ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-12

[全般]FOMC前で各市場乱高下

本日から始まるFOMCを控え原油価格の下落が更に進む中で株式や債券、そして為替市場でも荒っぽい値動きが目立った。
歴史的とも言うべき米国金融政策の転換期を直前に、原油価格の下落が更に進む中で市場のリスク回避の動きが一段と高まった。NY原油価格は一時1バレル34ドル台に突入。市場では35ドルが一つの節目とみていたところもあり、株式やドルの下落が強まった。先週あたりからジャンク債などの流動性の低い高利回り商品などの売りが、優良債券にまで波及。投資マネーのリスク回避の動きが高まっている。しかし、昨日の米国債など流動性の高いものには影響は見られず、市場の大きな流れに変化がないことを示すものだ。
結果的に乱高下となったNY株式市場も三指数ともに上昇して終了。NY原油価格も36.31ドルに上昇して引けるなど、ほとんどの市場で荒っぽい動きを見せたものの「往って来い」相場となった。
ドルも一時売りが強まる場面も見られたが、最終的に殆ど前日から変わらずとなった。

明日の未明に発表されるFOMC結果では0.25%利上げは必至とみられており、それに対するドル上昇分は完全に織り込まれている。問題はその後の利上げペースであり、市場の注目は集まる。
今回の原油価格の下落がFRBの物価目標の障害になるとの見方が浮上。明日のドットチャートではこれまでよりも利上げのペースが落ちる可能性があり、ドル売りが強まりかねない。その中で、本日発表される米11月CPIは注目される。ただ、この数字だけで明日の結果を左右するとは考えにくく、今日も上下に振れたとしても「往って来い」相場になるだろう。
短期的には逆張りで攻めてもチャンスがありそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]目先の底値確認

(米ドル円8時間足)

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週明け東京市場では先週末のNY株式市場の下落を受け軟調なスタートとなった。しかし、中国の11月鉱工業生産や小売売上高といった指標が予想を上回る好結果となり中国株は上昇。ドル円は寧ろ底堅い動きとなり一時121円35銭まで上昇。しかし、欧州からNY市場にかけて原油価格が下落。日経平均先物の下落や欧米株価も乱高下する中でリスク回避による円買いの動きが強まった。また、同時にユーロを中心としたドル売りも強まりドル円は損切りを巻き込みながら120円35銭まで下落。しかし、明日のFOMCを前にポジション調整の巻き戻しが入り121円台に乗せて引けてきている。
結果的に往って来いとなるなど、既に短期を中心とした取引が先行。
120円という大台を意識する中で、120円20銭付近はフィボナッチの61.8%戻しレベルであり、一先ず底値を確認したとみる。
明日未明に発表されるFOMC結果を控え、今日も神経質な展開が予想される。
短期的には天井が切り下がってきたことで、再度下値を試しに行きそうだが、昨日の安値を超える勢いはないとみる。
121円台では売りを出して、120円ミドル下で買い戻しを入れていきたい。
ただし、下降トレンドラインや昨日の高値付近である121円30銭付近を上抜けするようであれば損切りを入れていく。

ドル円予想レンジ:121円30銭~120円20銭(61.8%)

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[ポンド円]ボリンジャーの下限で反発

(ポンド円日足)

GBP_JPY_20151215_hiashi.jpg

ボリンジャーバンドの下限でバンドウォークを続けていたポンド円は日足の下ひげを伸ばして引けている。バンドの幅が徐々に広がり始めていることから、値動きが更に活発になるサインとも受け止められる。
昨日はユーロポンドの買いが入り、ポンド売りが強まると同時にリスク回避による円買いも重なった。NY時間にポンド円はこの日の安値となる182円13銭まで下落。その後買い戻しが入ると183円台前半まで反発して引けるなど、バンドウォークが終了した可能性が高い。
今日のロンドン時間に発表される英国11月CPIやPPIは前月から改善が予想される。明日のFOMCを控えドル取引はリスクが高く、ポンド円は投機筋の的になりやすい。
短期筋から見るとボリンジャーバンドの中心線に向けてポンドの買いから仕掛けてくる可能性が高い。

ポンド円予想レンジ:184円70銭(38.2%)~182円80銭

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[豪ドル円]好調な中国経済指標で下げ止まり感

(豪ドル円日足)


先週末の土曜日に発表された中国鉱工業生産や小売売上高が予想を上回る好結果となったことを受け、中国株価が大きく上昇。日経平均株価の下落にもかかわらず豪ドル円も堅調な動きで推移。一時豪ドル円は87円58銭まで買われたものの、欧州市場でユーロ豪ドルの買いが入り、豪ドル売りが強まり86円80銭付近まで押し戻された。原油価格が一時1バレル35ドルを下回ったことでリスク回避の動きが売りを誘った。しかし、その後原油価格が上昇に転じたことやNY株式市場も上昇したことにより、リスクオンによる豪ドル円の買いが強まり、ほぼ高値圏で引けてきた。
本日東京時間にはRBA議事要旨が公開されるが、改めて今の金融政策継続が意識されるようであればもう一段の上昇に繋がるだろう。ボリンジャーバンドや一目の雲も上昇トレンドに入る。
明日未明のFOMC会合を控え、相対的に豪ドル円への影響は少ないことから、取引が集中しやすい。

豪ドル円予想レンジ:88円60銭(50%、転換線)~87円20銭

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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