合でも追加緩和の可能性は低いことからドル円の下落リスクは依然として燻ぶる。
原油価格が1バレル35ドルを割り込むような動きがみられるようであれば120円前半までの下落も視野に入る。
ドル円予想レンジ:122円00銭~120円90銭
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[ポンド円]BOE後に往って来いで横這いへ

BOE政策会合が開かれ、現行の政策金利0.5%と資産買い取りプログラム規模3750億ポンドも据え置かれた。ただ、声明文では「名目賃金の伸びが最近横ばい」「石油価格の下落で総合インフレが抑制される可能性が高まった」とされ早期利上げ期待が後退。ポンド売りが強まった。ポンド円は184円60銭から183円40銭付近まで下落。
しかし、その後ユーロポンドの売りが強まると一転してポンド円でも買い戻しが強まり184円前半まで押し上げられた。
原油価格の下落は北海油田を持つ英国にとってもネガティブ材料となり、ポンド売りに反応しやすくなっていた。しかし、原油の下げ止まり観も出始めており、ボリンジャーバンドの中心線も上向きに変わった。
材料出尽くしから、ボリンジャーバンドの中心線に向かってもう一段の買い戻しが入るとみる。
ポンド円予想レンジ:185円40銭(38.2%)~183円50銭(BB下限)
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[豪ドル円]再度底値の堅さを確認

東京時間に発表された豪州11月雇用統計は雇用者数がプラス7.14万人と予想のマイナス1万人を大きく上回った。同時に発表された失業率も5.8%と予想の6.0%を2bp下回る大きな改善を示した。
この結果を受け豪ドルは対ドル対円でまとまった買いが入り上昇。早朝にRBNZが追加緩和を実施した後に上昇したことも買い安心感を与えたと思われる。
しかし、その後OPECが先月原油を増産したことが確認され原油価格の下落が更に進んだことから、豪ドルも上値を抑えられた。
NY市場に入っても断続的に利益確定の売りが出て88円ミドル付近まで押し戻された。
中期的にみると上昇トレンドラインやボリンジャーバンドの中心線も上向きに変わりはない。
前日に付けた安値87円40銭付近はフィボナッチの38.2%戻しにもあたり強いサポートになっている。この付近の底堅さを再度確認してから買いを入れていきたい。
豪ドル円予想レンジ:89円00銭~87円40銭(38.2%、BB中心線)
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