ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-12

[全般]クリスマス休暇前の調整と不安

先週はFOMC会合で9年半ぶりの利上げが実施されたが、為替や株式市場に大きな混乱は見られなかった。市場には寧ろ楽観的なムードが広がり株価は上昇しドルも堅調に推移するかと思われた。しかし、その後米国の株価が大きく反落し日本でも日銀の補完措置で市場は混乱に陥った。今週は海外でクリスマス休暇に入るところが多いだけに、乱高下を繰り返す荒っぽい相場展開が続くことになりそうだ。

先週末に開かれた日銀政策会合では、年間3000億円の新たなETF買い入れ枠を設定することを発表。市場はこの買い入れの追加緩和に対して期待していなかっただけにドル円は1円余り上昇。FRBの利上げでドル買いに動きやすかったこともあり一気に円売りが強まった。しかし、その直後ドル円は急落。日銀は現在保有している塩漬けされた株式を来年4月から年間3000億円売却することも同時に発表。結果的に量的緩和ではなく「補完措置」であったことから失望感が広がった。この結果を受け株式市場も乱高下。最終的に大きく下落するなど、リスクを高めただけとなった。今後は日銀に対する信頼性が低下することになり、円安の流れに水を差した格好だ。
NY市場でも株式市場が三指数ともに大きく下落するなど不安定な相場展開で引けてきた。
結果的に米国が金利を上げてもドルの上昇は限られ、日銀も追加緩和と思われた措置が寧ろ限界を露呈した格好となり円買いの動きが強まった。
これらの動きが一時的な調整で終わるのか、今週は今後の相場を見る上でも重要な週となる。
注目は「世界の株式市場」と「原油価格」が下げ止まるかどうか、そして「新興国」の動向に集まる。
今週後半から始まるクリスマス休暇だが、既に先週末から休みに入っているところが多いだけに、市場の流動性は相対的に低くなっている。その中で株式市場は上下に振られやすい状況となり、荒っぽい動きが想定される。ただ、米国の実体経済は確実に回復傾向にあり、そうだからこそ利上げに踏み切ったともいえる。
利上げによる株式市場への影響は、初動が余りに楽観的に傾いた反動と考えられる。また、クリスマス休暇前のポジション調整という見方もあり、市場参加者は通常に戻れば再び強気に転じる可能性が高い。
一方、原油価格の下落は深刻だ。
米国が先週米国産原油の輸出を解禁したことで原油価格は更に下落が加速。来年にはイラン原油も市場に出回ることから、原油価格の低迷は恒常化すると予想される。そうであれば米国物価下押し圧力となり来年の利上げペースにも影響しかねないとの見方からドルの上値は抑えられる。
新興国問題は今のところ深刻な状況は回避されている。既にドルの金利上昇を織り込んでいたことや、それぞれの国が金融政策などで対処しており、リスクは懸念されるほどではなさそうだ。中国の株式市場も安定してきており、最悪の状況は回避されるとの見方が多い。

米国はリーマンショックから7年間続いたゼロ金利政策をここにきて解除したという事は、相場の大きな転換点といってよい。
一方で、日銀やECBは少なくとも現状の緩和政策を維持することから、最終的に為替市場でもドル高、ユーロ安、円安の長期的な流れに変化はないとみる。
クリスマス前の年末に米国利上げが実施されたことで市場はポジション調整なども加わり、不安定な状況になりやすい。
落ち着いて来れば再び元の流れに戻るとみるが、それまではある程度の混乱は避けられない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]日銀の信頼失墜

(米ドル円2時間足)


先週はFRBの9年半ぶりの利上げが実施されたもののドル円は既に織り込んでいたことから上値も限定された。しかし、来年の利上げペースがこれまでと変わらなかったことからドル円は底堅い動きで推移していた。このまま順調に上昇するかと思われたが、日銀が中途半端な補完措置を発表して下落に転じた。
年間3000億円のETF購入枠を設定するとし、ドル円は上昇。しかし、同時に来年から同額の株を売却するとしたことでドル円は急落。株式市場もジェットコースターのように上昇から一気に下落に転じた。日銀はその他にも買い入れ国債平均残存期間延長など、追加緩和らしきことを示したが、どれも市場へのインパクトはなかった。結果的に日銀の国債買い入れに限界があるといった見方から、今後の追加緩和への懸念が高まった。
FRBの利上げ実施により目先はドル上昇に一服感が漂う中で、日銀が余計な行動に出たことでドル円の売りが出やすくなっている。
今週は海外勢の多くが休暇をとることから、ドルのロングポジション調整の売りが入りやすい。ただ、既に大分縮小しているので下値も限定的とみる。

今週のドル円予想レンジ:122円30銭(50%)~120円30銭

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[ユーロ米ドル]1.08のネックライン

(ユーロ米ドル2時間足①)


(ユーロ米ドル2時間足②)

EUR_USD_20151221_2jikanashi2.jpg

先週は米国の利上げにより発表直後は乱高下したものの、最終的にドル高が進行しユーロは下落。米国の9年半ぶりの利上げというビッグイベントのFOMCを控え、大方のユーロショートは既にカバーされていたと思われる。
今月初旬に開かれたECB会合では市場の追加緩和期待が高まり過ぎたことから、期待外れのユーロ買い戻しが強まった。しかし、ECBの緩和政策は今後も継続されることは間違いない。
一方、FRBも来年は緩やかなものの利上げは継続するとの見通しが示された。
結果的に、金融政策の違いによるユーロドルの売りは継続されるとみるが、今週はクリスマス休暇に入ることから再度ユーロの買い戻しが強まりそうだ。
1.08ドル付近は12月7日と12月18日の2回跳ね返されていてネックラインになる。このレベルがサポートされるようであれば1.1ドルを目指す展開が予想される。
もし、1.08ドルを下抜けするようであれば再度ユーロの下値を探る展開が始まる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0960(2時間足①61.8%)~1.0720(2時間足②61.8%)

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[カナダドル円]原油価格の下落で底割れ

(カナダドル円週足)

CAD_JPY_20151221_syuashi.jpg

(カナダドル円時間足)


先週は米国が米国産原油の輸出を解禁した。暖冬で需要が低下する中での決定で、原油価格が一段と下落。1バレル34ドル台まで売られたことで、資源国通貨のカナダドルの売りが加速。対ドルでは1.4ドル台を付け、対円でも昨年12月以来の安値となる86円70銭まで売り込まれた。
原油価格は依然として下げ止まる気配はなく、専門家の一部では1バレル20ドル台に下落するとの見方もある。
先週はFOMC会合で米国が利上げに踏み切ったことで対ドルでのカナダドルの下落が強まった。
今週はクリスマス休暇に入ることから、大分目先のカナダドルロングポジションが縮小された。一部では投機筋がショートポジションに傾いているとみられる。
水曜日にはカナダの10月GDP統計と小売売上高が発表される。原油価格の下落などの影響をこの時点ではそれ程受けていないとみられ、カナダドルの買い戻しに繋がる可能性が高いとみる。ただ、原油の下落に歯止めがかからないことから、ショートカバーが一巡したところでは再び売りが強まるとみる。

今週のカナダドル円予想レンジ:87円80銭(時間足50%)~85円40銭(週足61.8%)

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