[全般]原油と株価上昇でも円は反応薄
欧州市場では前日ユーロポンドが上昇した巻き戻しの動きが強まった。ロンドン時間に発表された英国7-9月期GDP確定値が予想をやや下回ったことで発表後下落したものの、すぐに買い戻された。前日からのポンド売りユーロ買いの巻き戻しがポンドを押し上げたと思われる。欧米市場がクリスマス休暇に入る前の最後のポジション調整とみられ、全般に短期取引が目立った。
NY時間に入ると米国の多くの主要経済指標が発表され、全般に予想を上回る好結果を示した。
米11月のコアデフレーターが予想通り0.1%プラスとなった。耐久財受注は0.0%と予想の-0.6%を上回り改善。12月ミシガン大学消費者態度指数確報値も92.6と予想の92.0を上回った。一方、11月新築住宅販売件数は49万件と予想の50.5万件を大きく下回ったもの反応薄となった。
また、この日は原油価格が前日に引き続き上昇。週間在庫統計が予想に反して減少したことや、OPECが2020年以降の予想を前月から下方修正したものの、長期的に上昇するとの楽観的な見方を示したことが要因とみられる。
株式市場は原油上昇などの影響を受け上昇したことで、全般に楽観的なムードが広がった。しかし、この日も前日同様にリスクオンの円売りには反応せず、寧ろジリジリと円が買われる動きが目立った。
今日の午後から欧米市場が実質的にクリスマス休暇に入ることから、市場は次の流れが見えるまでは取引を手控えるところが多い。
その流動性の低下する中での取引は短期に徹しておきたい。
今日明日の取引は日本勢が中心となることから、円絡みのクロス取引が動きやすくなる。
実需取引が出た場合はレートが一方的に傾きやすいことから、逆張りは注意したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]黒田総裁発言に注目集まる

欧米市場では原油価格の上昇や米経済指標が全般に好調な結果を示したことで欧米の株式市場が上昇。リスクオンの動きが強まりドル円が買われる場面も見られたが、最終的に前日の高値を超えられずに陰線で引けた。
今日は先週の日銀会合の議事録要旨が公開され、午後には黒田総裁の講演が開かれる。前回の会合では最初追加緩和と市場は勘違いしドル円を買ったが、それが補完措置であったことから下落に転じた。その時点からドル円は下落傾向に入っただけに、今日の黒田総裁の発言には注目が集まる。
市場は日銀の追加緩和に懐疑的な見方が広がっているだけに、発言内容次第ではドル売りに反応しやすい状況となっている。
ボリンジャーバンドの中心線は下を向き、下限ではバンドウォークが続くなど、下落リスクは燻ぶる。
今日のNY市場は午後から休場となるなど、多くの海外勢が休みに入る中で日本市場だけが明日も通常通りに開かれる。
このような時に実需の玉が出ると、相場は一方向に傾くと戻らない場合が多く、レベル感での買いは注意したい。
ドル円予想レンジ:121円30銭~120円35銭(12月14日安値)
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[ユーロポンド]調整後、再び上昇

前日のNY市場の後場からアジア市場にかけてユーロポンドの売りが続くなど、上昇したユーロポンドの巻き戻しが入った。
ロンドン時間に発表された英国7-9月期GDP確定値が0.4%と予想の0.5%を下回ったことから、瞬間ポンド売りが強まった。しかし、既に悪化を予想していたようにポンドの買い戻しが入り、ユーロポンドの下げを加速させた。指標などの材料で動いたというよりも、買い過ぎた反動が入ったといった方が良いだろう。
12月に入ってからの上昇トレンドは継続しており、売りが一巡したところで再度上値を試す展開が予想される。
ただ、明日から欧州勢はクリスマス休暇に入ることから新たなポジションを作りにくい。
0.73ドル割れで下げ止まったところで買いを入れたとしても、前回の高値0.7415ドル手前の0.73ドル後半では利食いを出しておきたい。
ユーロポンド予想レンジ:0.7415(前日高値)~0.7290(50%)
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[カナダドル円]原油価格の上昇で下げ止まり

昨日のNY市場で発表されたカナダの10月GDPが0.0%と予想の0.2%を下回ったことでカナダドルは下落。しかし、前日から上昇に転じた原油価格はこの日も上昇。NY原油在庫が予想外に減少。また、OPECが2020年、2040年の原油見通しを下方修正したものの、楽観的な見方を示したことを好感。カナダドルは再び上昇に転じた。
しかし、原油価格の上昇は一時的なものとみるところが大半で、それに合わせるようにカナダドルも再び下落するとみる。
前日の高値87円42銭を上抜くことが出来ればフィボナッチ比率61.8%戻しの87円70銭が次のレジスタンスになる。
反対に、上抜けに失敗すれば再び今年の安値を探る展開が予想される。
カナダ円予想レンジ:87円70銭(61.8%)~86円90銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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