[全般]ビッグイベント前のリシャッフル
欧州市場にかけてドル円やユーロの買い戻しが強まった。特に明日のECB理事会を控え、短期筋のユーロショートの巻き戻しが入った。
NY市場ではこの日発表された米11月ISM製造業景況指数が48.6と予想の50.5を大きく下回った。好不況の分かれ目と判断される50を3年ぶりに下回ったことで今月のFOMCでの利上げに影響するとの見方からドルが全面安となった。
また、エバンズ・シカゴ連銀総裁が「2016年末まで政策金利は1%を下回るのが適切」と発言。利上げペースは緩やかなものになるとの見方がドルの上値を抑えた。
一方、株式市場はこの動きを好感。株価三指数ともに大幅高となるなど、アジアや欧米の堅調な株式市場の動きはリスクオンを促すものとなった。
GPIFの話や、米ISMの悪化、そして中国人民元のSDR採用といった新たな材料が相場の変動率を高め、為替市場ではポジションがリシャッフルされる動きが目立つ。
ECB理事会や米雇用統計、そしてFOMCや日銀政策会合といったビッグイベントを控え神経質になっているためと考えられる。
しかし、ECBの追加緩和とFRBの利上げといった大きな流れに影響を与える程のものは見られない。
結果的に、短期筋を中心とした売買が活発となり「往って来い」になりやすい状況は今日も見られそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]GPIFの為替ヘッジとリスクオン

東京市場では日経平均株価が大きく上昇して始まったことで、ドル円も堅調にスタート。前日のNY市場で付けた高値123円33銭に迫る123円26銭まで上昇した。しかし、その後GPIFがユーロの短期的な為替ヘッジを始めたとの一部報道でドル円は122円65銭まで一気に下落。しかし、実際には既にユーロは追加利下げ期待から大きく下落しており、ヘッジも終了しているとみることが出来る。前日には人民元がSDRの構成通貨に採用されたことで、ドル円が上昇した分を解消した格好となった。
一方、日経平均株価だけではなく上海総合指数や欧米各国の株価も上昇するなど、全般にリスクオンの動きが強まる中で、円は売られやすい状況となっている。
明日のECB理事会や明後日の米雇用統計といった重要イベントを控える中で、短期取引が中心になりやすい。
結局、ドル円は122円20銭から123円77銭のレンジ内での取引が継続。
大きく上下に振れた後は逆張りが有効になる。
ドル円予想レンジ:123円20銭~122円60銭
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[ユーロ円]ECB理事会控え最後のポジション調整

東京時間にWSJ誌が日本のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が短期的なユーロ相場の変動に対応するために為替差損のヘッジを始めたとの報道でユーロ円が急落。130円25銭付近から一気に129円76銭まで売り込まれた。しかし、既にECBの追加緩和期待からのユーロは大きく下落しており、既にヘッジは終わったとみることが出来る、
結局、急落後は買い戻しが入り往って来い。
欧州市場が始まり、ドイツの失業率や製造業PMIが好調な結果を示したことを機にユーロの纏まった買いが入り上昇。
明日のECB理事会では期待したほどの規模での追加緩和は難しいとの見方もある。
下値を試してもこれ以上の売りが出にくいとみたのか、ショートポジションの巻き戻しが入りやすくなっている。
ECB理事会を明日に控え、今日は最後のポジション調整が入るとみている。ただ、日欧の金融政策のギャップからのユーロ売り円買いの流れに変化はなく、戻しも限定的とみる。
ボリンジャーバンドの中心線となる131円ミドルはフィボナッチの38.2%戻しでもあり、このレベル付近には売りが再び並んでくるとみる。
ユーロ円予想レンジ:131円50銭(38.2%、BB中心線)~130円00銭
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[豪ドル円]RBAの追加緩和期待後退

昨日の東京時間に発表された豪州7-9月期経常収支は-181億豪ドルと予想の-165億豪ドルを下回った。一方、同時に発表された10月住宅建設許可件数は+3.9%と予想の-2.5%を大きく上回った。この結果豪ドルは経常収支の悪化を無視し、好調な住宅市場に反応し上昇に転じた。その後発表された中国11月Caixin製造業PMIも予想を上回るなど豪ドル買いが進んだが、RBA会合を前に利食い売りも出て押し戻された。
RBA会合でスティーブンス総裁はインフレ見通しで政策緩和の余地が生じると発言するなど、先週の発言の繰り返しとなった。
一方、インフレは今後1-2年間目標に一致するとし、前回の「予想より若干低い」を削除したことで、市場の追加緩和期待は後退。また、豪ドルは商品相場の大幅下落に適応しつつあると発言。豪ドルを強く押し下げようとする内容は後退し、豪ドル買いが進んだ。
また、日経平均株価だけではなく欧米各国の株価も堅調な地合いとなりリスク選好による豪ドル円の買いが入りやすくなった。
ボリンジャーバンドの上限に沿ったバンドウォークが続くなど、上昇トレンドに入ったことを示すものだ。
対ドルではドルの上昇が見込まれるだけに、対円や対ユーロで豪ドルを買っていきたい。
豪ドル円予想レンジ:90円50銭~89円60銭
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