ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2016-01

[米ドル円]底値固め

(米ドル円2時間足)

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東京時間に発表された中国GDPが予想を下回ったことで一時売りが強まったドル円も、その後じりじりと回復。中国当局への金融政策期待からリスクオフの動きが後退。欧州市場では118円台に乗せるなど、一時の極端な悲観論は後退したようにみえる。
連休明けとなったNY市場では原油価格の下落が止まらず、株価下落に併せドル円は117円32銭まで下落した。しかし、東京市場で付けた安値117円24銭には届かず、クロス円などの下支えなどから117円ミドルに押し戻されて終了。
2時間足チャートでボリンジャーバンドは横這いから徐々に上昇に向かい始めている。
年初から続いている下降トレンドラインを明確に超えていくようであれば50%戻しとなる118円ミドル付近も視野に入る。
昨日の東京時間に付けた安値を下回らないようであれば買いを入れてみたい。

ドル円予想レンジ:118円60銭(50%)~117円30銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]カーニー総裁発言で上昇目途消える

(ポンド円時間足)

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東京市場でポンド円は上昇。
日経平均の上昇や中国金融当局への政策期待からリスクオンの動きが強まり、167円から169円台へ2円余りの上昇となった。
ロンドン時間に発表された英国12月コアPPIが+0.1%と予想の-0.1%を上回ったが、その後のカーニー総裁発言待ちとなり反応薄となった。
そのカーニー総裁の発言でポンド円の上昇期待は一気に後退、下落に転じた。
総裁の「今はまだ利上げ時期ではない」「世界経済は弱く、英国成長は減速」「英国のインフレはより長期に渡って低いままだろう」との発言でポンドは一気に下落。これまで利上げに対して前向きな発言を繰り返していただけに市場の失望売りを誘った。ポンド円は169円から166円34銭まで2円70銭近い下落幅となった。
ただ、前日に付けた最安値の166円18銭を前に辛うじて下げ止まっている。
短期的なポンドのショートポジションが積み上がっているためと思われ、一旦は買い戻しが入りやすい状況となっている。
しかし、総裁発言により利上げ期待は後退したことで上値は限定的となった。
166円18銭から166円を割り込むようであれば次の大台となる165円を目指す展開とみる。

ポンド円予想レンジ:167円70銭(50%)~165円00銭

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[豪ドル円]中国政策期待で買い戻されたものの

(豪ドル円2時間足)


東京時間に発表された中国10-12月期GDPが6.8%と予想の6.9%を下回った。年ベースでみても6.9%と25年ぶりに7%を下回った。発表後豪ドル円は81円から80円20銭付近まで下落。しかし、市場では中国金融当局の政策期待が高まり買い戻しの動きが強まり、欧州市場で82円台まで上昇。
連休明けとなったNY市場では買いが先行して始まったものの、その後原油価格が28ドル台に下落。リスク回避の円買いや資源国通貨売りが強まり豪ドル円は81円台に再び押し戻されて終了。
結果的に下降トレンドラインを超えられずに押し戻された。
中国懸念は一先ず後退しても原油価格の下落が止まらず、豪ドルの上値は依然として重い。
今日の中国株式市場が前日に引き続き上昇して終わり、NY株式市場も底堅い動きを見せるようであれば一先ず下げ止まりとみる。
ただし、積極的な買いを入れるにはまだ時間が必要だ。

豪ドル円予想レンジ:82円15銭(前日高値)~80円80銭(50%)

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[全般]中国と連休明けNY市場の動向に注目

昨日は米国が祝日で休場という事もあり目立った大きな動きはなかったものの、中国株式市場が堅調な地合いとなりリスクオンが強まった。
週明け東京市場では先週末のNY株式市場下落の流れを受け継ぎ、日経平均株価も軟調なスタートとなった。一時は昨年安値を下回る500円近い下げとなったものの、ドル円は底堅い動きで推移。株価下落を見込んだ円買いが先行していたこともあり、ドル円のショートが積み上がっていた模様。また、この日は人民元基準値を元高に設定したこともあり、市場に安心感が広がった。
欧州市場でも買われ過ぎた反動による円売りが強まるなど、NY市場が休場という事もあり、短期的なポジション調整の動きが目立った。

今日は中国の10-12月GDPや12月小売売上高、鉱工業生産といった重要指標の発表がある。市場の混乱が拡大する中で、政府が意図的に良い数字を出す可能性もあるとの見方もあり、基準値設定も含め中国株価が反発する可能性が高い。
アジア市場ではリスクオフの動きによる円買い戻しが強まるとみることが出来る。

連休明けNY市場にも注目したい。
先週末のNY株式市場は大幅安となったが、中国株式市場が上昇して引けるようであれば反発で始まる可能性が高い。
反対に、それでも下げ止まらないようであれば市場の失望感が高まり、リスクオフによる円買いが強まることになる。
今日の中国とNY市場の動きは今週の流れを見極める上でも重要な日になりそうだ。

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[米ドル円]過度な円買いの反動

(米ドル円4時間足)

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週明け早朝のシドニー市場でドル円は下落してスタート。先週末のNY市場ではリスクオフの円買いが進み、昨年8月以来の安値116円51銭まで下落。再度そのレベルを試そうとする動きも見られたが、116円65銭付近で反発に転じた。日経平均株価が一時500円近く下落したにもかかわらず、ドル円は底堅い動きを示した。中国株式市場が小反発したことで安心感が広がったことがドル円を押し上げた。
ロンドン市場が始まるとポンド円の纏まった買いが入りドル円はこの日の高値となる117円45銭まで上昇。その後高値圏でのもみ合いが続き引けている。
今年に入り主要通貨の中で最も買われた円の反動とみる。昨年8月のチャイナショック後の安値となる116円付近を意識し過ぎたことで短期的にドル円ショートが積み上がっていたようだ。
今日発表される中国の重要指標結果などから中国株価が上昇して引ければ、連休明けNY市場でもリスクオンの動きで始まる可能性が高い。
今日は一段のドル円上昇が期待できそうだ。
ただ、リスクは依然として燻ぶる中で、戻り高値の重さが確認されるようであれば再び116円を試す展開となる。

ドル円予想レンジ:118円00銭(38.2%)~116円90銭

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[ポンド円]戻り売りを狙う

(ポンド円時間足)

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週明けシドニー市場ではドル円の下落に併せてポンド売りも散見。ポンド円は昨年来の安値を更新する166円10銭まで下落して始まった。
その後は売られ過ぎからの反動もあり167円ミドルまで上昇。一旦は押し戻されたものの、ロンドン勢が入ると再び上昇。纏まったポンド円の買いが入ると、東京市場で付けた高値を超えて168円16銭まで上昇。シドニー市場の安値から2円余り上昇するなど、主要通貨の中で最も元気の良い動きを示した。
ポンド円は主要通貨のクロス円の中で最も下落幅が大きく、ポジションも大分ショートに偏っていると見ることが出来る。中国株価が上昇し、市場に楽観的なセンチメントが広がればもう一段のショートカバーが期待できそうだ。
きっかけとして、明日のロンドン時間に発表される英12月雇用統計が注目される。

ポンド円予想レンジ:168円40銭(50%)~166円70銭

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[豪ドル円]中国経済指標と原油価格動向に注目

(豪ドル円2時間足)


週明けの中国市場では人民元の基準値を元高に設定。また、中国政府はオフショアで人民元業務を行う金融機関に対し預金準備率を適用すると発表。市場は人民元安阻止に新たな措置を施したことにも好感。中国株価が堅調な動きとなり豪ドル円は安値から1円50銭近く上昇。
その後はNY休場の中でじり安となったものの、早朝の薄商いの中で昨年来安値を更新したことで目先の底値を付けた感もある。

今日の中国GDPなどの重要指標が予想を上回るようであれば、更に安心感が広がり、豪ドル買い円売りの動きが強まる要因となる。
目先は昨日の高値81円25銭からフィボナッチ50%戻しとなる81円50銭を超えられるかがポイントになる。
このレベルを超えたとしても82円付近はフィボナッチ61.8%戻しでもあり下降トレンドラインが上値を抑えることから、一旦は売りを出しておきたい。

豪ドル円予想レンジ:81円50銭(50%)~80円30銭(先週終値)

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[全般]中国株と原油安止まらず、弱気相場継続

先週末の上海市場では株価が再び下落。上海総合指数は節目の3000を大きく割り込んで引けた。また、NY原油が再び下落し29ドル台で引けるなど、原油安と中国株価の下落が止まらず引けた。
下げ止まらない中国株や原油価格下落を背景に、今週も弱気ムードが漂う中でのスタートとなりそうだ。
今回の中国株価下落に始まった世界同時株安や、原油価格の下落により最も大きく上昇した最強通貨が円になる。その他の主要通貨に対してはドル買いが進んでいる。一方、資源国通貨は原油価格下落によりほぼすべての通貨に対し下落するなど最弱通貨となった。その中で殆どもみ合い状態になっているのがユーロで、安定した動きとなっている。
リスク回避が進む中で、資金は資源国通貨を売って円を買うといった流れが明確に進んでいる。
先週は一旦流れに歯止めが掛かるかと思われたが、市場の不安心理は収まらず、今週もこれらの流れが継続するとみてよいだろう。
今週はECB理事会やカナダ中銀の政策会合が開かれ、不安定な相場の中でクロス取引でも波乱含みの展開が予想される。
サウジに次ぐ原油埋蔵量を持つカナダにとって原油価格の下落は大きな痛手となるだけに、カナダドル売りが加速する可能性が高い。そうなれば円高の流れを更に強めることになる。
一方、今回のECB理事会では追加緩和は見送られる見通しで、ユーロの買い戻しが強まればドル売りと円売り要因ともなる。

今週19日に中国GDPや小売売上高、そして鉱工業生産などの重要な指標発表を控える。
中国株式市場の弱気ムードが漂う中で、悪材料には敏感に反応しやすい状況に変わりはない。ただ、予想を上回るようであれば、市場のセンチメントを変える可能性も残る。

今週は米国経済指標や決算発表による株式市場の動向にも注目が集まる。
中国不安を抑制するためには米国経済の強さが必要なだけに、予想を下回る結果となれば悲観的なムードが更に拡大しやすい。一方で、強気の指標や決算結果となれば、余りに悲観的に偏り過ぎた反動にも注意しておきたい。
弱気モードは簡単には解消されるものではないが、相場は一つの方向に偏り過ぎた時が終わりに近いとみることもできる。

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[米ドル円]クロス円の下落が重石

(米ドル円日足)

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世界同時株安が進む中で安全通貨の円は買われやすい状況が続いている。
更に、原油価格の下落により資源国通貨によるクロス円の下落が大きく進み、これがドル円の下押し要因ともなっている。特に、カナダドル円やポンド円の下げ幅は大きく、円買いの動きを加速させている。
先週のドル円は、一旦117円前半を固めて上昇に転じたかと思われたが、結果的に116円台に突入して引けてきた。期待が失望に変わっただけに下落リスクは更に高まったとみる。
原油価格も1バレル30ドルを割り込むなど、クロス円の底値が依然として見えてこない。
先週は黒田総裁が「現時点で追加緩和をする考えはない」と発言するなど、円高を止める手段が見えてこない。
8月のチャイナショック後の安値116円付近を再度試しに行かないと収まりそうにない状況に陥っている。
いずれにしても、一旦はドル円の下値を試しに行くことになるが、115円台は流石に売られ過ぎの感もあり、下げ止まるだろう。

今週のドル円予想レンジ:118円60銭(50%)~115円85銭(15年安値)

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[ユーロ米ドル]クロス綱引きでもみ合い継続

(ユーロ米ドル4時間足)

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先週公開された12月ECB議事要旨の中ではハト派的な内容となったが、ドラギ総裁の指導力の低下もみられた。
先月追加緩和を決定したばかりということで、今週のECB理事会で政策は見送られることになるだろう。ただ、追加緩和姿勢継続の流れに変化はなく、ドラギ総裁が更なる追加緩和策の可能性を示唆することは間違いない。
ユーロは中国懸念や原油価格の下落などにより、ユーロクロスの取引が活発化している。特に、カナダドルやポンド、豪ドルといった資源国通貨に対しユーロ買いの動きが強まっている。そのため、追加緩和の可能性が示されたとしても下値は限定的となるだろう。
ユーロドルは昨年のクリスマス休暇前から下落トレンドが継続。
一方で、今年に入り1.0710ドルを安値に下値が切り上がるなど、三角保ち合いが収束に向かっている。
今週のECBで追加緩和見送りによるユーロ買いが強まったとしても、昨年12月の高値1.10ドルミドルまでが限界とみる。レンジ相場は続いており、上値が抑えられたところでは売りを出しておきたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1050~1.0840(61.8%)

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[豪ドル円]底値見えず不安感拡大

(豪ドル円4時間足)

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(豪ドル円月足)

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中国発の世界同時株安や原油の下落により、豪ドル売り円買いの動きが更に進んでいる。
先週は一旦下げ止まりをみせた中国株式市場が再び下落。日米株式市場の下落幅が更に拡大するなど、リスクオフによる円買いが止まらない。また、原油価格も1バレル29ドル台で引けるなど、資源国通貨売りを加速させた。
今週19日には中国12月小売売上高や鉱工業生産、そして10-12月期GDPの発表を控える。既に市場の期待は薄く、悪材料に敏感になっている。当局の追加対策にも限界があり、豪ドル売りの流れを止めるのは難しい。
底値が見えてこないだけに、投資家の不安感は拡大するばかりだ。

テクニカル的にみると80円付近は月足で50%戻しのレベルであり、過去の高安やもみ合いがみられる節目のレベルでもある。
先週の終値ベースでみると、辛うじて80円に乗せて引けている。
今週の終値ベースでもこのレベルをキープできるようであれば、下落の波は一先ず収まったとみることが出来る。ただ、下落の流れは続いており、このような状況下での逆張りは禁物だ。
79円を割り込み下落継続となれば、75円付近まで次の強いサポートはみられない。

今週の豪ドル円予想レンジ:81円50銭(4時間足50%)~79円00銭

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[全般]乱高下は方向転換の兆し

前日大幅下落となったNY市場では株式市場が三指数ともに上昇に転じるなど、連日激しい動きが続いている。
昨日の日経平均株価は前日のNY株式市場が大幅安となった動きを継いで一時700円超の下げとなった。これを受け、リスク回避の円買いが強まったが中国株価が当局の資金供給や基準値を元高に誘導するなどの対策が功を奏し上昇。ドル円も下げ止まった。
また、前日大幅安となったNY株式市場も中国株価上昇や米金融大手の好調な決算を好感し上昇に転じたことで、円が全面安の展開となった。下落が続いた原油価格が上昇に転じたことも安心感を与えた。
連日強気と弱気のセンチメントが変わるなど、ここにきて日替わりメニュー的な動きが目立ち始めるなど、乱高下は方向転換の兆しとみることが出来るかもしれない。
中国株式市場や原油価格の下落に対する懸念は依然として残るものの、市場は次第に悪材料に慣れ始めているようにみえる。
最終的にこれらの不安感を払しょくするには米国経済の力強さに頼るしかない。
先週末に発表された米雇用統計の結果を見ると米国の底力は残っているとみてよいだろう。
今後の米経済指標や企業決算の結果を一つ一つ見極めた上で市場の自信は徐々に取り戻すことになりそうだ。
今日のNY時間に発表される米12月小売売上や鉱工業生産、そして1月NY連銀製造業景気指数などに注目が集まる。これらの結果から、NY株式市場が連日の上昇となれば来週に希望が広がる。

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[米ドル円]下落からもみ合い、そして

(米ドル円2時間足)

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前日のNY株式市場の下落を引き継ぎ日経平均株価も大幅下落となりリスク回避の動きが強まった。一時株価が700円超下落となりドル円は117円30銭付近まで下落。しかし、中国株価の下落が止まり上昇に転じたことからドル円は118円台に上昇。その後は日経平均先物の下落に伴い再び117円40銭付近まで押し戻された。
ところが、前日大幅安となったNY株式市場はマイナスから一転して上昇。JPモルガンなどの好調な企業決算や、原油価格が上昇したことなどから市場のセンチメントは好転。リスク回避の動きが後退しドル円は再び118円台に乗せてNY市場を引けている。
今日の日経平均株価はNYに引きつられて上昇するとみられ、ドル円ももう一段の上値を試しに行くとみる。
先週末の米雇用統計発表後の高値118円70銭台が次のレジスタンスとして意識される。
ただ、市場のセンチメントは変わりやすく、乱高下はまだ継続。
今日のNY市場では株価次第で再び押し戻される可能性もあり注意したい。

ドル円予想レンジ:118円60銭(50%)~117円50銭

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[ユーロ米ドル]ドラギマジックも色あせ

(ユーロ米ドル4時間足)

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東京市場でユーロドルは日経株価の下落などからのユーロ円の売りに押され上値の重い展開で推移。しかし、欧州市場が始まると一気に上昇に転じた。BOE政策会合やECB理事会議事要旨の公開を前にユーロポンドのポジション調整と思われる巻き戻しなどがユーロを押し上げた。
その後公開されたECB議事要旨では「資産買入れ額の増額を検討した」「数名のメンバーは更なる緩和策や、預金金利引き下げに賛成」との発表でユーロは下落。12月会合では失望買いが進んだだけに、その反動の売りとみられる。
ただ、「数名は12月の行動は必要ないと指摘」との発表もあり、ECB内での不協和音も聞かれるなど今後の政策に疑問が残るもので、ユーロドルは1.0880ドル付近で下げ止まった。
欧州株式市場が軒並み下落する中でNY株式市場が上昇に転じたことでドルは上昇。ユーロの下げ足は加速し、欧州市場で付けた安値1.0855ドルを下抜けると1.0835ドルまで下落した。

昨年12月のECB理事会後に上昇したユーロドルはその後下落基調を続けている(4時間足チャート参照)が、直近では上昇トレンドに入り、三角保ち合い的な動きになっている。目先はこの下降トレンドラインがレジスタンスとして意識され、ここから再び下落に転じるとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.0910~1.0810(61.8%)

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[豪ドル円]中国株価下げ止まりと雇用状況改善で

(豪ドル円2時間足)

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日経平均株価が大幅下落で始まり豪ドル円は上値の重い展開で始まった。しかし、中国人民銀行が短期資本市場で資金供給を実施。この日の人民元基準値も前日から元高に設定されたことなどから中国株価は上昇。豪ドルも徐々に買い戻しが強まった。
欧州市場に入りユーロの対ポンドや豪ドルに対しての纏まった買いが入り、豪ドル円は81円28銭まで下落。しかし、日中に付けた安値81円17銭には届かずに反発。
一方、NY市場では原油価格が上昇したことや、NY株式市場では株価三指数ともに大幅上昇したことで豪ドル円は82円ミドル付近まで1円余り上昇して引けている。
結局81円を割り込まずに反発したことで、次に83円ミドルを上抜けるようであれば目先ダブルボトムが形成される。それには今日の中国とNY株式市場の上昇が続くかがカギになる。
ただし、原油価格の下落や中国株式市場の不安定な動きは終わっていないことから、上値も限定される。

豪ドル円予想レンジ:83円60銭(38.2%)~82円00銭

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[全般]日替わりメニュー

昨日の日経平均株価は今年に入り始めての大幅上昇となったことからリスクオンの円安が進んだ。
前日にNY株式市場が上昇したことから久しぶりに日経平均株価も上昇。また、昨日発表された中国12月貿易収支も好調な輸出に支えられ黒字額が予想を上回った。人民元基準値も前日終値よりも元高に設定されたことも安心感を呼んだ。
一方、上海株は冴えない動きとなり節目の3000を下回るなど、依然として不安定な動きがみられるものの、久しぶりに楽観的なムードが広がった。

しかし、NY株式市場は三指数ともに前日の上昇から一転して大幅安となるなど、リスク回避の動きが再び強まった。
依然として不安定な動きは続いているものの、年初からの大混乱も徐々に収まりつつあるようにみえる。
日経平均株価の上昇や人民元の下げ止まりなどはそのサインと受け止めることが出来そうだ。
市場のセンチメントは日替わりメニューのように変わりやすく、今日は昨日のNY市場の影響を受け、リスクオフの動きが先行して始まりそうだ。
ただ、NY市場と東京市場の動きに温度差もあり、明日はリスクオンの動きで始まる可能性が高い。
昨日発表された米地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、多くの地区で経済が拡大していることが分かった。特に、雇用環境の改善がみられるなど、最終的に米国経済の力強さが市場の混乱を収めるカギとなる。

原油安や中国株の下落、そして中東情勢の混乱は依然として継続していることから簡単にはリスクオンになりにくい。しかし、一方的な悲観論もそろそろ終わりに近づいているようにみえる。

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[米ドル円]保ち合い上に放れても失速

(米ドル円時間足)

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日経平均株価が今年初の上昇となり市場のリスク回避の動きが後退。ドル円は三角保ち合いの上限となる118円を上抜け118円37銭まで上昇。先週末発表された米雇用統計後の高値118円80銭付近を超えるようであれば市場の悲観的なセンチメントを変える可能性もあった。しかし、中国株価が下落したことで上値も抑えられた。
NY市場に入ると株式市場が三指数ともに大きく下落したことで、再びリスク回避の円買いの動きが強まった。また、米長期金利の低下によるドル安も重なり、ドル円は117円70銭付近まで押し戻され、そのまま安値引けとなった。
保ち合いの上抜けで上昇が期待されたが、その後失速したことで寧ろ失望感が勝る結果となった。
前回の安値117円30銭付近手前で下げ止まるようであれば、上値を試す可能性が残る。

ドル円予想レンジ:118円10銭~117円30銭(61.8%)

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[ポンド円]下落継続の中でのBOE会合

(ポンド円時間足)

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東京時間に発表された中国貿易収支が予想を上回る黒字拡大でリスクオンによりポンド円は上昇。前日のNY市場で169円割れを回避したことで、下値不安が後退していたと思われる。また、下降トレンドラインを上抜いたことも強気の要因とみられる。
欧州市場にかけても強気の動きは変わらず171円25銭まで上昇。その後は利食い売りに押される場面も見られた。
NY市場ではロンドンフィキシングに向けた買いが入り171円付近まで上昇したが、その後再び下落。北海原油が一時節目の1バレル30ドルを割り込んだことで売りが加速し、169円ミドル付近の安値引けとなった。
結果的に下降トレンドラインを一時的にブレイクしたものの、再びラインの下で引けたことで下落リスクは継続。
今日はBOE金融政策発表で原油価格の下落や中国不安などが指摘されるようであれば、強いサポートである169円割れも現実味を帯びる。

ポンド円予想レンジ:170円80銭(38.2%)~168円00銭

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[豪ドル円]上値の重さ確認

(豪ドル円時間足)


中国がこの日の人民元基準値を前日よりも元高に設定したことで豪ドルは上昇。また、その後発表された中国12月貿易収支は予想を上回る黒字額となり、日経平均株価も大幅高となったことで豪ドル円の買いが進んだ。
豪ドル円は短期の三角保ち合いの上限82円ミドルを上抜け83円ミドル付近まで上昇。しかし、NY市場でユーロ豪ドルの買いが強まり再び豪ドルは下落。
また、NY株式市場が下落したことでリスク回避の円買いも重なり豪ドル円は下落。東京市場に付けた安値82円10銭を下回ったところで損切りも巻き込み81円後半での安値引けとなった。

今日は豪州の失業率が発表されるが、地合い的には下落リスクが燻ぶる。
日本が祝日となった11日に付けた安値80円88銭を割り込むようであれば、次は80円の大台が意識される。
もし、予想を上回ったとしても原油安などの下落に歯止めは見られず、上値は限定的とみる。

豪ドル円予想レンジ:82円20銭~80円90銭

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[全般]原油価格に振り回され

原油価格がNY市場で一時1バレル30ドルの節目を割り込んだことで株式市場も下落するなど、原油価格の動向に振り回される一日となった。
東京市場は比較的落ち着いた動きとなった。前日大幅安となった上海総合指数が下げ止まり、小幅高で終了したことで市場には安心感が広がった。しかし、日経平均株価の下落は止まらず、この日も500円近く下落するなど、相対的にリスク回避の円買いが進んだ。
欧州市場では、それまで堅調に推移していたユーロが急落。ポンドもこの日発表された経済指標が予想を下回ったことで売られるなど、結果としてドルの買い戻しが強まった。
NY市場では株価が三指数ともに上昇して始まるとドル円も118円台に乗せる場面も見られた。中国株が下げ止まったことを好感した模様。
しかし、原油価格が一時節目の30ドルを割り込んだことで株式市場も押し戻されるなど、原油価格の動向に注目が集まった。結果的に安全な米債券が買われ、米金利低下に伴うドル売りが強まった。

<原油下落の影響>
原油価格の下落は産油国の資産を取り崩すことになり、それが株式などのリスク資産の売りに繋がる。また、物価の下押し圧力となるためFRBの利上げペースを遅くするとの見方からドル売り材料にもなりかねない。原油の下落が続けば米エネルギー関連企業の多くが今年から来年にかけて倒産するとの見方もある。
中国株の急落が原油の需要を低下させる要因となっている。
中国市場が落ち着いたとしても、産油国の減産は見込めず、供給サイドによる原油価格の下落圧力は続くとみられる。
結果として、安全通貨の円が買われ、資源国通貨が売られやすい状況が続いている。

しかし、昨日のNY株式市場を見ると引けにかけて買いが再び強まるなど、徐々に不安感も後退し始めているようにもみえる。
時間の経過とともに市場は不安感に慣れ始めるもので、何かのきっかけ次第では反転する可能性もある。
チャンスを見逃さないようにしたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]短期の保ち合いが収束

(米ドル円時間足)

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東京市場が始まりドル円は一時118円台に乗せたものの、日経平均株価の下落とともに押し戻された。一方、中国株が下げ止まったものの市場の不安心理が燻ぶる中でドル円は117円23銭まで押し戻された。その後はNY株価や日経平均の先物が上昇したことでドル円は再び118円台を試す展開となった。しかし、原油価格が一時30ドルを割り込んだことで円買いの動きが強まりドル円は117円40銭まで押し戻された。
短期的には118円の天井に対し、下値が徐々に切り上がるなど上昇三角形型の三角保ち合いができ始めている。この保ち合いが収束し、天井となる118円を上に放れるか注目。もし、今回上に抜けないようであれば上値の重さを確認したことで、反対に117円割れを再度試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ:118円60銭(50%)~117円20銭

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[ポンド円]原油安で下げ止まらず

(ポンド円時間足)

GBP_JPY_20160113_jikanashi.jpg

東京市場では日経平均株価が大幅下落となり、ポンド円もリスク回避の動きから上値の重い展開が続いた。
ロンドン市場に向けて買い戻しが強まり、一旦は171円台に乗せる場面も見られた、しかし、その後発表された英国11月の鉱工業生産指数と製造業生産指数がそれぞれ予想を下回ったことから再びポンド売りが加速。NY時間には前日に付けた安値169円30銭を下回る169円17銭まで下落した。
しかし、その後NY株式市場が三指数ともに大きく上昇したことから170円台まで反発して引けている。短期的には169円前半でダブルボトムを形成する可能性もあり、下げ止まる兆しもある。しかし、原油価格が一時1バレル30ドルを割り込むなど、ここにきて再び下落圧力が強まり始めている。結果的に戻しがあっても一時的なもので、下降トレンドは継続するとみた方がよさそうだ。
今日も原油価格の下落が止まらないようであれば再度169円割れを試す展開が予想される。

ポンド円予想レンジ:171円30銭(50%)~168円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル円]中国貿易収支結果次第

(豪ドル円日足)


(豪ドル円2時間足)

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東京市場では日経平均株価が大幅安となり豪ドル円は82円60銭を高値に81円40銭まで下落した。しかし、欧州市場ではユーロオージーの纏まった売りが出たことで豪ドルは対円でも上昇。NY市場でも株式市場が三指数ともに上昇したことで豪ドル円はこの日の高値となる82円75銭を付けた。その後は原油価格の下落が強まり押し戻されている。
この日は中国株が下げ止まったこともあり、一旦は豪ドルの下落圧力が弱まっている。
日足チャートで見ると、ボリンジャーバンドの下限を上回って終了。
売られ過ぎ買い過ぎを示すストキャスティクスも%Kと%Dが底値から上昇に転じ、クロスするなど、上昇に転じた可能性がある。
今日発表の中国12月貿易収支が予想を上回るようであれば、一旦は買いを入れてみたい。

豪ドル円予想レンジ:83円70銭(38.2%)~81円40銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]中国先行き不透明感からリスク回避継続

週明けシドニー市場でドル円は117円を割り込んで始まるなど、東京市場が休場の中で円高の勢いが強まった。
先週末に発表された米12月雇用統計は予想を大きく上回ったが、結果的に株価の下落が止まらずリスクオフの動きが継続。中国景気減速懸念による不安感を、堅調な米国経済が支えてくれるとの期待が外れた格好だ。
その中国株式市場は昨日も大きく下落。
中国政府は大株主の売却規制を緩和したものの、資金の流出を抑えることはできずに5%余り下落。中国の先行き不透明感の拡大は欧米の株式市場にも波及し全面安となった。
また、NY市場で原油価格が一時1バレル30ドル台に下落。この動きも市場の不安感を拡大させた。中国の景気減速が原油の需要低下に繋がるとの見方が背景にある。
結果的に中国発により各市場の混乱を引き起こしていることは間違いない。
しかし、昨年8月のチャイナショックの時と同様に、市場の不安感は高まる一方で、それを回避させようとする動きが強まることになる。
この動きを鎮めるには中国の元安と株安を抑えることが不可欠であり、更なる対策が打ち出される可能性が高い。
昨日のNYダウの動きを見ても、引けにかけて上昇に転じるなど、市場が変わりやすいことを示している。
暫く市場はリスクに対して過敏に反応しやすいことから、荒っぽい動きは続く。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]NY株価反転引けで

(米ドル円時間足)

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週明けシドニー市場でドル円はいきなり117円を割り込み116円70銭付近まで下落して始まった。
東京市場が成人の日で休場となるなど市場が薄商いの中、先週の安値となる117円30銭付近の損切りを巻き込んだ模様。
注目の中国株式市場はこの日も下落で始まった。
大株主の売却規制も効果は見られず、政府系資金の下支えもなかったことが失望売りを招いたようだ。リスク回避の動きは依然として根強いものの、その後は窓埋めの買い戻しが入った。
欧州市場ではユーロが下落して始まったことでドル買い円売りが先行。
また、豪ドル円やポンド円といったこれまで売られ過ぎていた資源国通貨に対するクロス円の買いも散見。ドル円は安値から117円後半まで上昇。
NY市場では一時118円台に乗せたものの、原油価格が下落したことで再びクロス円の売りが強まりドル円も117円20銭まで下落。
その後NYダウがプラスに転じたことで再び117円後半まで上昇するなど、荒っぽい動きが続いている。
今日も中国株式市場の動向に注目が集まるものの、目先ドル円は売られ過ぎからの反動が出やすい。
昨日のNYダウが上昇に転じたことで休み明け東京市場はリスク回避の動きが後退し、118円を試す展開が予想される。
ただ、不安感が払しょくされたわけではなく、上値も限定的とみる。

ドル円予想レンジ:118円20銭(38.2%)~117円20銭

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[ポンド米ドル]売られ過ぎの反動も

(ポンド米ドル2時間足)

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先週末の米雇用統計発表後にポンドは対ドルで5年6か月ぶりの安値1.45ドル直前まで下落。
週明けシドニー市場では東京市場が休場となり薄商いの中で1.4495ドルまで下落した。
欧州市場ではユーロが売り先行で始まったことでポンドも対ユーロで上昇に転じ、1.46ドル台に浮上した。
NY市場では原油価格が一時30ドル台に下落したことでポンドドルも1.45ドル前半まで下落するなど、ポンド売りの流れに歯止めが掛からない。
今日は11月英国鉱工業生産と製造業生産指数が発表される。また、カーニーBOE総裁の講演もNY時間に行われる。
昨年のクリスマス以降殆ど戻しらしい戻しがなく下落が続いており、短期的な反発のきっかけになるか注目したい。

ポンドドル予想レンジ:1.4660~1.4440

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[豪ドル円]原油価格の下落と中国不安も目先出尽くし感

(豪ドル円2時間足)


週明けシドニー市場ではドル円が大きく下落して始まったことで豪ドル円も81円75銭付近の損切りを巻き込み80円88銭まで下落。流動性が低く、ほとんど出会いのない中で下落したことでその後は窓埋めの動きが強まった。
欧州市場に入るとユーロ売りが強まり対豪ドルでも下落。豪ドル円の買い戻しの動きが加速し83円を付けるなど、安値から2円余りの上昇となった。
NY市場では原油価格が下落したことで81円ミドルまで押し戻されたものの、引けにかけて上昇に転じている。NYダウが反発したことが要因とみられ、リスクオンによる買いも散見された。
中国の先行き不透明感や原油安など豪ドルにとっては年明けからネガティブ材料が続いたが、大分出尽くした感もみられる。
不安感は払しょくされたわけではないが、売られ過ぎの反動も見え始めている。
ただし、83円70銭から88円を上抜け出来ないようであれば再び80円付近を試す展開とみる。

豪ドル円予想レンジ:83円70銭(38.2%)~81円50銭

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[全般]中国発世界経済先行き懸念、払しょくできず

先週は年初から中国株価が急落し、世界的な同時株安を引き起こした。その他にも悪材料が重なる中で米雇用統計は予想を上回る結果となった。しかし、それでも世界経済への先行き不安が払しょくできずに円高が進んでいる。
週末のアジア市場は上海株が大きく反発。前日に株価の下落の要因の一つとなったサーキットブレーカーを暫定的に停止することを決定。また、資金流出につながった元安を止めるために基準値を元高に設定したことを好感。前日までに漂っていた悲観的なムードがこれで一先ず後退。ドル円も安値から1円余り上昇するなどリスクオフの動きが後退。
市場のセンチメントがやや改善したところで米国雇用統計を迎えることとなった。
発表された米12月雇用統計は非農業部門雇用者数が+29.2万人と予想の+20万人を大きく上回り、11月と10月も同時に上方修正された。これを受けドルは円やその他の主要通貨に対し上昇。しかし、既に円安が進んでいたこともあり上値も限定的となった。
最終的にNY株式市場の下落に歯止めはかからず、3指数ともに大幅下落となったことで再びリスクオフの動きで引けている。
米国経済の回復が示されたものの、それは12月までのものであり今年に入り拡大した不安材料を含まない。この混乱が今後も継続するようであれば、市場はFRBが3月利上げ実施を見送るとの見方が広がる。
しかし、今のところドル売りの動きはそれ程見られず、主に安全通貨としての円買いが進んでいる。
特に、原油価格の下落が更に進んだことで資源国通貨に対する円買いの動きが止まらない。
中国発の世界的株安の流れを食い止めるには、最終的に中国株価下落を食い止めることが優先される。
先週末に反発した中国株価が今週も継続するようであれば、市場の不安感は一先ず後退する。そして、米国経済へと視点が移り始めることになれば先週の雇用統計結果が再度見直されることになるとみる。

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[米ドル円]下落懸念継続

(米ドル円週足)

USD_JPY_20160111_syuuashi.jpg

(米ドル円時間足)


先週末の東京市場では中国株が反発したことから、不安感が後退しドル円も上昇に転じた。
年初から中国株価急落で始まり、リスク回避の円高が続いた後だけに大きく反発。117円前半から118円ミドル付近まで上昇し、そのまま米雇用統計を迎えた。
発表された米12月雇用統計も雇用者数が予想を大きく上回ったことでドルは全面高。ドル円も118円80銭付近まで上昇したが、既にショートカバーが入った後だけに上昇幅は限られた。
NY株式市場も発表後は上昇したものの、その後下落。米国債にも買いが入り長期金利が低下するなど、雇用改善も市場の不安感を払しょくするまでには至らなかった。
結果、ドル円は再び東京で付けた今年最安値となる117円32銭まで下落して引けてきた。
結局、上値の重さを確認したことでドル円の下落リスクは寧ろ強まったと言えそうだ。
週足チャートの一目均衡表の雲に突入し、長い陰線のローソク足が伸びてしまっている。
昨年8月のチャイナショック後に付けた116円付近を試しに行く展開が予想される。
中国株価の下落が止まるようであれば、寧ろ買い場のチャンスとみる。

今週のドル円予想レンジ:118円80銭~116円00銭

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[ユーロ米ドル]転換を暗示するトンボ

(ユーロ米ドル日足)

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今年に入り、ユーロドルは1.09ドル前半から200ポイント下落し、最後は再び1.09ドル台まで買い戻されるなど往って来いで終了。
最初はユーロ債や利払いの償還などのユーロ買いも散見。また、原油価格が再び下落したことで資源国通貨などに対しユーロは全面高となった。
先週の米雇用統計発表後に1.08ドル付近まで押し戻されたものの反発するなど底堅い動きを示している。
日足のローソク足を見ると転換を暗示する「トンボ」が現れたことで、昨年後半から始まった下落トレンドを上抜ける可能性が高まった。また、ボリンジャーバンドの下限から放れ、中心線を終値ベースで上回っていることも強気サインとみることが出来る。
ただ、1.1ドルから1.1ドルミドルを上抜け出来ないと再び下落圧力が増し、1.05ドル台を目指す展開に戻りかねない。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1120(61.8%)~1.0700

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