ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-12

[全般]原油や株価の下げ止まり観

昨日発表された11月のOPEC原油生産量は前月から23万バレル増加したことが分かった。先週末に行われたOPEC総会でも減産が見送られるなど、原油価格の底値が依然として見えてこない。原油価格の下落は米国シェール企業などエネルギー関連企業の売りに繋がり、米株式市場の下押し要因として軟調な地合いが続いた。
しかし、1バレル35ドルの節目に近づいたことから、目先下げ止まり観もあり昨日のNY株式市場は4営業日ぶりに小幅反発。
来週のFOMCでの利上げ観測に変化はないものの、市場には不安感も出始めている。
今後も原油価格の下げ止まりが見られないようであれば、12月に利上げを実施したとしても、その後の利上げペースに影響しかねない。寧ろ、株価への影響が拡大するようであれば再びゼロ金利に戻す可能性も念頭に入れておく必要がある。
ただ、今の段階では目先の調整が一巡し始めており、ドルの反発やユーロの下落の流れに一時的に戻るとみている。
市場は米国が9年ぶりに利上げを実施するという大きな節目でもあり、神経質にならざるを得ない。
原油価格の下落により中東マネーの動向にも変化がみられる。これまで投資していた株や通貨を売る動きもあり、全体の投資マネーが縮小気味にある。また、米利上げによりドルコスト上昇が新興国からの資金流出へとつながった。
来週のFOMCを前にこの動きも一巡しつつあるものの、ちょっとした材料には神経質に反応しやすい。
週末という事もあり、来週にかけてのポジションを縮小し、短期取引に徹しておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]下値リスク依然燻ぶる

(米ドル円日足)



前日に急落したドル円の巻き戻しもあり、昨日のドル円は全般に底堅い動きが見られた。
東京市場の早朝にはNZドルや豪ドルなどが対ドル対円で上昇。日経平均株価は軟調な地合いで始まったものの、これらオセアニア通貨のクロス円の上昇に支えられた格好だ。
ドル円はじりじりと値を戻し、欧州市場では122円手前の121円85銭まで上昇。しかし、122円付近には売りが並んでいたことから再び121円前半まで下落。
NY市場では株式市場が4営業日ぶりに上昇に転じたことで円の売り戻しの動きが強まりドル円も底値を切り上げて引けてきた。
しかし、来週のFOMC会合での利上げは必至とみられているものの、その先のドル高期待は後退し始めている。日銀会合でも追加緩和の可能性は低いことからドル円の下落リスクは依然として燻ぶる。
原油価格が1バレル35ドルを割り込むような動きがみられるようであれば120円前半までの下落も視野に入る。

ドル円予想レンジ:122円00銭~120円90銭

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[ポンド円]BOE後に往って来いで横這いへ

(ポンド円日足)



BOE政策会合が開かれ、現行の政策金利0.5%と資産買い取りプログラム規模3750億ポンドも据え置かれた。ただ、声明文では「名目賃金の伸びが最近横ばい」「石油価格の下落で総合インフレが抑制される可能性が高まった」とされ早期利上げ期待が後退。ポンド売りが強まった。ポンド円は184円60銭から183円40銭付近まで下落。
しかし、その後ユーロポンドの売りが強まると一転してポンド円でも買い戻しが強まり184円前半まで押し上げられた。
原油価格の下落は北海油田を持つ英国にとってもネガティブ材料となり、ポンド売りに反応しやすくなっていた。しかし、原油の下げ止まり観も出始めており、ボリンジャーバンドの中心線も上向きに変わった。
材料出尽くしから、ボリンジャーバンドの中心線に向かってもう一段の買い戻しが入るとみる。

ポンド円予想レンジ:185円40銭(38.2%)~183円50銭(BB下限)

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[豪ドル円]再度底値の堅さを確認

(豪ドル円日足)



東京時間に発表された豪州11月雇用統計は雇用者数がプラス7.14万人と予想のマイナス1万人を大きく上回った。同時に発表された失業率も5.8%と予想の6.0%を2bp下回る大きな改善を示した。
この結果を受け豪ドルは対ドル対円でまとまった買いが入り上昇。早朝にRBNZが追加緩和を実施した後に上昇したことも買い安心感を与えたと思われる。
しかし、その後OPECが先月原油を増産したことが確認され原油価格の下落が更に進んだことから、豪ドルも上値を抑えられた。
NY市場に入っても断続的に利益確定の売りが出て88円ミドル付近まで押し戻された。
中期的にみると上昇トレンドラインやボリンジャーバンドの中心線も上向きに変わりはない。
前日に付けた安値87円40銭付近はフィボナッチの38.2%戻しにもあたり強いサポートになっている。この付近の底堅さを再度確認してから買いを入れていきたい。

豪ドル円予想レンジ:89円00銭~87円40銭(38.2%、BB中心線)

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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